フィールドゴールで4得点!?
まず、NFLヨーロッパ第5週土曜日の残り1試合、
フランクフルト・ギャラクシー対ハンブルグ・シーデビルズの試合の感想を。
低調。
以上。
・・・いや、だって、それ以上書きようがないですもん。
で、シーデビルズは、とりあえず粘って粘って、
やっぱり、最終的に逆転負けを喫する、という。
シーズン前の予想通り・・・と言いますか、もう、予想以上に、
今シーズンのシーデビルズは、どうにもなりませんねぇ。
QBブロック・バーリンは、来週、スターターを降ろされるんじゃないでしょうか。
というか、せめてもの「てこ入れ」に、それくらいはすべきだと思います。
まあ、この試合の感想は、これくらいで。
ところで、本日「GAORA」で、第1週の、
ベルリン・サンダー対アムステルダム・アドミラルズの試合が放映されました。
NFLヨーロッパの試合を初観戦。
まず、試合を見た第1感想としては、「おお、NFLだ」という感じ。
いや、カレッジの試合とか見ていると、
なんとなくプレーぶりがNFLとは「違う」と感じることが多かったのですが、
NFLヨーロッパは、まさしく「NFL」でした。(プレーレベルは置いておいて)
まあ、ある程度は、当たり前といえば当たり前のことかもしれませんが。
会場は、サッカーとかが行われる競技場なので、
ちょうど「味の素スタジアム」でアメフトの試合を見ているような感じでしたね。
お客さんの入り方も、メインスタンドのところはぎっしり入っているけど、
ちょっとそこから外れるとガラガラという感じで。
とはいえ、なかなか入っていたのではないでしょうか。
例えば、日本で同じような形のリーグ戦(「NFLアジア」?)をやったとしたら、
あれくらいお客さんが入るかなぁ、と考えたときに、
ちょっと微妙かな、と思えたもので。
応援形式は、非常にサッカー風味。(いや、サッカーに詳しくはないのですが)
なんとなく、画面を通して見ていても、声援の「質感」の違いが分かりますね。
そんな雰囲気の試合。
しかし今日、何より驚いたのは、「NFLヨーロッパ特別ルール」の存在。
いやぁ、全く知りませんでした。
例えば、NFLでは直前のプレー終了から40秒以内に次のプレーを始めなければなりませんが、
これが、NFLヨーロッパでは「35秒」になっているとか、
「パスの投げ捨て」について、比較的反則になりにくい、ですとか、
それらはまあ、「ああ、そうなんだ」という程度なのですが。
「パス失敗時にも時計が一旦止まってまた動き出す」、というルールは、
「へぇー」という感じで。
前半最後の2分と後半最後の5分「以外」で適用されるルールですから、
ちょうど、ランプレーとかで、サイドラインから出たときと同じ扱いになるんですね。
(NFLでは、サイドラインから出た場合も、また時計が動き出すことになっています)
そして何よりビックリなのは、
「50ヤード以上のフィールドゴール成功は4得点」というルールの存在。
これは、かなり大きなルールの違いになりますねぇ。
というか、「フィールドゴール2本ではタッチダウンに追いつけない」のか、
「フィールドゴール2本でタッチダウンを逆転できるのか」というのは、
結構、戦略の重要な部分が変わってくるのではないでしょうか。
まあ、そうは言っても、おいそれと決められる距離ではありませんから、
戦略に織り込むには、ちょっとリスクが高いのかもしれませんが。
ただ、今日の放送で、解説者の方もチラッと言われていたのですが、
4点を取るために、わざと遠い位置でフィールドゴールに挑戦する、
ということも起こってきそうです。(特に試合終盤に)
「わざと前進しないようにする」というのは、
アメフトというスポーツの特性から、やや離れてしまうような気がするのですが・・・。
・・・どうなんでしょうね?
これらのルールは、「ヨーロッパにあわせて」ということの他に、
今後、NFLのルールに適用すべきかどうかの「実験」も兼ねているように思いますので、
どうなっていくのか、ちょっと気になるところではあります。
「35秒」だとか、「パス失敗でも時計が動き出す」というあたりは、
試合進行のスピードアップを図るために、近い将来適用されるかもしれませんね。
と、そんなところで。
試合内容は、「Play-By-Play」を見たときに感じていた通り、
やっぱり「グダグダ」な感じでした。
まあ、アドミラルズも、良くなってくるのは第3週あたりからでしたし。
選手の名前がみんな分かったのは、ちょっと嬉しかったですね。
ここまで細かく見てきていた「成果」(?)が出ました。
以上、NFLヨーロッパのテレビ放映を見た感想でした。