スカウティングコンバイン初日



さて、スカウティングコンバインが始まりました。


NFL.com」にビデオが載っていたので見てみたのですが、
いやぁ、なんか、いろんな意味で面白いですねぇ。


ちなみに、最初はキッカーパンター含む)・オフェンスラインランニングバックから、
各種のプログラムがスタートするようで、
初日のビデオでは、オフェンスライン選手とランニングバック選手ばかり出てきました。


・・・どうやらキッカーは注目されていない模様。
まあ、昨年までのようなビッグネームが、今年はいないようだし、仕方ないか・・・。


公式記者会見もありまして、バージニア大Tドブリカショー・ファーガソン
USCRBレジー・ブッシュUSCTウィンストン・ジャスティスが登場しておりました。


こういうところでの受け答え、っていうのも、
結構見られていたりするんだろうなぁ。


その記者会見で、みんな同じ灰色のトレーナーを着ていたのが、何か面白かったです。
胸のところに、例えば、ブッシュだったら「RB04」、
ファーガソンだったら「OL11」とか、番号が付いていたりして。


なんとなく、近未来映画(「管理されてる社会」系)を見ているような気分になったり。


で、初日は、身体測定とかが中心なので、
全編通して、「健康診断」の様子を見ているだけ、というような感じでした。


選手たちが、問診表(?)を持って、あっちに行ったりこっちに行ったり。
ブッシュが、次にどっちに行っていいのか分からなくなって、係員に聞いていたり、とか。


そんな場面が延々と流れる、素敵なビデオです。
どうぞ、2時間(!)たっぷり、お楽しみください。


ちなみに、ビデオに映っていた範囲で確認できた「測定されていたもの」は、
手の大きさ、腕の長さ、身長、体重。


と、あと、なんか、
「高気圧エアーマシン」とタイムマシンを足して2で割ったようなものに入って、
何かを測定してました。
・・・あれはなんだったんだろう・・・?


まあ、それはともかく、ここで結構重要なのが、実は、「身長」と「体重」だったりします。


大学時代にも身長・体重が発表されていますし、
プロ入り後も毎年のように発表されるものですが、
それらは基本的に「自己申告」なんですよね。


よく、試合中継の解説で、「いやぁ、この選手は本当はもっと重いでしょう」、
とか言われていますが、それも「自己申告」だからこそ。
「戦略的」にごまかすこともあるようです。


しかし、このスカウティングコンバインでの身体測定だけは、
衆人環視の中で行われるので、ごまかしは不可能。


選手の「本当の体型」が分かるため、チームとしても重要視しているわけです。


実際、ワイドレシーバー選手とかで、大学時代の自己申告身長よりも、
遥かに低い身長だったために、ドラフト指名順位が下がった、ということもあったようです。


たかが身体測定。
されど身体測定。
侮れません。


・・・という目で見てみると、面白いかも?


あ、あと、オフェンスライン選手は、ベンチプレスもやってました。


バージニア工科大Cウィル・モントゴメリーのベンチプレス挑戦が、
一部始終映っていたのですが、なんか、「測定」っていう感じじゃないんですよね。


補佐の人が、「Here we go! Here we go! Here we go!」とか盛り上げて、
限界まで上げさせようとするところが面白かったです。


てっきり、黙々とやるもんだと思っていたんですけども、
あれだったら、選手としても、気分が盛り上がるでしょうねぇ。


以上、スカウティングコンバイン初日のビデオの感想でした。


・・・やっぱり、見所は「ブッシュが問診表を持ってうろうろしている」ところか?