もっと長いパスを!



では、NFL第3週マンデーナイトゲームNHKBS1で放送されていた、
テネシー・タイタンズニューオリンズ・セインツの試合の感想を。


絶不調のセインツオフェンスですが、
前半、ちょっとだけ、QBドリュー・ブリーズの長いパスが決まったりして、
良い感じに見えたところもありましたね。


・・・少しだけですけども。


ちょうど、放送の中で、良いデータが表示されていたのですが、
正確に紹介されていなかったので、ここで改めて紹介しておきますと、
ブリーズは、昨シーズン、「21ヤード以上離れたレシーバーに対するパス」で、
成功率52%(NFLトップ)、タッチダウンパス13個(NFLトップ)だったそうで。


開幕戦のときも、先週の試合でも書いてきたことですが、
やはり、短いパスばかりが目立つ今シーズンは、本来の姿ではないと言えると思います。
(とはいえ、「フォースダウン残り1ヤード」でロングパスは、どうかと思いますが)


果たして、早期に、その姿を取り戻すことが出来るのかどうか。


ただ、気がかりなのは、RBデュース・マカリスターが怪我をしてしまったことで。


昨シーズンも、派手に目立っていたのはRBレジー・ブッシュですが、
実質、ランニングバックとして活躍していたのは、マカリスターの方でした。


ブッシュのプレーは、派手なので、見ていて面白いのですが、
現状、決して「信頼の置けるランニングバック」ではないと思っています。
(「ランナーレーティング」の低さからも、それが伺い知れます)


この試合も、2タッチダウンを挙げていて、一見活躍したかのように見えますが、
その実、ラン7回15ヤード獲得(最長6ヤード)という低調ぶり。


「ランがあってこそのパス」と考えると、これは、かなり気がかりなところです。


あ、そうそう、セインツオフェンスの不調は、ランプレーが少なすぎることが原因、
という論調が強いようですが、僕は、それには強くは同意できません。
(「強くは」というのは、「ある程度」なら同意できる、という意味)


回数の多さではなく、如何に効果的なランが出せるか、
ということが重要だと思うので。


今の状態のまま、回数だけ増やしても、上手くいかないんじゃないでしょうかねぇ。


以上、第3週マンデーナイトゲームの感想でした。