いろいろと注目して観戦した7試合
本日は、GAORAとG+の両方で、生中継の試合があったので、
どちらを見るか、迷われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
僕は幸いにも(?)、今、G+を見られない環境にいるので、
迷わず、ニューオリンズ・セインツ対グリーンベイ・パッカーズの試合を見ました。
まあ、ニューイングランド・ペイトリオッツ対アトランタ・ファルコンズの試合は、
NHKのBS1でも、放映されますしね。
というわけで、いつもどおり、生中継を観戦しながら、
その他の試合を「Play-by-Play」観戦したのですが、
ペイトリオッツ対ファルコンズの試合だけは、まだ内容・結果を知りません。
(頑張って、知らないようにしています)
いや、正確に言うと、「どちらが先制点を取ったか」だけは、知っちゃったんですが。
生中継中の、画面右上に表示される「他の試合のスコア」によって・・・。
いやぁ、ここは、いつも、見ないようにするのが大変なのですが、
(画面右上に焦点を合わせないように頑張ってます)
今日はなぜか、いつも以上にチラチラと見えてしまって、本当に大変でした。
生中継で見た試合以外は、「接戦の末、悔しい結果に」というものが多く、
また今週も悶絶だらけ。
あと1本・・・あと1本が・・・。
シカゴ・ベアーズも、そんな中の1チームですが、
そういえば、先日、ベアーズのKダグ・ブライエンが怪我のため、
急遽、タイラー・ジョーンズとプラクティス・スクワッド契約を結んだ、
ということを書きましたが、週末近くになって、
ロビー・ゴウルドという新人キッカーと、ロースター契約を結んでました。
・・・ジョーンズの立場は、いったい・・・。
そのゴウルドが、今日の試合に出場していて、
44ヤードのフィールドゴールに成功したあと、
48ヤードのフィールドゴールに失敗。
まあ、デビュー戦としては、悪くない成績ではないでしょうか。
キッカーといえば、先週、ジェフ・フィッシャーヘッドコーチの心象を、
著しく悪くしていた(と思われる)テネシー・タイタンズのロブ・ビロナスですが、
今日は、なんと、52ヤードのフィールドゴールに成功。
実は、ビロナスが50ヤード以上のフィールドゴールに挑戦することって、
初めてだったんですよね。
試合の流れもあったのでしょうが、よく挑戦させてもらえたなぁ。
第2クォーター終了間際には、明らかに「無理を承知」で、
58ヤード(!)のフィールドゴールに挑戦していたりしてますし、
(これは、結局反則で、プレー自体が無効になりましたが)
その後、49ヤードのフィールドゴールも成功させています。
これで、先週の「悪印象」は、完全に払拭できたでしょうかね。
で、このタイタンズの対戦相手はヒューストン・テキサンズだったわけですが、
お願いします、誰か、QBデイヴィッド・カーを守ってやってください・・・。
今日も、反則で無効になったものも含め、8回もサックを受けるという苦行。
これじゃあ、試合になりませんよ、ホント。
映像を見ていないのでなんとも言えませんが、
もちろん、カー自身の責任もあるのでしょうが、
大部分は、オフェンスラインに責任があるはず。
チームを立て直すどうこうの前に、まず、オフェンスラインをなんとかして、
カーにパスを投げる時間を与えないと。
テキサンズの・・・というより、カーの今後が、非常に心配です。
それにしても、ベアーズといいテキサンズといい、
せっかくタッチダウンしたのに、それを反則でふいにしてしまっては、
勝てるものも勝てません。
見ていても、一番悔しいところなんですよね、こういう場面って。
頑張ってもらいたいです。
さて、生中継のセインツ対パッカーズ。
パッカーズを応援して見ていた者としては、非常に楽しい試合でした。
CBアル・ハリスの1つ目のインターセプトのとき、
ちょうど画面が、引いた状態(遠望)だったのですが、
セインツQBアーロン・ブルックスが投げた瞬間に、
「あ、インターセプトするぞ」と思えたのは、なかなか良かったです。
試合を現地で観戦していれば、そういうこともあるのですが、
テレビ観戦だと、アップが多いので、なかなか無いですから。
それにしても、パッカーズQBブレット・ファーヴのパスは、
非常に鋭くて、ホント、見ていて気持ちが良いですね。
よく「豪腕」と称されるファーヴですが、
その言葉のイメージよりも、もうちょっとシャープな感じ。
最後は、「ハッピーバースデー」ソングまで歌われて、(結構、ジーンとしました)
「ファーヴの誕生日パーティー」のような試合でしたね。
36歳の誕生日、おめでとうございます。
セインツは、「良いときと悪いときの差が激しい不安定なチーム」と、
解説で言われていましたが、
キッカーのジョン・カーニーが、まさしくそれを体現しているような感じで。
「先週4本のフィールドゴールを成功させているカーニーが、今日は2本も失敗」、
と言われるところですが、実は、先週も32ヤードの、
比較的短いフィールドゴールを外していたりしますし、
第2週では、29ヤードのフィールドゴールを外しています。
なんか不安定だなぁ、と思っていたので、
今日の2本連続失敗は、案の定、という感じでした。
まあ、両方とも43ヤードと、今日は比較的長めではありましたが。
ところで、「今週はオフェンスラインに注目しよう」と思っているので、
この試合でも、オフェンスラインに注目して見ていました。
特に「ランブロック」を重点的に。
先週までの状態で、各選手の「ランブロッキングポイント」を見てみると、
まず、パッカーズのオフェンスライン陣は、
- LT チャド・クリフトン(8)
- LG エイドリアン・クレム(-46)
- C マイク・フラナガン(-56)
- RG ウィリアム・ウィティッカー(-38)
- RT マーク・トーシャー(16)
と、こんな感じになってました。
これを見て、
「真ん中のランは出ないけど、左右のサイドライン方向へのランは出るのかな。
あと、左よりは、右の方がやや出そう」
というようなイメージを持って見ていました。
対するセインツのオフェンスライン陣は、
- LT ウェイン・ギャンディ(-18)
- LG ケンディル・ジェイコックス(22)
- C レチャールズ・ベントリー(20)
- RG ジャメイン・メイベリー(2)
- RT ジャモール・ブラウン(32)
こんな感じだったので、
「真ん中のランが結構出るな。左側のサイドライン方向へ走ったら出ないだろう」
というようなイメージ。
で、実際の試合なのですが、結構、その通りになっていたように思います。
両チームとも、ランは右寄りが出ていて、
セインツは真ん中のランも出る、といったような。
もちろん、試合はパッカーズの大勝でしたから、
パッカーズの方が、ランも多く出ているのは当たり前ですが、
それでも、パッカーズの真ん中のランは、
あまり出ていなかったのではないでしょうか。
パッカーズは、エースランニングバックのアーマン・グリーンが欠場で、
また、今日のスターターだったRBナジェイ・ダヴェンポートも、
途中、怪我で交代することになってしまったのですが、
ランニングバックが誰であろうとも、割と、傾向は変わらなかったように思います。
こうやってみていくと、やっぱりオフェンスラインの力ってのは重要なんだな、
というように改めて感じます。
昨日書きましたように、マンデーナイトでの、
サンディエゴ・チャージャーズのオフェンスラインが注目なのですが、
この後、GAORAで放映される、
フィラデルフィア・イーグルス対ダラス・カウボーイズの試合や、
NHKのBS1で放映されるペイトリオッツ対ファルコンズの試合でも、
オフェンスラインのイメージを持って、試合を見てみたいと思います。
簡単に今のところのイメージを書くと、
ペイトリオッツは「右側サイドラインに向かったランは出る」、
イーグルスとカウボーイズとファルコンズは、なぜか共通していて、
「左のランは出るけど、右のランは出ない」、
という感じです。
特にファルコンズは、LTケヴィン・シャファーとLGマット・レアーの間めがけて、
ランニングバックが走ってきたら、まず「出る」と考えても良いそうです。
試合を観戦するのに、「新しい注目ポイント」が出来て、ちょっと嬉しいです。
楽しみ、楽しみ。