コルツは昨シーズンまでと一緒なのか



ニュースです!


マイアミ・ドルフィンズニック・セイバンヘッドコーチが、
次戦、クォーターバックを替える予定は無いことを明言しました!!


・・・え? そんな大騒ぎするニュースじゃないって・・・?


何をおっしゃる。
残り2週間、QBジョーイ・ハリントンが出場しないとなったら、
NFLの何に注目すればいいっていうんですか!? (いっぱいあります)


・・・まあ、冗談はさておき。


とりあえず、良かったです。
来週は、ドルフィンズはマンデーナイトゲームですし、
同じ失敗を繰り返さないよう、頑張ってもらいましょう。


ただし、来週のマンデーナイトゲームは「ダブルヘッダー」。
NHKBS1で放送されるのは、ニューヨーク・ジェッツドルフィンズではなく、
フィラデルフィア・イーグルスダラス・カウボーイズの方です。


うん、正しい判断だ。


さて、昨日、書こうと思っていて忘れていた試合感想がありました。
それは、クリーブランド・ブラウンズボルチモア・レイヴンズの試合。


この試合、僕は「ブラウンズ勝利希望」で見ていたんですけども、
ただ、クォーターバックがQBチャーリー・フライではないため、(怪我で欠場中)
「微妙だなぁ」という思いはあったんですよね。


それでも、まあ、レイヴンズに対して、そんなに「応援する要素」がないので、
ブラウンズ勝利希望」に変わりはなかったんですけども。


そうしたら、第1クォーター早々、レイヴンズのQBスティーヴ・マクネアが怪我をしてしまい、
代わりに、QBカイル・ボウラーが出てきました。


レイヴンズに「応援する要素」が!


・・・で、俄然、レイヴンズを応援して見ておりました、という話です。


この試合のボウラーは、まあ、良かったんじゃないですかねぇ。


第2クォーターに、インターセプトを喰らって、
更に次のドライブの最初のプレーでファンブルしてターンオーバーを喰らったときには、
どうなることかと思ったんですけども、それ以外の場面では、まずまず。


とりあえずは、首脳陣へのアピールは出来たのではないでしょうか。


マクネアは、怪我の状態は酷くないということで、次戦出場が濃厚。
ボウラーの出場は、これ1回きりとなったわけですが、
こういうことの積み重ねで、次のステップへ頑張って進んでもらいたいものです。


ついでながら、ブラウンズのロメオ・クレネルヘッドコーチが、
「まだ、フライを諦めていない」ということがニュースになっていました。


・・・ということは、「早く諦めろ」という論調があるわけなんですけども。


まあ、クレネルヘッドコーチがそう思ってくれているのは、心強いところ。


フライは、次に出てくるとき(今シーズン中かどうかは分からないけど)には、
しっかりと結果を残して、期待に応えてもらいたいものです。


さて、では、マンデーナイトゲーム
シンシナティ・ベンガルズインディアナポリス・コルツの試合の感想を。


コルツのQBペイトン・マニングが「いつもどおり」で、ホッとしました。


先週、ちょっと、心配な「オフェンスの不調」がありましたからね。
調子を取り戻してくれて、何よりです。


マニングは、僕が最も応援している選手ながら、
凄いことは誰が見ても明らかなので、特にこの日記で褒めたりしていませんが、
ハリントンとかは、僕が頑張って褒めないと、誰も褒めないだろうし・・・)
この試合のプレーで、久々に「おおっ!」と思うものがありました。


前半終了間際のWRマーヴィン・ハリソンへのタッチダウンパスのときなんですけども、
1回、投げかかったのを止めて、そこからまた投げていましたよね。


あんなプレー、他のクォーターバックには出来ないのではないでしょうか。


もちろん、途中で投げるのを止めることはよくありますが、
そこから、ほとんど後ろにボールを戻さず、その位置から投げ出しているんです。
普通、多少は、もう1回振りかぶりなおすものでしょう。


このプレーのときは、投げた直後にディフェンス選手に襲いかかられていますので、
もし、振りかぶりなおしていたら、サックされていたところでした。


解説では、「奥に投げようとしたのをハリソンがコースを変えたから、一旦止めた」、
と言われていましたが、もしそうだとしたら、なおさら、とんでもないプレーです。


マニングは「頭脳派」と呼ばれることが多いですが、
実は、運動神経の良さも並外れていることが、ちょっと分かったような気がします。
(まあ、プロスポーツ選手なんだから、当たり前と言えば当たり前ですが)


・・・と、久々にマニングを褒めてみました。
次に褒めるときは、スーパーボウルを勝った後の予定です。(本気か)


さて、今後のプレーオフに向けて、という話を。


「結局ハイパワーオフェンスで押し切るしかなく、昨シーズンまでと同じじゃないか」、
ということを解説で言われていたのですが、
僕は、ちょっと違うんじゃないか、と思っています。


従来の「ハイパワーオフェンス」というのは、
「大きい一発」を連発して、あっという間にスコアを積み重ねていくものでしたが、
試合中に、再三データが出ていたように、
マニングは、この試合、長いパスを全く投げていなかったんですよね。


もちろん、これは、ベンガルズディフェンスがそのように守っていた、
ということもあると思いますが、実際、マニングの「一発」は驚異なので、
そう守らざるを得ない部分はあるのでしょう。


で、先週も書きましたように、マニングの不調で負けるときって、
大体、インターセプト絡みです。


となると、もし、全く無理せずに、着実に着実にオフェンスを進めて、
それでいてどんどんスコアを積み重ねることが出来れば、
それが「確実に勝てる方法」なんじゃないか、と。


思いっきり想像でしかないですが、今シーズンのコルツオフェンスのテーマは、
その「確実に勝てる方法」を完成させることであり、
たとえ2連敗していようとも、元の楽なスタイルには戻さずに、
この試合に臨んでいたのではないか・・・とか思っています。


・・・まあ、「想像」というか、「願望」の面もありますが。


だから、今のコルツオフェンスは、たとえ大量得点を取っていても、
昨シーズンまでと同じではない、と信じています。


ランディフェンスについては、もう、こういうものなんだと割り切れば良いでしょう。


コルツにとってみれば、「頼りになるクォーターバックがいる」チームの方が楽で、むしろ、
ほとんどクォーターバックの存在を無視して走りまくるチームの方が怖いのかな、と。
(もしくは、クォーターバック自身が走りまくったり)


ファーストダウン・セカンドダウンで連続してランだったけど、サードダウンもラン、
長い距離が残っていてもラン、2タッチダウン差を追いかける展開でもラン・・・。


こういうことをやられたら、ちょっと嫌かもなぁ、と思いますが、
プレーオフに出てくるチームで、そこまで割り切れるチームは無いでしょう。


・・・と、これも願望。


それよりも、コルツは、スペシャルチームだけ、早急に改善してもらいたいです。
以前からそうでしたが、ミスが多すぎます。


もう、パントリターンのときは、全部フェアキャッチでいいですから。
これを徹底することくらい、今すぐにでも出来るでしょう。


コルツに必要なのは、「ビッグプレー」ではないと思います。


以上、第15週マンデーナイトゲームの感想でした。