ハイズマン賞の発表迫る!



カレッジフットボール、始めました。


・・・と、「冷やし中華、始めました」みたいな書き出しですが、
僕が大学でアメフトを始めた・・・というわけではありません。(そりゃそうだ)


以前にもちょっと書きましたが、アメリカのカレッジフットボールは、
数年後のNFLに直結してきますので、
是非、触れられる範囲で触れたいなぁ、と思っていました。


で、シーズン終了後にドラフトに向けてちょっとずつ触れていこう、
とか考えていたのですが、たまたまカレッジのニュースを見たら、
なんともちょうど良い話題があったので、今日から取り上げることにします。


ちなみに、僕の「カレッジ習熟度」(?)は、結構低いです。
数年前から、折に触れニュースは見ていましたが、
大学名もほとんど出てこない程度の知識しかありません。


この日記に書きながら、ちょっとずつ勉強していきたいと思いますので、
たまに変なことを書いても、大目に見てください。


さて、NFLはレギュラーシーズンが佳境に入っていますが、
カレッジは、先日、一足先にレギュラーシーズンが終了しました。


ポストシーズンゲームである「ボウルゲーム」の対戦カードも決まり、
再来週から年始にかけての、最後の「お祭り」に入っていくところです。


で、NFLでもそうなのですが、レギュラーシーズンが終了しますと、
そのシーズンのいろいろな賞が発表されることになります。


そして、カレッジ界最高の賞といえば、「ハイズマン賞」。


一昨年の受賞者のQBジェイソン・ホワイトが引退したり、
3年前の受賞者であるシンシナティ・ベンガルズQBカーソン・パーマーが、
今年は絶好調だったりと、この日記でも、折に付け触れておりました。


そのハイズマン賞の発表(兼、授賞式)が、
現地時間の明後日12月10日に迫ってきまして、
一昨日、そのファイナリストが発表されました。


ここで昨年のファイナリストに触れておくと、得票数の多かった順に、

という5人で、見事ライナートが受賞したのでした。


ちなみに、「エイドリアン・ピーターソン」という選手は、
シカゴ・ベアーズランニングバックに同姓同名の人がいますが、
当然、別人です。
・・・よりによって同じポジションなので、ちょっと混乱しますが。


昨年のことに、もう少し触れておくと、
そのピーターソンは、1年生としては初めて、
「得票数2位」となった選手になりました。


ということは、もちろん、1年生でハイズマン賞を受賞した選手は、
いまだかつていない、ということでもありますが、
当然、1年生からこれだけの活躍を見せれば、
来年こそはハイズマン賞、と期待されておりました。


得票数3位のホワイトは、先ほどもちょっと触れましたが、
一昨年のハイズマン賞受賞者。


史上2人目の「2年連続受賞」はなりませんでしたが、
それでも、ファイナリストとなっただけでも素晴らしいものがあります。


その後、怪我などが災いして結局ドラフト指名されず、
カンザスシティ・チーフスのテストを受けて落とされてしまったり、
テネシー・タイタンズに入団するも、
最終的には、怪我で思うようにプレーできず引退を決意した、
・・・というのは、以前、この日記でも触れたとおりです。


改めて、惜しいことだと思う次第。


得票数4位のスミスは、今年のドラフト全体1位指名で、
サンフランシスコ・49ersに入団しましたので、お馴染みですね。


昨年3年生だったわけですが、NFLには「アーリーエントリー」という制度があり、
3年生でも条件を満たせばドラフト指名を受けることが出来ます。
スミスはそれを利用したわけですね。


では、同じ3年生だったライナートはどうしたかというと、
こちらは、「アーリーエントリー」を選択せず、
もう1年、大学でプレーすることを選んだのでした。


このことについては、当時、賛否両論いろいろありましたが、
その結果や如何に、というところです。


得票数5位のブッシュライナートと同じUSCですが、
2年生ですので当然、今年も残ってプレーしています。


さて、前置きが長くなりましたが、
今年のハイズマン賞のファイナリストは、以下のとおり。



ライナートブッシュが、昨年に引き続き素晴らしい活躍で、
USCをレギュラーシーズン無敗に導き、2年連続のエントリー。


ライナートの「もう1年大学でプレーする」という選択が、
間違いではなかったと証明されたところかもしれません。


一方、昨年「史上初めて1年生で得票数2位」となったピーターソンは、
今年は本人も活躍できず、チーム成績も低迷。
残念ながら、今年は候補にも挙がりませんでした。


とはいえ、まだ2年生。
来年の「復活」が期待される選手ではあります。


さて、もう1人のファイナリストのヤング率いるテキサス大も無敗で、
この無敗の2チームが、今年の「全米王座決定戦」である、
ローズボウル」で来年1月4日に対戦しますが、この話は、また後日に。


というわけで、3人に絞られた「ハイズマン賞レース」ですが、
昨年がそうであったように、ここ6年は常に4・5人がファイナリストだったそうで、
3人という少人数はちょっと異例なのですが、
それだけ今年は、この3人の活躍が顕著だった、ということなのでしょう。


ちなみに、巷の予想では、ブッシュがダントツのようで、
まあ、十中八九、ブッシュになるんじゃないか、との評判です。


個人的心情としては、ライナートの「心意気」を評価して、
2年連続受賞させてやりたいところなんですけどね。


とにもかくにも、発表は明後日。


楽しみに待ちたいと思います。