ロースターのポジション別人数構成



NFLの話の前に、日本のアメフトの話ですが。


久しぶりに、アメフトを生観戦してきました。


ちょっと前に書きましたが、QB波木健太郎アサヒビールシルバースター入りしましたので、
どんな感じなのか、久しぶりに見てみたいなぁ、と思いまして。


スターター出場ではない、と聞いていたのですが、
さすがに、前日に激戦を戦った後の2日連続試合のためか、
予定とは違って、スターターで前半フル出場でした。
(自身も前日の試合に出ているのですが)


見に行った甲斐がありました。
まあ、最初のシリーズ以外は、あまりパッとしなかったですけども。


「2日連続試合」というだけでも、むちゃくちゃな話ですが、
今年からパールボウルトーナメントは準決勝も60分で行われている上に、
(日本の試合は「1試合48分」で行われることが多いんです)
昨日はダブルオーバータイムに突入していましたから、
まあ、今日の試合に何かを期待するのは酷な話ですわな。


秋のリーグ戦は、出来る限り見に行きたいなぁ。
期待しています。


もちろん、本当に「期待」しているのは、来年のNFLヨーロッパ再挑戦ですけどね。


全然関係ないですが、ちょっとビックリしたのは、
今日の対戦相手、日本大学チアリーダーが「大所帯」になっていたこと。


いや、以前に見たとき(1年半前?)には、男女混成で5・6人しかいなかったので。
やっぱり、チームが強くなると、こういうところにも影響が出てくるのか?


弱かった当時の日本大学を、ちょっと応援していましたので、
何か、感慨深いものを感じてしまいました。


・・・と、まあ、日本の話は、それくらいにしまして。


NFLヨーロッパに一喜一憂しているうちに、フリーエージェント戦線も収まっていましたが、
今年も「6月1日」が迫ってきています。


「6月1日」がどういう日なのか、というのは、
詳しくは、昨年の「5月13日の日記」を見ていただくとして、
まあ、要するに、選手のトレード・解雇が活発になる(と思われる)日なわけです。


ただし、各チームともサラリーキャップ対策が上手くなってきているので、
6月1日だからどうこう、ということは起こりにくくなっている、
とは言われてきているようですけどもね。
(現に、昨年は、そんなに大きな動きはありませんでしたし)


まあ、実際に6月1日以降に大きな動きがあるかどうかはともかくとしても、
ドラフト指名選手などとの契約も一通り終わって、
今が、ロースターが一旦固まった、「嵐の前の静けさ」の時期なのではないかと思います。


で、ふと思ったのは、各チームの陣容というのは、
どんな感じになっているんだろうなぁ、ということで。


いや、選手個人個人がどのチームにいるのか、というのもそうですが、
それよりも、大体クォーターバックは各チーム何人いて、
ワイドレシーバーは何人いて、ランニングバックは何人いるのが、
この時期の状況としては、普通なんだろうか、と。


シーズン中の「ロースター53人」の時期だと、大体、その割合は想像付きますが、
今の時期の構成人数って、意外と知らないですからねぇ。


チーム状況によっても、異なってきそうですし。
これは、ちょっと調べてみたいなぁ、という欲求が沸々と・・・。


ところで、ちょっと前に、「各チームのロースター表を作成した」と書きましたが、
それから、せっせとそのロースター表を整備(修正)していまして。
(画面左上部にある「ロースター・デプスチャート」からご覧いただけます)


チームのオフィシャルサイトに載っているものが、必ずしも正しいわけではないですし、
なかなか、現時点の在籍情報って、調べにくくて四苦八苦なんですけどもね。


で、まあ、「100%正しい」とは言い切れないと思いますが、
なんとか「95%くらいは正しい」状況には持っていけたかなぁ、と。


というわけで、それを基に、現時点の各チームのポジション別の人数構成を調べてみました。


まあ、そもそも、「大体どんな感じになってるんだろうなぁ」という程度のものなので、
1人・2人の違いは、大目に見てくださいませ。


あと、例えばディフェンスラインラインバッカーとか、
ポジションチェンジが行われていることもあるかと思いますが、
まあ、その点も「大体」ということでご容赦を。(出来る限り対応していますが)

チーム名 QB RBFB WRTE OL DL LB DB KP 総計
アトランタ・ファルコンズ 4 9 18 16 14 11 18 3 93
アリゾナ・カーディナルズ 6 7 17 17 13 11 15 4 90
インディアナポリス・コルツ 4 5 19 17 13 15 17 3 93
オークランド・レイダーズ 5 10 21 18 16 12 14 5 101
カロライナ・パンサーズ 4 8 18 16 17 12 15 3 93
カンザスシティ・チーフス 5 10 19 17 16 10 17 2 96
クリーブランド・ブラウンズ 6 9 16 18 11 14 18 4 96
グリーンベイ・パッカーズ 5 10 20 15 17 11 15 4 97
サンディエゴ・チャージャーズ 4 12 18 15 11 12 16 3 91
サンフランシスコ・49ers 5 6 21 15 8 10 16 4 85
シアトル・シーホークス 5 9 22 14 16 10 16 5 97
シカゴ・ベアーズ 4 9 16 16 12 13 20 4 94
ジャクソンビル・ジャガーズ 4 8 17 16 16 8 14 3 86
シンシナティ・ベンガルズ 6 9 17 17 12 11 14 3 89
セントルイス・ラムズ 4 9 18 15 11 11 12 4 84
ダラス・カウボーイズ 4 5 18 15 13 14 16 3 88
タンパベイ・バッカニアーズ 5 11 21 18 13 11 16 4 99
デトロイト・ライオンズ 4 8 19 20 15 11 16 4 97
テネシー・タイタンズ 5 8 19 14 18 13 17 2 96
デンバー・ブロンコス 4 8 18 16 14 10 15 5 90
ニューイングランド・ペイトリオッツ 4 8 16 16 11 15 20 3 93
ニューオリンズ・セインツ 6 10 18 14 14 11 15 4 92
ニューヨーク・ジェッツ 6 9 16 15 13 15 14 3 91
ニューヨーク・ジャイアンツ 5 8 18 17 17 11 20 3 99
バッファロー・ビルズ 5 9 16 16 17 10 16 3 92
ピッツバーグ・スティーラーズ 5 9 17 18 10 15 15 4 93
ヒューストン・テキサンズ 4 8 19 15 15 14 17 3 95
フィラデルフィア・イーグルス 5 8 19 15 14 11 16 4 92
ボルチモア・レイヴンズ 3 10 14 16 13 12 16 4 88
マイアミ・ドルフィンズ 6 7 17 16 16 12 16 4 94
ミネソタ・ヴァイキングス 5 10 15 18 12 10 16 3 89
ワシントン・レッドスキンズ 4 10 19 16 18 11 17 4 99
総計 151 276 576 517 446 377 515 114 2972



この人数に、ドラフト指名選手(未契約選手)は含めてあります。
あと、ロースター表には、今年フリーエージェントになって、
まだ行き先の決まっていない選手も載っていますが、その選手は含めてません。


さて、どんな感想を持たれますでしょうか?


とりあえず、順番に見ていくと、
まず、クォーターバックは、どんなに多くても6人までなんですねぇ。


確かに、最終的には3人に絞り込むポジションですし、
そんなに多くてもしょうがないですけども。
チームごとのバラつきも、ほとんどないですね。


そんな中、レイヴンズだけは、きっかり「3人」しかいません。


なんか、タイタンズのQBスティーヴ・マクネアがレイヴンズに移籍するかも、
という噂がありますが、何か、そんな「臭い」を感じさせる人数ですねぇ。


ランニングバックフルバックは、ちょっとバラつきがあります。


コルツとカウボーイズが「5人」(ランニングバック4人+フルバック1人)なのは、
いかにも、極端に少ないなぁ、という感じ。


コルツは、ドラフト1巡でRBジョセフ・アッダイを指名していましたから、
それで十分、ってことなのかな。


まあ、チーム戦略の上で、ランニングバックにかかる比率がどれだけあるか、
ということも関わってくるのかもしれません。


ワイドレシーバータイトエンドは、やっぱりどこも多いなぁ、という感じで。


そもそも、試合に出場する人数も多いポジションですが、
ただ、そうは言っても、多いなぁ、と。


中身を見てみると、大体、ワイドレシーバータイトエンドが、
2対1の割合で在籍しているようです。


ただし、レイヴンズは、ここも少ないようで。
・・・オフェンス、大丈夫か!?


オフェンスラインは、大体決まったユニットがあるためか、
(5ポジション分として考えると)そんなに人数も多くないですし、
各チームのバラつきも、あまりないですね。


対して、ディフェンスラインは、バラつきが結構あります。


まあ、これは、ディフェンス隊形の違いで、
ディフェンスラインが3人なのか4人なのか、ということがありますので、
一概に横並びでは測れないとは思いますが、
それにしても、49ersの「8人」というのは、少なくないか!?


ラインバッカーの人数も多いわけではないので、
49ersは、今はディフェンス強化には力を入れていない、ってことでしようかねぇ。


さて、そのラインバッカーも、
同様にディフェンス隊形の違いで横並びには測れませんが、
まあ、それにしては、そんなにバラつきが多くはないかな。


というか、思ったよりも、どのチームも少ないなぁ、という感じ。
ここは、オフェンスライン同様、あまり大きく変えていくポジションではない、
ということなのかもしれません。


ディフェンスバックは、ワイドレシーバータイトエンドと同じような感じ。
これは、イメージどおりかな。


キッカーパンターは、クォーターバックと同様、という感じ。


しかし、チーフスとタイタンズの「2人」(キッカー1人・パンター1人)というのは、
もう十分、ってことなのか、それとも、
今ここに力を入れている余裕はないんだ、ってことなのか・・・。


・・・と、まあ、ここでは非常にざっとしたことだけ見てきましたが、
是非、自分の応援しているチームは、他のチームと比べてどうなのか、
というような感じで見たりして、何かの参考にしてくださいませ。


それにしても、総計約3000人か・・・。
・・・調べるのが大変なはずだわな・・・。


本日は、こんなところで。


・・・と思ったら、今入ってきたニュースがありました。


マイアミ・ドルフィンズRBリッキー・ウィリアムズが、
カナディアンフットボールリーグ(CFL)のチームと契約合意したそうです。


焦点となっていた、「来シーズン、ドルフィンズに戻ってこられるか」というのは、
どうやら、クリアされたようなので、今年はCFLで目いっぱい活躍してもらって、
来シーズンに戻ってくることを、楽しみに待ちたいと思います。


さぁて、僕もCFLの勉強をしないと・・・。


そんなところで。