昨日の感想の続き



毎週、現地時間の日曜13時(東部標準時)から始まる試合は、
GAORAで生中継をやっている場合はそれを見ながら、
その他の試合を「NFL.com」で観戦しています。
(ただし、月曜の夜にNHKBS1で放映される試合は除く)


ただ、「NFL.com」には、「GameCenter : Game Stats」というところで、
リアルタイムに試合状況を表示してくれるページがあるのですが、
1試合観戦する場合には適していても、
どうも複数試合を観戦するのには適していないので、(プレシーズンに試しました)
「Play-by-Play」のページで観戦するようにしています。


このページも、「Game Stats」に比べると、若干遅れはありますが、
ほぼリアルタイムで更新されています。


見方としては、例えば、昨日だと、
アトランタ・ファルコンズニューオリンズ・セインツの試合を、
最初から1プレー1プレーを順番に見ていったら、
第1クォーターの途中で終わっていたので、
次に、カロライナ・パンサーズデトロイト・ライオンズの試合を、
最初から1プレー1プレー順番に見ていって、
やっぱり途中で終わっているので、次は・・・。


・・・というように、順番に見ていって、
一通り、見終わったら、最初に戻って、
ファルコンズ対セインツの、さっきの続きを見て、
パンサーズ対ライオンズの、さっきの続きを見て・・・、
・・・というように観戦しています。


状況把握が大変なので、多少工夫が必要ですが、(メモするとか)
「Game Stats」のように、1プレーごとに情報が途切れるのではなく、
試合の流れを感じることが出来ますので、なかなかオススメです。
もし生観戦している方がいらっしゃいましたら、是非お試しいただければ。


で、まあ、昨日もそんな風に見ていたわけなんですけども、
「うわぁ、オーバータイム(延長戦)突入だよ」、
「ええっ、同点タッチダウン!? こっちも!?」、
「こっちも接戦になってきた。まさかまさか・・・」という感じで、
どの試合も長い長い。


昨日書いたように、フィールドゴールブロックも多かったですが、
インターセプトファンブルも多い多い。
一喜一憂して見ていたら、本気で疲れてしまいました。


まあ、全部を振り返ってもしょうがないので、
特に印象に残っていることを振り返りたいと思います。


まず、昨日「ああ、ロスリスバーガー・・・」と書いた件。


ピッツバーグ・スティーラーズは、
やはり、QBベン・ロスリスバーガーが怪我で欠場し、
代わりにQBトミー・マドックスが出場していました。


そのマドックスが、第1クォーターだけで、2つのインターセプト
その後、タッチダウンパスなど、多少良いところも見せますが、
基本的には、「ここぞ」というところでパスが成功せず。


で、同点で迎えた第4クォーター終了間際に、
相手チームのジャクソンビル・ジャガーズが、
30ヤードライン近くまで攻め込んできたときには、
「ああ、フィールドゴールで終了か」とガックリしていたのですが、
そこをCBブライアント・マクファデンインターセプトで切り抜け、
「よし、これなら!」と思って、オーバータイムを迎えたわけです。


しかも、オーバータイム開始のキックオフリターンで、
WRクインシー・モーガンが見事なリターンを見せ、
いきなり敵陣26ヤード地点からオフェンス開始。
もう、勝ったも同然です。


恐らく、3プレーランをして、ちょっとでも前に近づけてから、
フィールドゴールをキックする作戦だったのでしょう。
Kジェフ・リードは、46ヤードのフィールドゴールを外していますし)


その3プレー目で、マドックスが、なんとファンブル
相手にボールを押さえられて、ターンオーバー。
・・・目前まで迫っていた勝利が・・・。


しかししかし、そこはスティーラーズの誇る、鉄壁のディフェンス。
ジャガーズ側の反則もあり、19ヤード地点まで押し込めて、
パントを蹴らせることに成功します。


さあ、改めてスティーラーズのオフェンス。
・・・という、その2プレー目。


マドックスの投げたボールは、ジャガーズCBラシーン・マシスの手に・・・。
そのまま41ヤードリターンタッチダウン
試合終了。


・・・いや、すいません。
マドックスは別に嫌いじゃないです。(むしろ、好きなタイプ)
そして、マドックスも怪我をしていて、万全な状態ではなかったとは思います。


ただ、ロスリスバーガーの能力が「素晴らしい」と思っている者としては、
やはり昨年からのスティーラーズの「強さ」は、
鉄壁のディフェンスと安定したランオフェンスがあるから、だけではなく、
ロスリスバーガーがいてこそなんだなぁ、と改めて認識した次第です。


ああ、ロスリスバーガー、早く戻ってきておくれ・・・。


次に、「ええっ、デローム・・・!!」の件。


いや、もう、パンサーズ対ライオンズの試合は、
パンサーズQBジェイク・デロームの「オンステージ」状態でした。


試合開始から、長短のパスを小気味良く決め、
ファンブルなどがあったため、多少時間はかかりましたが、
第1クォーター終了間際に、タッチダウンパス。


こりゃあ、今日のデロームは調子いいなぁ、と見ていました。


もちろん、前にも書きましたが、
デロームの「調子良い」は「調子悪い」と表裏一体。
多少、何かあるかもしれないな、とは思っていましたが・・・。


第2クォーター開始早々に、いきなりやってしまいました。
インターセプトリターンタッチダウン
・・・帳消しです。


しかししかし、そこは、「表裏一体」のデローム
なんと、次のオフェンスの1プレー目に、
80ヤードの超ロングタッチダウンパス。
素晴らしいです。


・・・と、胸をスカッとさせておいて、
次のオフェンスのときに、またインターセプトリターンタッチダウン・・・。


この時点で14対14。
なんか、デローム1人で試合が動いているような感じでした。


その後は一進一退ながら、ライオンズに2本のフィールドゴールを決められ、
6点差で、第4クォーター残り時間3分少々の、最後のオフェンスに。
「今日のデロームなら、一発決めてくれるはず!」と願いながら見ていました。


自陣21ヤード地点からの1プレー目は、11ヤードのパス成功。
次のプレーは、デロームが走って5ヤード獲得。
しかも、相手の反則でさらに15ヤード前進。
そして、次の6ヤードパスも成功。
いい感じ、いい感じ。


・・・と、あれ? ちょっと待て。
C.Weinke pass to R.Gardner to DET 42 for 6 yards」?
C.Weinke」って誰よ・・・。


と思って、1つ前のプレー内容をよく見てみると、
CAR-J.Delhomme was injured during the play」・・・。
ええっ、デローム、怪我!?


どうやら、走った後のタックルで怪我をしたようで、
相手の反則というのも、それに伴ったものだったわけです。


うわぁ、こんないい場面でデロームがいなくなるなんて、
もうダメだぁ・・・。
と思いきや、これが、代わりに出てきたQBクリス・ウェインキーが、
なかなかどうして、良い出来で。


僕は知らなかったのですが、実はウェインキーって、
2001年のシーズンでは、パンサーズのスターターQBだったんですね。


で、そのウェインキーが、7本中5本のパスを成功させたりして、
最後は、残り時間30秒強で3ヤードのタッチダウンパス。
逆転。
お見事でした。


その後のキックオフリターンで43ヤードも走られたのには、
非常に肝を冷やしましたが、ディフェンスが頑張って、シャットアウト
良かったです。


さて、気になるのは、デロームの怪我の具合。
ひどくないといいのですが・・・。


パンサーズという「チーム」も応援していますが、
何より、「ジェイク・デローム」という選手を応援しているので、
何事も無く、戻ってきてもらいたいものです。


さて、最後に「おお、コルテス・・・」の件。


ニューヨーク・ジャイアンツダラス・カウボーイズの試合は、
これまた、他の試合と同様に、一進一退の様相。


ジャイアンツが2本のフィールドゴールで、まずリードしましたが、
その後、カウボーイズタッチダウンを奪い返し、6対7と逆転。


そんな中での、第2クォーター終了間際。


敵陣41ヤード地点から始まった、カウボーイズのオフェンスは、
10ヤードのパスを通して、31ヤード地点まで進み、残り時間7秒。
フィールドゴール挑戦となります。


登場したのは、もちろん、Kホセ・コルテス
ああ、これは失敗しそうな感じがプンプンと・・・。


・・・と思っていたら、失敗どころか、ブロックされてしまいました。
そう、昨日の「フィールドゴールブロック4本」のうちの1つです。


まあ、49ヤードの距離でしたからね。
成功させられない距離ではないですが、
コーチ陣としては「無理を承知」の面もあったと思うので、
そんなに責められる場面ではないでしょう。


第4クォーターに入って、2本のフィールドゴールを成功させていますしね。
これなら、キッカーの働きとしては、まあ上々というところで。


しかし、6対7から2本のフィールドゴールでは、
6対13にしかならず、タッチダウン1本で追いつける差。


残り時間52秒から始まった、ジャイアンツ最後のオフェンスで、
なんと、ジャイアンツQBイーライ・マニングが、
28ヤードと24ヤードのパスを立て続けに成功し、土壇場で同点に。


・・・もう、そんなに、同時にいろいろなドラマが起こらなくても・・・。


そして、オーバータイム。
最初のカウボーイズのオフェンスで、ポンポンとパスが決まり、
あれよあれよと、フィールドゴール圏内に。


そして、45ヤードのフィールドゴール挑戦。
「確実」とは言いがたい、ただ、出来るなら決めてもらいたい。
そんな微妙な距離。


しかし、「キッカー紹介」のときに書きましたが、
コルテスは、サンフランシスコ・49ers時代の2002年、
オーバータイムでフィールドゴールに失敗し、
(それだけが原因ではないですが)その約1週間後に解雇されている、
・・・という、嫌な思い出があります。


その「悪夢」を払拭できるかどうか、が今年のポイントの1つ。
そんな場面がやってきたわけです。


払拭できるか・・・。
それとも、同じことが繰り返されるのか・・・。


コルテスのキックは・・・見事成功!!


いやぁ、ドキドキしました。
本当に良かったです。


これで、「悪夢」は払拭できたでしょうかねぇ。
今後は、さらに頑張ってもらいたいものです。


それにしても、先々週のワシントン・レッドスキンズKニック・ノヴァクといい、
今回のコルテスといい、「1回失敗して最後に決勝フィールドゴール」という、
やや、「自作自演」(というと言葉が悪いですが)気味の活躍。


ニューイングランド・ペイトリオッツKアダム・ヴィナティエリ殿、
「おいしいところを持っていくキッカー」の後継者は、続々と育ってますよ。
・・・何度も書いているように、決してコルテスは若くないですが。


以上、昨日の「ああ・・・」「ええっ・・・!!」「おお・・・」でした。