利き腕の違うクォーターバックの弊害?
ちょうど今、「サンクスギビングデーゲーム」が行われている頃ではありますが、
第11週の話題を。
タンパベイ・バッカニアーズ対アトランタ・ファルコンズの試合を、
NHKのBS1で見ました。
この試合の内容・結果は、既に知っていたのですが、
「Play-by-Play」で観戦したときに気になっていたのが、
ファルコンズQBマット・シュアブがサックを受けてボールをファンブルし、
バッカニアーズ選手がエンドゾーン内で押さえてタッチダウン、
・・・というプレーが、いったいどういう状況で起こったのか、ということ。
直前までQBマイケル・ヴィックが出ていたのに、
突然シュアブが出てきて、そんなことになったのは、
驚いたというより、唖然としたといいますか。
まあ、ヴィックの場合には、スクランブルに出て怪我をしてしまう、
ということが多いので、そういう感じかとは思いましたが。
実際見てみると、普通にサックを受けて脚を痛める、という形で、
ちょっと想像していたものとは違いましたが、
まあ、概ね状況としては、合っていました。
シュアブのサックは、「Play-by-Play」で見たときには、
「あちゃー、やっちゃった」というように思いましたが、
これは、実際見てみると、シュアブが悪いわけではないですね。
ファルコンズ左タックルのケヴィン・シャファーが簡単に抜かれてしまって、
ブラインドサイドからあっという間に接近されてしまったため、
シュアブは、何もすることが出来なかったのでした。
ちょうど最近、「クォーターバックの利き腕」について話題にしましたが、
この試合は、ヴィックも、バッカニアーズQBクリス・シムズも、
どちらも左利きという、ちょっと珍しい対決でした。
で、ヴィックの「ブラインドサイド」は右側ですから、
恐らく、オフェンスラインも右側を強化してあると思うのですが、
突然、右利きのシュアブに替わって、ブラインドサイドが左側になったため、
相手ディフェンスとしても攻めやすかったんじゃないかなぁ、と、
そんなふうに想像しています。
利き腕の違うクォーターバックをスターターと控えで持つのは、
もしかしたら、あまり良くない組み合わせなのかもしれないなぁ、
と思った、そんな出来事でした。
あと、この試合の中継で注目していたのは、
バッカニアーズのRBキャデラック・ウィリアムズ。
・・・といっても、選手の活躍とかではなく。
NHKは安易に「ブランド名」とか出さないようにしていると思っていたので、
どういうふうに対応するのか、ちょっと気になっていたのですが、
「キャデラック・ウィリアムズ」とか、「愛称がキャデラックです」とか、
何も気にする様子も無く、あっさりと言ってましたね。
そんなことを気にしていたのは、今は昔の話か・・・。
そんな感想の試合でした。
そういえば、来年の殿堂入りのノミネート者が、
25人の「セミファイナリスト」に絞られましたね。
(正確には、2人の「シニアファイナリスト」が他にいますが)
元ダラス・カウボーイズのQBトロイ・エイクマンとか、
昨年亡くなったDEレジー・ホワイトとか、
まあ、なんというか、妥当な人選となりました。
さすがに、ポール・タグリアブーコミッショナーとか、
「NFL Films」のセイボル親子とか、
そんな「サプライズ」はありませんでしたねぇ。
そうそう、「左利きクォーターバック」の1人、
ケン・ステイブラーも残っていたりします。
今後は、来年1月半ばに、ここから13人に絞られ、
「シニアファイナリスト」の2人を加えて、
15人のファイナリストが出揃う、という流れになっています。
こういうのを予想するのもなんですが、
とりあえず、エイクマンとホワイト、
そして、「シニアファイナリスト」のジョン・マッデンあたりは、
殿堂入り当確かなぁ、というように思っています。
あとは誰でしょう。
元カウボーイズのWRマイケル・アーヴィンが、エイクマンと同時に殿堂入り、
とかは、話題性として、ありそうな感じですかね。
あと、パンターのレイ・ガイとか、
調べてみると結構すごい選手だったみたいなので、
パンター初の殿堂入り、ってのにも、ちょっと期待してみたいです。