各スターター選手の「調整」状況
NFL.comへのリンク貼り替え(+データ穴埋め)作業、
現在の進捗は、苗字の頭文字「C」の途中。
人数にして、500人分弱くらいまできたので、
現役選手全体(2800人ちょっと)の約6分の1が終わったことになります。
・・・えー、開幕までに完了することは諦めました。
ま、週末ごとに500人分ずつ終わらせていくイメージで、終了は約1ヵ月後かな。
さて、では、NFLプレシーズンゲーム第3週、現地昨日行われた9試合の感想を。
開幕前に1週間休養を取るために、実質、主力陣はプレシーズンゲーム「最終週」となるので、
昨日・一昨日と同様、スタータークォーターバックがどこまで出場したか、
ということを中心に、各試合を見ていきたいと思います。
まずは、ボルチモア・レイヴンズ対ワシントン・レッドスキンズの試合。
この試合、「Play-By-Play」を見ていたら、第3クォーターの途中で突然終了していまして、
「おいおい、ちゃんと最後まで掲載してくれよ・・・」と思っていたら、
なんと、本当にそこで試合が終了していました。
悪天候のため終了だそうで。
アメフトは、基本的に悪天候でも試合を続行するものですが、
やっぱりこれは、プレシーズンゲームだから無理しなかった、ってことですかね。
それとも、それほど酷かった、ってことなのかなぁ。
じゃあ、レギュラーシーズンで同じような天候になった場合はどうなるんだろ。
どこまで試合が進んだら、NFLの試合は「成立」になるんだ?
・・・とか、今まで全く気にしたことがなかったことが気になってきました。
「ノーゲーム扱い」で後日に再試合・・・とかになっても、厳しそうだし。
まあ、それはともかく。
この2チームにとっては、大事な機会が奪われたことになるわけですが、
とりあえず、どちらも、スタータークォーターバックは前半いっぱいの登場でしたから、
それを見る限りでは、主力陣の調整としては問題なかった、ということになるのかな。
(悪天候の中で試合を行ったことの影響、とかは考えないとして)
・・・と思ったら、レッドスキンズのクォーターバックは、
QBジェイソン・キャンベルじゃなくて、QBトッド・コリンズでした。
(後半に登場したのは、QBマーク・ブルネル)
そうか、キャンベル、先週の試合で怪我をしていたのか。
開幕には間に合うのか・・・?
で、そのコリンズの出来は、さほど目立つものでもなく。
まあ、悪天候だと、パスも通りにくくなるのが一般的なので、仕方がないところですが、
一方で、レイヴンズのQBスティーヴ・マクネアは、なかなかの好調ぶり。
開幕に向けて、仕上がりは万全というところでしょうか。
レイヴンズの2番手QBカイル・ボウラーは、後半に登場して、
いきなりインターセプトリターンタッチダウンを喰らってしまっていまして、
「あちゃー、この後、盛り返してくれよ」と思っていたら、試合終了。
ちと、不完全燃焼な感じでした。
来週はスターター出場なのかな。
頑張って、良いアピールをしてください。
次に、クリーブランド・ブラウンズ対デンバー・ブロンコスの試合。
うん、ブラウンズのQBチャーリー・フライは、なかなか良かったのではないでしょうか。
後半に、QBブレイディ・クィンが登場して、そちらは、タッチダウンも挙げていますが、
見ていた感じでは、フライの方が大事なところでしっかりとパスを通せていたりして、
良い出来だったんじゃないかな、という気がしています。
これなら、フライが開幕スターターで問題ないでしょう。
頑張れよー。
来週は、クィンがスターター出場したりするのかな。
まあ、この試合、第2クォーター早々にフライは引っ込んでしまっていたので、
来週の試合も出場してくるかもしれませんが。
ブロンコスのQBジェイ・カトラーは、まあまあの出来、といったところでしょうか。
第3クォーター途中まで出場して、パス16回中9回成功115ヤード獲得1タッチダウン。
「素晴らしい」とまではいきませんが、先週がいまいちだっただけに、
最終調整としては、良い方向にいったのではないかと思います。
心配なのは、ブロンコスのRBトラヴィス・ヘンリーとRBマイク・ベルが、
ともに、怪我のために欠場していたことで。
この2人を欠くのは、ブロンコスとしては大打撃でしょう。
開幕までに完治してくれると良いのですが・・・。
特に、僕はベルの活躍に期待しているので、
「とにかく、ベルだけでも戻ってきてくれれば・・・」と願っているところです。
次に、ダラス・カウボーイズ対ヒューストン・テキサンズの試合。
カウボーイズのQBトニー・ロモは、第3クォーターいっぱいまで登場。
その最後のプレーがインターセプトだった・・・というのは、
ちと後味が悪いところですが、まあまあ、2タッチダウン挙げてますし、
良い「調整終了」の試合となったのではないでしょうかね。
ちなみに、そのインターセプトのときに投げた相手はWRテレール・オーウェンズ。
オーウェンズは、この試合、35ヤードタッチダウンレシーブもしていますが、
5回投げられてレシーブは1回だけ・・・というところが、
まあ、なんとも、オーウェンズらしいというか。
ロモも、あんまりオーウェンズをアテにし過ぎないように。
テキサンズのQBマット・シュアブも、第3クォーター最初のドライブまで出場し、
パス16回中12回成功109ヤード獲得2タッチダウンで、上々の出来。
結構、期待してしまいますね。
なお、この試合、カウボーイズのKマーティン・グラマティカが、
トライフォーポイントのキックに失敗しています。
なんでそんなことをわざわざ書くのかというと、
後から、関連する話が出てくるためで。
まあ、それは今は置いておいて、ただ、やっぱりこれで、
カウボーイズのキッカーは、Kニック・フォークで決まりかな、という感じがしますね。
次に、デトロイト・ライオンズ対インディアナポリス・コルツの試合。
コルツのQBペイトン・マニングは、前半いっぱいの出場で、
パス27回中23回成功233ヤード獲得3タッチダウン。
調子良すぎです。
今プレシーズンで最も絶好調だったクォーターバック2人を挙げるなら、
このマニングと、あとは、ニューオリンズ・セインツのQBドリュー・ブリーズかな。
この2人が次に登場するのは、9月6日。
そう、開幕戦のセインツ対コルツの試合です。
いやぁ、気持ちを盛り上げてくれますね。
楽しみ、楽しみ。
一方、ライオンズは、この試合、J・T・オサリヴァンが1試合全て担当。
ライオンズのスタータークォーターバックは、先週までの出来から、
QBジョン・キトナで間違いのないところでしょうから、
2週間を休養に充てる、ということなのかな。
キトナは、背中を痛めている、という話もありますし、大事を取ったのかもしれません。
で、オサリヴァンにとっては、アピールの大チャンス。
もちろん、良い成績を残してもスターターとなれるわけではないでしょうが、
今後のことを考えると、頑張りどころです。
・・・が、ちょっと、アピールに失敗したかな。
いや、全体的に見れば、「酷い」というほどではなかったと思うんですけどね。
2インターセプトは、ちょっと痛かったです。
まあ、今の段階では、こんなところか。
これで、チーム首脳からの評価が落ちていたりしないことを祈ります。
オサリヴァンは、7月初めにライオンズと契約したばかりだったのですから、
そこから1ヶ月ちょっとで、プレシーズン1試合を任されるまでになった、
・・・と考えると、なかなかに素晴らしいことだと思います。
ちなみに、今プレシーズン、最も合計パス獲得ヤードが多いクォーターバックは、
現時点で、オサリヴァンだったりします。
これも、なかなか凄い話で。
今後に期待したいですね。
なお、この試合、コルツのKアダム・ヴィナティエリが、
トライフォーポイントのキックに失敗しています。
・・・と、これで、後から書く「関連する話」の想像が付いたと思いますが。
次に、ミネソタ・ヴァイキングス対シアトル・シーホークスの試合。
先週欠場していたシーホークスのQBマット・ハセルベックは、前半いっぱいの出場で、
スタッツだけ見ると、QBレーティング「68.0」と悪いように見えますが、
内容的には、結構良かったんじゃないかと思います。
もちろん、「詰め」が良ければ、もっと良かったのでしょうが、
クォーターバックにとって大事な仕事の1つは、
「自身がタッチダウンを取ること」・・・というよりは、
「得点圏内までもっていくこと」なのではないでしょうか。
こういうあたりは、QBレーティングでは判断できないところですよね。
QBレーティングで言えば、控えのQBセネカ・ウォレスの方が、かなり良かったです。
こちらは、「QBレーティングどおり」の良い出来。
先週、散々な出来だっただけに、ホッとしました。
一方の、ヴァイキングスQBターヴァリス・ジャクソンは、
いきなり最初のプレーで、ファンブルしてターンオーバーを喫してしまうという出だし。
結局、第3クォーター最初のドライブまで出場し、
あんまりパッとしない出来だったかな。
良いところもありましたけどね。
ジャクソンは、いよいよ、スターターとして開幕を迎えるシーズンが迫ってきました。
あんまり話題に上らなく、今のところ、いまいち地味な感じがしますが、
そんな状況の中で、一躍、「シンデレラ」になったりしたら、結構痛快なところ。
頑張ってもらいましょう。
なお、ヴァイキングスのRBエイドリアン・ピーターソンは、ラン10回41ヤード獲得。
これで、3試合で合計144ヤード獲得となりました。
プレシーズンとしては、なかなか素晴らしいのではないでしょうか。
レギュラーシーズンでも期待します。
次に、ニューヨーク・ジェッツ対ニューヨーク・ジャイアンツの試合。
ジェッツのQBチャド・ペニントンは第3クォーター最初のドライブまで、
ジャイアンツのQBイーライ・マニングは前半いっぱいまで、それぞれ出場。
で、ペニントンはいまいち、マニングはまあまあ、という出来でした。
「まあまあ」という割には、ジャイアンツの前半の得点があまり多くない一因は、
ジャイアンツのKローレンス・タインス。
おお、ようやく登場してきたか・・・と思ったら、
40ヤードのフィールドゴールに失敗し、
続けて、43ヤードフィールドゴールにも失敗。
・・・だ・・・大丈夫か・・・?
ちなみに、ついでに言うと、
もう1人のKジョシュ・ヒューストンも42ヤードフィールドゴールに失敗しています。
・・・だから良い、という話でもないですけどね。
一方、「いまいち」と書いたペニントンも、
一応、試合開始直後の1プレー目に、79ヤードタッチダウンパスを決めています。
そして、その直後、ジェッツのKマイク・ニュージェントが、
トライフォーポイントのキックを失敗。
これで、この日、3人目のトライフォーポイントのキック失敗。
そんなに頻繁に起こることでもないので、1日に3回も起こると、
ちょっと「なんでだ?」と思ってしまいますね。
・・・というわけで、これが、本日の「傾向」(?)、という話でした。
しかし、なんででしょうね。
この試合とか、別に、天候が悪かったわけでもないようですし。
まあ、だからこそ、こういう「偏り」が面白いところなんですけども。
なお、この試合、ジャイアンツの控えQBジャレッド・ロレンゼンは欠場。
どうやら、(練習中に?)脳震盪を起こしていたようです。
お大事に。
・・・と、えーっと、まだあと3試合残っているのですが、
時間が無いので、続きはまた明日。