フリーエージェント契約の折り返し地点



左側の欄に、「月別アーカイブ」を作りました。
1ヶ月分をまとめて表示することが出来ますので、
過去分のまとめ読みの際には、どうぞご利用くださいませ。


そうか、もうすぐこの日記を始めて1年になるんだなぁ。


そうそう、英語のNFLニュースを読むようになったのは、
この日記を始めてから(というか、昨年夏以降)のことですから、
1年前の4月1日には、まだ読んでおりませんでした。


4月1日。
エイプリルフール。
非常に曲者ですね。


いや、日本語のサイトなら、最初信じていても、
最後には「ああっ、騙された!」と分かるのですが、
英語サイトだと、最後まで気が付かない可能性が・・・。


最後に「なーんちゃって」と英語で書かれていても、
英語が苦手な者にとっては、読めないことが大いにあり得ます。


怖くて、英語サイトの内容を信じることが出来ません。


日本では既に「4月1日」は終わっておりますが、
アメリカは、現在、4月1日の真っ只中。


・・・日付が変わるまで、とりあえず何も見ないでおこうか・・・。


さておき。


フリーエージェント交渉が解禁されて1週間経ったときに、
クイズを絡めつつ、契約状況を見てみましたが、
それから更に2週間、計3週間が過ぎました。


この間に状況はどうなったか、ざっと見てみます。


現在、僕が把握しているものでは、
残留が109人、移籍が115人、引退が1人、
そして、未決定245人というようになりました。


大体半分まで決定し、そして、残留と移籍の人数が同じくらいになってきましたね。


しかし、こうして見ると、どうも今年は移籍が多いようで。


前に、「例年移籍は100人ちょっと」と書きましたが、
既に軽くオーバーしております。


最近では、2002年が「130人移籍」という多さだったようですが、
この調子でいけば、それを超えることは確実っぽいです。


サラリーキャップ枠が大幅に拡大したことと関係する、という話もありますが、
でも、それだったら、「残留させるための余裕」も同様に増えたはずですから、
なんとも一概には言えない気がします。


フリーエージェント制度が出来て以来、過去最高の移籍人数は、
1995年の171人。


さすがに、それを超えることはないかもしれませんが、
どこまでその人数に近づいていくでしょうかねぇ。


ポジション別に見ても、当然、残留・移籍がほぼ同じ人数になってきていますが、
この期に及んでもまだ移籍人数が圧倒的に多いのが、
クォーターバックタイトエンド、そしてディフェンスバック


この3つのポジションは、移籍の多い今年のフリーエージェントにおいて、
特にポイントとなったポジションだったようですね。


さて、「未決定245人」のうち、無制限フリーエージェントは157人。


制限付きフリーエージェント」は、
このままなら、今月末には自動的に「残留」が確定しますので、
これが実質的な残り人数とも言えそうです。


各チームの無制限フリーエージェントの「未決定」人数を見ていくと、
まず、ピッツバーグ・スティーラーズが「0人」。


当初から契約決定の動きが早かったですが、
やはり最後まで早かったですね。


サンディエゴ・チャージャーズタンパベイ・バッカニアーズが、
それに次ぐ少なさで「1人」。


面白いのは、この2チームが非常に対照的な状況にあることで、
バッカニアーズは、無制限フリーエージェントで契約が決定した8人のうち、
実に6人が残留を決めているのに対し、
チャージャーズは、なんと、決定した6人全員が移籍。


QBドリュー・ブリーズ放出というインパクトのある話題から始まりましたが、
実は、それも全て、この「放出路線」に乗った戦略だったのか・・・?


ちなみに、チャージャーズと同じような、
残留0人の「放出路線」を進んでいるチームは、
クリーブランド・ブラウンズセントルイス・ラムズあたりで、
共に残留0人・移籍5人となっています。
(人数は無制限フリーエージェントだけのもの)


まあ、ブラウンズやラムズは、まだ「未決定」人数も多いのですが、
どのチームも昨シーズンにプレーオフ進出していなかった、というのは、
ああ、なるほど、という感じがしますね。


ちなみに、その「対極」であるスーパーボウル優勝のスティーラーズは、
残留9人・移籍3人と、圧倒的な残留率の高さを誇っています。


以上、折り返し地点をそろそろ過ぎるフリーエージェント契約状況を、
ざっと見てみました。