週間オフェンスラインMVP(第13週)
さて、今週も、「オフェンスラインスタッツ」を用いた、
「週間オフェンスラインMVP」を掲載したいと思います。
まず、第13週の「ベストオフェンスライン選手」は以下の通り。
選手名 | ラン | パス | 反則 | オフェンスライン ポイント |
|
---|---|---|---|---|---|
LT | ウィリー・ロウフ (チーフス) |
20 | 9 | 0 | 29 |
LG | クリス・ディールマン (チャージャーズ) |
44 | 2.5 | 0 | 46.5 |
C | ラス・ホクスタイン (ペイトリオッツ) |
36 | 5.5 | 0 | 41.5 |
RG | マイク・ゴフ (チャージャーズ) |
36 | 2.5 | 0 | 38.5 |
RT | ジョーダン・グロス (パンサーズ) |
20 | 8 | 0 | 28 |
今週は、サンディエゴ・チャージャーズから両ガードが名前を連ねています。
オークランド・レイダーズとの試合は、GAORAで放映されたものを見ましたが、
解説でもオフェンスラインを褒められていましたね。
そして、今週の「週間オフェンスラインMVP」は、
その1人、チャージャーズGクリス・ディールマンです。
たびたび書いていますが、ディールマンは、
今、オフェンスライン選手の中で、僕がイチオシの選手。
ここで紹介できるのは、嬉しいですねぇ。
前にも、軽く略歴を紹介しましたが、ここで改めて。
ディールマンは、2003年にドラフト外でチャージャーズに入団。
8月になって、一旦解雇され、9月にプラクティス・スクワッド入りしています。
その後、10月になって、怪我人が出たためか、ロースター登録され、
この年は、6試合に出場を果たします。
翌年、2004年は、15試合に出場。
ただし、スターターとしての出場はありません。
そして今年。
第2週に、スターターだったGトニウ・フォノーティが負傷し、
第3週から念願のスターターとなったディールマンは、
ここで活躍を見せ、首脳陣の信頼を得ます。
そして、そのままスターターの座に居座り、
フォノーティがミネソタ・ヴァイキングスにトレードされた、
というあたりは、以前にこの日記で取り上げているとおりです。
オフェンスライン選手は、他のポジションと比べて、
大学時代の実績が、そのまま通用するようなイメージがあり、
ドラフトでも、上位指名されて、そのまま活躍するケースをよく見かけます。
そんな中で、ドラフト2巡指名されたフォノーティを押しのけて、
ドラフト外入団のディールマンが活躍するというのは、
何か、見ていて嬉しいものがあります。
是非、このまま活躍を続け、NFLを代表するオフェンスライン選手に、
なっていってもらいたいものです。
期待しています。
さて、第13週時点での「オフェンスラインベスト10」は、以下の通り。
選手名 | ラン | パス | 反則 | オフェンスライン ポイント |
|
---|---|---|---|---|---|
1位 | RT ライアン・ディーム (コルツ) |
126 | 106 | -28 | 204 |
2位 | C リッチ・ブレアム (ベンガルズ) |
124 | 44.5 | -7 | 161.5 |
3位 | LT マット・ラプシス (ブロンコス) |
142 | 26 | -14 | 154 |
4位 | RG モントレイ・ホーランド (セインツ) |
146 | 5 | -7 | 144 |
5位 | LG エリック・スタインバック (ベンガルズ) |
130 | 47.5 | -42 | 135.5 |
5位 | LG クリス・ディールマン (チャージャーズ) |
134 | 29.5 | -28 | 135.5 |
7位 | LT タリック・グレン (コルツ) |
90 | 106 | -77 | 119 |
8位 | RG コウジー・コウルマン (ブラウンズ) |
134 | 3 | -21 | 116 |
9位 | C スティーヴ・マッキニー (テキサンズ) |
176 | -43.5 | -21 | 111.5 |
10位 | LG ベン・ハミルトン (ブロンコス) |
124 | 13 | -35 | 102 |
インディアナポリス・コルツのTライアン・ディームが、1位返り咲きです。
うーん、やっぱり強い。
シンシナティ・ベンガルズのCリッチ・ブレアムは、値が落ちてしまっていますが、
先週ここに書きましたように、相手はピッツバーグ・スティーラーズディフェンス。
先週、ディームが2位に転落したのも、
同様にスティーラーズ戦の結果からだったのですが、試合に勝ちながらも、
決してオフェンスラインとしてはディフェンスに勝ちきれなかった、
ということになるのでしょう。
「やっぱり、スティーラーズのディフェンスは強いんだなぁ」、
と実感してしまいました。
先週、ベスト10圏外にいて、今週ベスト10に入ったのは、
「週間オフェンスラインMVP」のディールマンと、
コルツのTタリック・グレンと、テキサンズのCスティーヴ・マッキニー。
3人とも、急にベスト10に入ってきたわけではなく、
以前はベスト10に名前を連ねていた面々なので、
やはり、このあたりが「地力」ということになるのでしょうかね。
あと、密かに、ニューオリンズ・セインツのGモントレイ・ホーランドが、
4位にまで上がってきています。(先週7位)
テキサンズほどではないにせよ、チームが不調な中ですから、
マッキニー同様、孤軍奮闘という感じなんでしょうかねぇ。
今後に注目していきたいところです。