第12週終了時点のパワーランキング



では、今週も、各テレビ局の「パワーランキング」にちょっと触れておきます。


・・・というような出だしで、毎週触れていますが、
細かいことはだいぶ前に説明したきりだったので、改めてちょっとだけ説明を。


パワーランキング」とは、「チームの強さランキング」のようなもので、
様々なメディアなどで発表されています。


大体、成績に応じた順番になっていますが、細かく見ていくと、
「あのチームよりこのチームの方が強いはず」というのは、
見方によってまちまちなので、
ちょっとずつ、ずれていたりして、それを見るのも面白いです。


ここでは、アメリカでNFLの中継を放映している各テレビ局、すなわち、
CBS」「ESPN」「FOX」が、
それぞれのホームページで発表しているものを平均してみて、
前週からどれくらい変わっているか、を見ていっています。
(ちなみに、マンデーナイトゲームを放映している「ABC」は、
 「ESPN」と同系列なので、独自のパワーランキングは無いです)


まあ、シーズン序盤は、評価が定まらない中での、
いわば各社の勝手な評価だったのですが、
最近は、評価が定まってきているので、
あんまり大きな動きもないんですけどね。


というわけで、今週、大きく順位が変わったチームを見ていきますと。


まず、マイアミ・ドルフィンズが先週平均25位強から平均21位にアップ。


負けて負けて負けて勝って、負けて負けて負けて勝って、という感じで、
お世辞にも良い成績とは言えないドルフィンズですが、
それにしては、あんまり評価が下がってないですね。
「まだまだ今後に期待が持てる」ということでしょうか。


上位陣では、カンザスシティ・チーフスが、
先週平均14位から平均11位弱にアップ。


プレーオフに進出できるのはAFCNFC合わせて12チームなので、
評価が「12位以内」になった、というのは、
「このチームはプレーオフに行ける」という評価とも言えそうですね。


順位が下がった方では、
ダラス・カウボーイズが先週平均6位から平均10位にダウン。
「評価上位」のデンバー・ブロンコスに接戦で敗れたにしては、
ちょっと下がり方が大きいように思います。


あと、大きく下がったのは、デトロイト・ライオンズで、
先週平均23位強から平均27位弱へ。


・・・まあ、これは、見たままというか、なんというか。


そんなところで。


さて、「週間MVPノミネート累積人数」によるランキング。


これは、その名の通りなのですが、
週間MVPのノミネート者が毎週発表されているので、
その人数を数えて累積していくだけで、
実は「パワーランキング」に近いものだったりするのでは?
・・・という、実験企画のようなものです。


 1位(37人) タンパベイ・バッカニアーズ
 2位(28人) カンザスシティ・チーフスピッツバーグ・スティーラーズ
 4位(24人) インディアナポリス・コルツ
 5位(17人) バッファロー・ビルズシカゴ・ベアーズ
        ニューヨーク・ジャイアンツ
 8位(16人) カロライナ・パンサーズデンバー・ブロンコス
        ミネソタ・ヴァイキングスニューイングランド・ペイトリオッツ
        フィラデルフィア・イーグルス


こちらのランキングでは、バッカニアーズが相変わらず独走中です。
今週も、負けているのに3人ノミネート。


明らかに、今、「選手個人への評価」と「チーム成績」が、
最もかけ離れているチームと言えるでしょうねぇ。


そのせいで、このランキングは、
パワーランキング」からかけ離れていくばかり。


やっぱり、個人の評価を、
そのままチームの評価に当てはめるのは無理があるか・・・?


とりあえず、残り5週でどうなるかに注目したいと思います。