週間オフェンスラインMVP(第9週)



今週も、「オフェンスラインスタッツ」を用いた、
「週間オフェンスラインMVP」を掲載したいと思います。


まず、第9週の「ベストオフェンスライン選手」は以下の通り。

  選手名 ラン パス 反則 オフェンスライン
ポイント
LT リアンダー・ジョーダン
チャージャーズ
24 10 0 34
LG エリック・スタインバック
ベンガルズ
34 2.5 0 36.5
C ジェフ・サタデイ
(コルツ)
42 9.5 0 51.5
RG ジェイク・スコット
(コルツ)
32 9.5 0 41.5
RT ライアン・ディーム
(コルツ)
16 19 0 35



ニューイングランド・ペイトリオッツを大量得点で撃破した、
インディアナポリス・コルツから3人選出です。


真ん中から右のランが出ていたこともよく分かりますが、
パスプロテクションも完璧でしたね。


というわけで、今週の「週間オフェンスラインMVP」は、
好調コルツオフェンスラインの中心、センタージェフ・サタデイです。


サタデイは、1998年に、ドラフト外でボルチモア・レイヴンズに入団。
しかし、7月に解雇されて、その年は終わってしまいます。


翌年、コルツと契約したサタデイは、その年13試合に出場し、
そのうち2試合がスターター出場。
ドラフト外選手ながら、非常に早期から活躍できていた、ということですね。


そして、翌年、2000年からは、ずっとスターターの座を守り続け、
QBペイトン・マニング率いるハイパワーオフェンスの屋台骨として、
存在感を示し続けています。


2003年には、フリーエージェントとなりますが、
なったその日のうちに6年契約に合意。


いかに、サタデイがコルツにとって必要不可欠と思われているか、
ということを表しているエピソードのように思います。


開幕からここまで、絶好調のコルツ。
今年こそはスーパーボウルを、とサタデイも意気込んでいることでしょう。


今後の、大舞台での活躍に期待したいですね。


さて、第9週時点での「オフェンスラインベスト10」は、以下の通り。

  選手名 ラン パス 反則 オフェンスライン
ポイント
1位 RT ライアン・ディーム
(コルツ)
90 78 -21 147
2位 C リッチ・ブレアム
ベンガルズ
116 36 -7 145
3位 LG エリック・スタインバック
ベンガルズ
102 38.5 -35 105.5
4位 LG スティーヴ・マッキニー
テキサンズ
152 -43 -7 102
5位 RG クリス・ヴィラリアル
(ビルズ)
112 -12 0 100
6位 RG コウジー・コウルマン
(ブラウンズ)
106 1 -14 93
7位 LT マット・ラプシス
ブロンコス
94 12 -14 92
8位 C ジェフ・サタデイ
(コルツ)
54 39 -7 86
9位 RG モントレイ・ホーランド
(セインツ)
80 2 0 82
10位 C ジェフ・フェイン
(ブラウンズ)
94 1 -14 81



コルツのサタデイTライアン・ディーム
それから、シンシナティ・ベンガルズGエリック・スタインバックと、
今週の「ベストオフェンスライン選手」のうち3人がベスト10入り。


逆に言えば、実力者3人が、今週の「ベストオフェンスライン選手」だった、
ということにもなりますね。


ディームは、先週に引き続き1位をキープ。
同じく、2位も先週より引き続きベンガルズCリッチ・ブレアムで、
オフェンスラインポイント」を見ても、この2人が他を引き離しています。


このまま、この2人の争いとなるのでしょうか。


あと、4位に、オフェンスラインが不調の最大の原因とも言われている、
ヒューストン・テキサンズから、Gスティーヴ・マッキニーが入っています。


ベテランとして、孤軍奮闘している、という感じがします。


実は、先週の試合で、テキサンズCドリュー・ホジドンが負傷。
そして、インジャリーリザーブ入りとなってしまいました。


そのため、今週末からは、マッキニーセンターを務めることになるかもしれません。


元々、マッキニーセンターとしての経験が豊富ですから、
これを機に、オフェンスライン建て直しとなるかどうか。


ちなみにテキサンズは、今週末、コルツと対戦しますが、
マッキニーは、1998年のコルツのドラフト4巡指名選手
つまり、古巣との対戦、というわけです。


ちょっと注目して見てみたいですね。