嬉しいけど、ちょっと複雑な試合も



さて、1日遅れですが、NFL第10週日曜日の試合の感想を。
(実は、まだマンデーナイトゲームの結果は知りません)


まずは、カンザスシティ・チーフスマイアミ・ドルフィンズの試合から。


いや、もちろん、この試合は、ドルフィンズのディフェンス陣が頑張って、
ドルフィンズ勝利となったんだと思いますよ。


思いますが、僕としては、「QBジョーイ・ハリントン目線」で。


いやぁ、ハリントン、相変わらず詰めは甘いですが、
なかなか良かったと思いますよ。


特に前半、それも、敵陣深くない段階では、かなり良くて、
サードダウンでパスを投げたら、ほとんどファーストダウン更新してました。


タッチダウンパスこそありませんでしたが、ドルフィンズの「13点」は、
間違いなく、ハリントンの出来の良さから得点できたものだと思います。


それに、この日は、インターセプトが0!
サックも1回だけでしたし、「試合を壊さない活躍」が出来ていたのではないでしょうか。


これで2連勝。
来週からも、さらに頑張ってもらいたいところですね。


次に、ニューオリンズ・セインツピッツバーグ・スティーラーズの試合。


この試合は、事前にも書いていましたように、
どちらも非常に応援しているチームなので、応援に迷うところでしたが、
どちらのチームにも良いところが見られる試合で良かったです。


特に、応援しているスティーラーズQBベン・ロスリスバーガー
セインツQBドリュー・ブリーズは、ともにインターセプトもなく、
素晴らしい活躍を見せていたので、嬉しい限りです。


ほかに、活躍した選手を見てみると、
もちろん、スティーラーズRBウィリー・パーカーが、
213ヤード獲得2タッチダウンと、走りまくっているのも素晴らしいですが、
セインツWRマーケス・コルストンの、
レシーブ10回169ヤード獲得というのも、非常に素晴らしいですね。


何度も紹介していますが、コルストンは、今年のドラフト7巡指名選手
そんな選手が、これだけの活躍を見せていることは、本当に凄いことです。


もう、はっきりと、ブリーズの「ナンバー1ターゲット」は、
コルストンだと確定してきました。


「苦労人」のブリーズには、こういう選手こそ、似合うようにも思ったり。


ブリーズ自身も、まだまだそんなに高齢というわけではないですし、
先の話ですが、この2人がセインツの屋台骨となって、
今後、何年も活躍してくれることに、期待していきたいところですね。


・・・と、まるでセインツが勝ったかのような感想になってしまいましたが、
もちろん、「スティーラーズ連敗脱出おめでとう!」・・・です。


さて、セインツ対スティーラーズも、「31対38」とハイスコアでしたが、
こちらは、もっととんでもないハイスコアリングゲーム


サンディエゴ・チャージャーズシンシナティ・ベンガルズの試合。

  1st 2nd 3rd 4th  
チャージャーズ 0 7 21 21 49
ベンガルズ 21 7 10 3 41



・・・と、思わずボックススコアを載せてしまいましたが、
「49対41」という最終結果もさることながら、
途中、「21」というのが、両チーム合わせて3回も。


いやぁ、カレッジならともかく、
NFLの試合では、なかなか見ないものではないでしょうかねぇ。


チャージャーズ勝利希望」で見ていた者としては、
第1クォーターで「0対21」、前半終わっても「7対28」で、
これはさすがに勝てないかなぁ、と思っていたのですが、よく逆転しました。


そして、チャージャーズQBフィリップ・リバーズも3タッチダウンの活躍でしたが、
RBラデイニアン・トムリンソンは、それを上回る4タッチダウン


とんでもないなぁ。


ていうか、チャージャーズは、1試合で7タッチダウンですか。
(まあ、だから「49点」なんだけども)


うん、とんでもない。


とにかく、両チーム合わせても、ターンオーバーは1回だけ。
ディフェンス形無し・・・という、そんな試合でした。


ヒューストン・テキサンズジャクソンビル・ジャガーズの試合は、
テキサンズが勝って嬉しいところですが、
テキサンズQBデイヴィッド・カーが、第4クォーター早々に、怪我を負って退場。
非常に心配です。


この時点で、既に「13対3」でしたし、
この日は、サックも1回だけと、頑張っていたんですけどねぇ。


次の試合で、元気な姿を見せてくれることを、切に願いたいものです。


ボルチモア・レイヴンズテネシー・タイタンズの試合は、
最後、「27対26」でレイヴンズがリードという接戦の中で、
敵陣24ヤード地点までタイタンズオフェンスが攻め込み、
Kロブ・ビロナスの43ヤードフィールドゴール挑戦。


これをなんと、ブロックされてしまい、レイヴンズの勝利に終わりました。


いや、「レイヴンズ勝利希望」で見ていたので、嬉しいは嬉しいのですが、
ビロナスは、割と応援しているキッカーの1人だからなぁ・・・。


こういう終わり方は、ちと複雑な気分になります。


そういう意味で似たような試合としては、
インディアナポリス・コルツバッファロー・ビルズの試合。


もちろん僕は、「コルツ勝利希望」ですが、
ビルズQBのJ・P・ロスマンもかなり応援してきているところで。


ところが、この試合、ロスマンが投げさせてもらえない、投げさせてもらえない。
「ここはパスだろう」と思う場面でも、ラン、ラン、そして、またラン。


そして、どうしようもなくなってパスにいこうとすると、サック


いや、逆に言えば、そういうサックへの不安があったために、
ランを多めにせざるを得なかった、という見方もあるでしょうが、
僕としては、作戦が見え見えだったんじゃないかなぁ、と思うところで。


多分、早く時間を進めて、ロースコアの試合展開にしたかったんでしょうね。
(その目論見は当たりましたが)


結局この試合、ビルズはランが31回に対し、パスはたったの13回。
試合前半から大量リードしていたチームならともかく、
この接戦の試合展開で、これは、いかにも偏りすぎていると思います。


で、最後は、敵陣17ヤード地点まで攻め込みながら、
サックを受けて6ヤードロスし、
そして、Kライアン・リンデルの「逆転フィールドゴール」が失敗する、
・・・という、なんともいたたまれない展開で終了しました。


ロスマンが悪いんじゃない・・・と思うぞ。多分。(弱気)


もう一丁、複雑な気分となった試合としては、
クリーブランド・ブラウンズアトランタ・ファルコンズの試合。


試合結果としては、ブラウンズが勝って嬉しいところですが、
ファルコンズQBマイケル・ヴィックがなぁ・・・。


・・・2・3週間前の試合は、まぐれだったのか!?


そうではないと信じたいところなのですが・・・。


ブラウンズ側は、QBチャーリー・フライはややサックが多かったものの、まあまあ。
TEケレン・ウィンズロウWRブレイロン・エドワーズも、
それぞれに活躍を見せてくれたので、嬉しい限りです。


ただ、やっぱりRBルーベン・ドローンズは、
ファンブル癖があって、信用できないところで。
頼むよ、ホント。


最後に、セントルイス・ラムズシアトル・シーホークスの試合については、一言だけ。


せっかく逆転したのに、その直後のパーソナルファウルにより、
キックオフで15ヤードも罰退するのは、もったいなさすぎます。


極論すれば、それがこの試合のラムズの「敗因」と言って良いでしょう。


残念な限り。


以上、第10週日曜日の試合の感想でした。