今年もやります、「モックドラフトの集計」
今年のNFLドラフトまで、1ヶ月を切りましたね。
昨年、ドラフト前に、「モックドラフトの集計」ということをやっていました。
「モックドラフト」というのは、ドラフトの指名を予想して一覧にしたもので、
スーパーボウルが終わった頃から、もういくつも出ていて、
この時期になると、紙媒体でもネットでも、数多くのものが出てきています。
この「モックドラフト」、人によって、それはもう千差万別ですから、
1つのものを見るだけでは、それが的を射ているのか、
それとも、かなり冒険をした予想なのか、なかなか分かりません。
ですので、いろいろなものを見比べるのが、良い見方と言えます。
例えば、どこかのチームのファンならば、
そのチームが誰を取ると予想されているのか、それを順に見ていくと良いでしょう。
で、この日記では、昨年同様今年も、全部をひっくるめて総合的に集計し、
果たして1巡指名が有力な選手は誰なのだろうか、ということを見ていきたいと思います。
そうやって、有力選手の名前を覚えておけば、
ドラフト当日、1つ1つの指名を見ていくときに、より楽しめますしね。
というわけで。
今回集計したのは、最近1週間に更新された形跡のある、33個の「モックドラフト」。
とりあえず、「1ヶ月前の状態」ということで、見ていきましょう。
本日は、昨年同様、有力選手をグループ分けしていきます。
まずは、「上位指名確実」な「A」グループ。
- ジャマーカス・ラッセル(QB・LSU)
- ブレイディ・クィン(QB・ノートルダム大)
- エイドリアン・ピーターソン(RB・オクラホマ大)
- カルヴィン・ジョンソン(WR・ジョージア工科大)
- ジョー・トーマス(T・ウィスコンシン大)
- ゲインズ・アダムズ(DE・クレムソン大)
- ルロン・ランドリー(FS・LSU)
以上の7人は、33個ほとんどで、上位10位以内に入っています。
間違いなく、上位指名されると考えてよいでしょう。
当然のことながら、これまで何回か取り上げてきた中でも、
また、いろいろな媒体でも、よく見る名前ばかりですね。
一時期、クィンの評価ががた落ちになって、
1巡指名されないんじゃないか、なんて言われていたりもしましたが、
ここに来て、また評価が再浮上してきているようです。
さて、その7人に加えまして。
- アモービ・オコイエ(DT・ルイビル大)
- ジャマール・アンダーソン(DE・アーカンソー大)
- パトリック・ウィリズ(LB・ミシシッピ大)
- リオン・ホール(CB・ミシガン大)
- レジー・ネルソン(FS・フロリダ大)
この5人は、上位指名ではなくとも、「1巡指名は確実」な「B」グループ。
以上の計12人は、33個全てで「1巡指名される」と予想されていました。
順当なもの・偏ったもの、いろいろある中で「1つ残らず全て」ですから、
まず間違いなく、この12人は1巡指名されることになるでしょう。
ちなみに、昨年は、ドラフトの半月ちょっと前に、最初の集計をしていましたが、
そのとき集計した34個全てで「1巡指名される」と予想されていたのは、15人でした。
もちろん、同じものを集計しているわけではないので一概には言えませんが、
なんとなく、昨年よりも有力選手がバラけている感があります。
さて次に、「十中八九1巡指名されそう」な「C」グループ。
- アダム・キャリッカー(DE・ネブラスカ大)
- アラン・ブランチ(DT・ミシガン大)
- ジャーヴィス・モス(DE・フロリダ大)
- デアエル・レヴィス(CB・ピッツバーグ大)
- テッド・ギン(WR・オハイオ州立大)
- ドゥウェイン・ジャレット(WR・USC)
- ポール・ポスルーズニー(LB・ペン州立大)
- マーショーン・リンチ(RB・カリフォルニア大)
- リーヴァイ・ブラウン(T・ペン州立大)
- ローレンス・ティモンズ(LB・フロリダ州立大)
以上の10人は、「1巡指名されない」とされているものもありましたが、
それは1個か2個だけ、という状況でした。
ブランチやブラウンなどは、上に掲載した「A」グループの選手たちを押しのけて、
かなり上位で指名されているものもありましたので、
今回は、たまたま外されているものがあった、というように考えた方が良いでしょう。
もちろん、「必ず上位で指名されている」という「A」グループの選手たちとは、
「有力度」に明らかな差がありますけどね。
次に、「1巡指名される可能性は一応高い」という「D」グループ。
- アーロン・ロス(CB・テキサス大)
- クリス・ヒューストン(CB・アーカンソー大)
- グレッグ・オルセン(TE・マイアミ大(フロリダ))
- ジョン・ビーソン(LB・マイアミ大(フロリダ))
- ドゥウェイン・ボウ(WR・LSU)
- マイケル・グリフィン(SS・テキサス大)
- ロバート・ミーチェム(WR・テネシー大)
このあたりになると、「1巡指名されない」と予想されているものの数が増えてきますが、
まだまだ、全体の3分の2以上のものに名前が出てきていますので、
十分に「有力選手」と言えます。
そして、「1巡指名されるかどうか半々」な「E」グループ。
- シドニー・ライス(WR・南カロライナ大)
- ジャスティン・ブレイロック(G・テキサス大)
- ジョー・ステイリー(G・中央ミシガン大)
- チャールズ・ジョンソン(DE・ジョージア大)
- ブランドン・メリウェザー(FS・マイアミ大(フロリダ))
- マーカス・マッコーリー(CB・フレズノ州立大)
言葉どおり、「半々」です。
「1巡指名されるかどうか」で考えると、微妙な位置付けになる選手たちですね。
もちろん、「全ドラフト候補選手」の中で考えれば、
「微妙」なんて言い方は失礼なほどの有力選手なんですけども。
以上、35人。
この中から1巡指名32人全員が出る・・・ということは無いでしょうが、
現時点での、1巡指名最有力候補であることは間違いないでしょう。
なお、他に、今回の33個の「モックドラフト」の中に名前が挙がっていたのは28人。
合計63人。
「上位指名32人」を予想して、出てきた名前が、ほぼ倍の63人、
・・・というのは、この時期にしては、あまり絞り込まれていない感があります。
ちなみに、昨年の「半月ちょっと前」時点の集計では56人でしたし、
ドラフト直前に45個集計したときも59人止まりでした。
それと比べると、やはり今年は、
昨年よりも有力選手がバラけているようですね。
・・・と、本日は、とりあえずここまで。
明日は、これを細かく見ていきます。