週間オフェンスラインMVP(第15週)
今週も、「オフェンスラインスタッツ」を用いた、
「週間オフェンスラインMVP」を掲載したいと思います。
まず、第15週の「ベストオフェンスライン選手」は以下の通り。
選手名 | ラン | パス | 反則 | オフェンスライン ポイント |
|
---|---|---|---|---|---|
LT | ジョーナス・ジェニングズ (サンフランシスコ・49ers) |
32 | 3 | 0 | 35 |
LG | マーク・セターストロム (セントルイス・ラムズ) |
30 | -6 | 0 | 24 |
C | ジャマール・ジャクソン (フィラデルフィア・イーグルス) |
30 | 2 | 0 | 32 |
RG | L・J・シェルトン (マイアミ・ドルフィンズ) |
26 | -5 | 0 | 21 |
RT | カリーム・マッケンジー (ニューヨーク・ジャイアンツ) |
10 | 14 | 0 | 24 |
RT | ジョン・ランヤン (フィラデルフィア・イーグルス) |
20 | 4 | 0 | 24 |
イーグルスから2人入っていますが、全体的にバラけていますね。
珍しく、NFCのチームがほとんどだなぁ。
さて、今週の「週間オフェンスラインMVP」は、ジェニングズです。
ジェニングズは、2001年にバッファロー・ビルズにドラフト3巡指名されNFL入り。
早くも、その年から12試合にスターター出場を果たし、
また、翌年も15試合にスターター出場と、順調な出だしを見せます。
しかし翌年、11試合に出場した時点で、怪我のためインジャリーリザーブ入り。
どうも、それまでにも怪我がちなところがあったようです。
翌年も14試合にスターター出場しますが、
その後、フリーエージェントとなり、ビルズと再契約を結ぶことはありませんでした。
こうして見てみても、インジャリーリザーブ入りしたのは3年目だけなのですが、
「16試合フル出場」した年が、1度も無いんですよね。
やはり、再契約を結べなかったのは、そのあたりが原因なのでしょうか・・・。
もっとも、フリーエージェントになってすぐに49ersと契約しているようなので、
そんな「ネガティブ」な理由では無く、
純粋に、49ersが引き抜いたということなのかもしれませんが。
しかし、やはり、ジェニングズが怪我がちなことは変わらず。
49ersと契約した昨シーズン、第2週で早くもインジャリーレポートに載り、
第4週以降は欠場。
結局、そのまま11月になってインジャリーリザーブ入りしたため、
わずか3試合の出場となってしまいました。
そして、今シーズン、またも第2週で怪我のため欠場。
その後、なんとかかんとか出場は続けますが、
すっかりインジャリーレポートの常連となっており、
この、第15週も、インジャリーレポートに載った状態でした。
しかし、活躍こそが良薬・・・なのかどうかは分かりませんが、
現時点では、第16週のインジャリーレポートには載っておりません。
万全でさえあれば、活躍できるという選手なのでしょうから、
これをキッカケに、もう、「怪我がち」からは脱却してもらいたいものですね。
とりあえず、来シーズンの目標は、「7年目にして初の16試合フル出場」・・・か?
さて、第15週時点での「オフェンスラインベスト10」は、以下の通り。
順位 | 選手名 | ラン | パス | 反則 | オフェンスライン ポイント |
---|---|---|---|---|---|
1位 | C ケイシー・ウィーグマン (カンザスシティ・チーフス) |
172 | -11 | 0 | 161 |
2位 | RT ジョン・スティンチコム (ニューオリンズ・セインツ) |
56 | 115 | -21 | 150 |
3位 | LT マーカス・マクニール (サンディエゴ・チャージャーズ) |
138 | 32 | -21 | 149 |
4位 | LG ヴィンス・マヌワイ (ジャクソンビル・ジャガーズ) |
154 | -3 | -14 | 137 |
5位 | LT タリック・グレン (インディアナポリス・コルツ) |
66 | 109 | -63 | 112 |
6位 | LG ディラン・ギャンディ (インディアナポリス・コルツ) |
74 | 36.5 | 0 | 110.5 |
7位 | RT ヴァーノン・ケアリー (マイアミ・ドルフィンズ) |
134 | -10 | -14 | 110 |
8位 | RG フレッド・ウィアリー (ヒューストン・テキサンズ) |
124 | 11.5 | -28 | 107.5 |
9位 | RG アダム・ティマーマン (セントルイス・ラムズ) |
136 | 6 | -35 | 107 |
9位 | RT ウィリー・アンダーソン (シンシナティ・ベンガルズ) |
102 | 26 | -21 | 107 |
9位 | C ドリュー・ホジドン (ヒューストン・テキサンズ) |
120 | -6 | -7 | 107 |
先週、「コルツオフェンスが爆発する番なのか!?」と書きまして、
確かにコルツオフェンスは爆発したのですが、
パスは絶好調だったものの、ランはかなり不調だったようで。
結局、グレンは、伸びきれず・・・どころか、やや値が下がってしまいました。
そして1位の座は、ついに「ローテーション」から脱却し、
先週3位のウィーグマンが射止めました。
ウィーグマンは、今シーズンの「ミスターナンバー2」と言ってよい存在。
第4週・第5週の時点で2位だったのを皮切りに、
第7週でも2位、その後ちょっと低迷するも、第12週・第13週でまた2位、
そして、先週3位を経て、今週、ようやく1位にたどり着きました。
ウィーグマン自身は、常に良い成績を挙げているものの、
そのときそのときで、誰か別の選手がもっと活躍していた・・・って感じですね。
安定感は随一。
その意味では、残り2週、1位を守り通してしまう可能性もありそうです。
他は、ほとんど先週「トップ10」にいた面々の順位が入れ替わっているだけですが、
ウィアリーが先週14位から8位、ホジドンが先週17位から9位タイ、
・・・と、テキサンズの2人の上がり方だけが目立っています。
今、このチームは、ランは好調なんですよね。
ランだけは。
ちなみに、シーズン中盤の頃は、「パスは好調なんだけど・・・」という状態でした。
・・・どうにも、噛み合わないチームだなぁ。
以上、第15週の「オフェンスラインスタッツ」でした。