ヨーロッパへのアメフトの普及は諦めたの?
えー、毎日NFLヨーロッパの話題を取り上げ続けて、ついに1週間になりましたが、
別に無理に続けようとしているわけではなく、
話題が特になければ書かないつもりでおりました。
・・・が、そういうときに限って、話題が出てくるもので。
以前、NFLヨーロッパのドラフトのことを取り上げたときに、
「ピッツバーグ・スティーラーズから派遣されている選手は0人」、
と書いていたことを覚えていらっしゃいますでしょうか。
同じ「スーパーボウル出場チーム」であるシアトル・シーホークスは10人派遣してるのに、
なんか「温度差」があるなぁ、と。
で、昨日、スティーラーズが19人のフリーエージェント選手と契約し、
うち、12人がNFLヨーロッパに派遣されることが分かりました。
なるほど、派遣しないわけではなく、単に後から発表されただけなんですね。
・・・って、ドラフトの後から・・・?
うーん、いまいち仕組みがどうなっているのか分からないのですが、
このスティーラーズの選手たちの所属チームは、どうやって決められたのでしょうかねぇ。
ドラフトの時にも、中心メンバーがいつの間にやら割り当てられていた、
・・・ということがあったりしましたし、
いまいち、この「選手の配属」に関して、不透明なところが多い感じがします。
いや、「選手育成のため」ということで言えば、別に何の問題も無いと思いますが、
観客(ファン)の側から見ると、どうなんでしょうか。
例えば、アムステルダムに住んでいる人は、
一応、アムステルダム・アドミラルズを応援したりするんでしょうが、
その所属選手が、なにやらわけの分からないうちに決まっていた、
というのは、気分的にも盛り下がってしまうんではないでしようかねぇ。
「アメフトの世界的普及」ということも目的としてやっているのであれば、
例えばドラフトとかも、本家のドラフトと同じとはいかないまでも、
大々的にイベントにして、話題を作っちゃえばいいのになぁ、と思うのですが。
そんなに簡単にはいかないのかなぁ・・・?
あと、今回、ニュースを細かく追っかけていて初めて気が付いたのですが、
今行われている各チームごとのトレーニングキャンプも、
現地(ヨーロッパ)ではなく、アメリカ国内で行われているんですよね。
その方が何かと都合が良いことは分かりますが、
現地で練習して、地元ファンの人に見てもらった方が、
より愛着も湧くし、アメフトへの興味も増すのではないでしょうか。
何でそうしないんでしょう?
・・・って、もしかしたら、以前はそういうことをやっていて、
いまいち効果が無いからやめた、ということなのかもしれませんが・・・。
なんか、ドイツ国内ですら、盛り上がっていない(っぽい)という状況を見ると、
取り組み方にも問題があるんじゃないか、という気がしてきました。
もしかして、どこの国でも盛り上がらないで、チームがどんどん潰れていったことで、
「普及」は諦めて、「選手育成」と「選手発掘」だけを目的とし始めているのかなぁ。
・・・やっぱり先行き不安です。