いざ、スーパーボウルへ!
カンファレンスチャンピオンシップが終わりました。
AFCのピッツバーグ・スティーラーズも、NFCのシアトル・シーホークスも、
「完勝」と言っても良いのではないでしょうか。
カンファレンスチャンピオンシップは、意外と点差がつくことが多いようで、
終わってみれば、今シーズンも案の定、ということでしょうか。
ディビジョナルプレーオフでターンオーバーを奪いまくっていたデンバー・ブロンコスは、
この試合ではターンオーバーを奪いまくられて敗退。
強いディフェンスと、たまに爆発するオフェンスで、
勝ち上がってきたカロライナ・パンサーズは、
この試合ではどちらも不発で敗退。
1試合で、全く別チームのように変わってしまうのも、
プレーオフの怖さでしょうかねぇ。
ディフェンスが機能した2チームが勝った、ということも当然言えますが、
「ミーハー」的に見れば、昨日紹介した新聞(一般紙)の記事どおり、
「クォーターバックが鍵」だったのではないでしょうか。
大爆発したスティーラーズQBベン・ロスリスバーガー。
成長した姿はどこへやらのブロンコスQBジェイク・プラマー。
・・・で、スティーラーズの勝ち。
大不発のパンサーズQBジェイク・デローム。
いつもどおり調子良かったシーホークスQBマット・ハセルベック。
・・・で、シーホークスの勝ち。
あ、どっちも「ジェイク」がダメだったんだ・・・。
あと、パンサーズの敗戦の原因は、
ランが全く出なかった、ということもありますけどね。
まあ、これは、第3ランニングバックまでいなくなってしまっては、
致し方ないところもあるのでしょうが・・・。
それにしても、今日のデロームは、「良くないデローム」でしたねぇ。
レギュラーシーズン中もたびたび書いてましたが、
デロームって、調子の良い悪いの差が、むちゃくちゃ激しいんですよね。
・・・まあ、そこがデロームの「面白さ」なのですが。
ここで「悪い」のが出てしまいました。
明らかに、見て分かるほど、投げたボールの威力が無かったですからねぇ。
インターセプトされたときは、シーホークスディフェンスが頑張ったというよりは、
「なんで、そんなとこに投げてんの?」という感じでしたし。
調子のいいときに見られるような「叫び」もなかったし。
実は、アドレナリンが出ていなかったのが敗因・・・?
とにかく、負け方が、とってもデロームらしかったです。
残念でしたが、また来シーズン、頑張ってもらいたいものです。
そして、ロスリスバーガー。
以前、ロスリスバーガーのことを評して、
「いつかアメリカを代表するスポーツ選手になるかもしれない」、
と書いたことがありましたが、思ったよりも早く、その日はやってくるかもしれません。
いや、今年のスーパーボウルでどうこう、という話ではないですよ。
たとえスーパーボウルを制しても、まだまだそんなレベルではないでしょうから。
ただ、鮮烈なデビューシーズンに続いて、
着実に成長を見せ、スーパーボウルまで進んだロスリスバーガーが、
今後、どんどん脚光を浴びていくのは、間違いないでしょう。
(昨シーズンの「脚光」は、まだ「珍しいもの見たさ」って感じでしたし)
来シーズン以降、ロスリスバーガーがどういう道を辿っていくのか、
気が早いですが、今からもう楽しみになってきます。
インディアナポリス・コルツのQBペイトン・マニングは、
昨年、「アメリカで2番目に有名なスポーツ選手」となったそうですが、
(1番目は元バスケットボール選手のマイケル・ジョーダン、
3番目はゴルフ選手のタイガー・ウッズ、だとか)
ロスリスバーガーがその位置に名を連ねる日は、そんなに遠くないかもしれませんね。
引退しても、なお輝き続けるような、(それこそ、マイケル・ジョーダンのように)
そんな選手になっていってもらいたいものです。
(マニングは嫌われる人には嫌われるタイプなので、そこまでは無理っぽいし)
・・・って、20年以上も後のことに、今から思いを馳せるのは先走りすぎか。
まずは、2週間後を楽しみに待ちたいと思います。