週間オフェンスラインMVP(第3週)



さて、今週も、「オフェンスラインスタッツ」を用いた、
「週間オフェンスラインMVP」を掲載したいと思います。


まず、第3週の「ベストオフェンスライン選手」は以下の通り。

  選手名 オフェンスライン
ポイント
ラン パス 反則
LT トニー・ユーゴー
インディアナポリス・コルツ
38 30 8 0
LG クリス・リウィンスキー
マイアミ・ドルフィンズ
31 28 3 0
C ショーン・メイハン
ピッツバーグ・スティーラーズ
35 34 1 0
RG デイヴィン・ジョセフ
タンパベイ・バッカニアーズ
32 30 2 0
RT ジョーダン・グロス
カロライナ・パンサーズ
25 30 -5 0



先週までとは変わり、ちょっと新鮮な顔ぶれになりましたかね。


いずれも、今週の試合でランが好調だったチーム。


そんな中、「パスの好調さ」も抜けていたコルツのユーゴーが、
今週の「週間オフェンスラインMVP」です。


いやぁ、きましたね、ユーゴー


開幕戦で注目されていたことも記憶に新しいですが、
なんといっても、今シーズンのドラフト2巡指名選手


今、最も活躍している新人選手の1人と言ってよいでしょう。


そのユーゴーが紹介されるときに、枕詞のように出てくるのが、
タリック・グレンの引退によって左タックルを任されることになった」という言葉。


グレンは、このコーナーの常連選手でした。


昨シーズンのカンファレンスチャンピオンシップのときに、
グレンが「週間オフェンスラインMVP」となっていたので、ちょっと振り返ってみます。


 http://d.hatena.ne.jp/Kiyota/20070124


今、改めてグレンの紹介を読むと、ちょっと感慨深いものがありますね。


ついに、QBペイトン・マニングと共にスーパーボウルリングを手にしたグレンが、
その後に選んだのは、「契約延長」ではなく、「引退」でした。


そういう道もあるんだなぁ、と。


サラリーキャップ制度下においては、
>長年在籍した選手が必ずしも残留できるわけではないのが実情ですが、
>ここまでコルツ一筋で支え続け、結果を残してきた選手ですから、
>なんとか、「コルツで現役生活を終えられる」というようになるといいですね。


このことこそが、グレンの願いだったのかもしれません。


まさに、「ハッピーエンド」でした。


さて、今シーズン。


長年、左タックル選手として、マニングを支え続けたグレンの後を引き継いだのが、
新人選手のユーゴー


誰しもが、不安を覚えるところです。


しかし、そんな不安は、ここまでの3試合を見る限りでは、
全くの杞憂だったと言ってもよいでしょう。


コルツオフェンスは好調であり、そして、ユーゴーが守るマニングも好調です。


この「週間オフェンスラインMVP」上においても、
スムーズにバトンタッチが行われた感じで。


グレンのように、今後何年もマニングを支え続ける。
ユーゴーには、そんな活躍を期待したいですね。


さて、第3週時点での「オフェンスラインベスト10」は、以下の通り。

順位(比) 選手名 オフェンスライン
ポイント
試合数 ラン パス 反則
1位(→) LT マット・ライト
ニューイングランド・ペイトリオッツ
119 3 76 43 0
2位(→) LG ローガン・マンキンズ
ニューイングランド・ペイトリオッツ
89.5 3 68 21.5 0
3位(↑) RG ベンジー・オルソン
テネシー・タイタンズ
67 3 64 3 0
4位(↑) C サムソン・サテレイ
マイアミ・ドルフィンズ
62.5 3 56 6.5 0
5位(↓) C ケヴィン・マワイ
テネシー・タイタンズ
57 3 54 3 0
6位(↑) LT アダム・テリー
ボルチモア・レイヴンズ
56 3 54 16 -14
6位(↑) LT ウォルター・ジョーンズ
シアトル・シーホークス
56 3 42 14 0
6位(↓) LG ジェイコブ・ベル
テネシー・タイタンズ
56 3 60 3 -7
9位(↑) C スティーヴ・マッキニー
ヒューストン・テキサンズ
54 3 40 14 0
10位(↑) LT ウィリアム・トーマス
フィラデルフィア・イーグルス
52 2 44 8 0

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上位2人は、先週と変わらず。


というか、値を見ていただきますと分かりますが、
かなり、独走状態に入りかかっています。


今週の「ベストオフェンスライン選手」には1人も入っていませんでしたが、
相変わらず、ペイトリオッツのオフェンスは好調ですからねぇ。


果たして、このまま突っ走ってしまうのかどうか。


他の選手を見ると、順位こそ動いていますが、
タイタンズ選手が3人入っているのも変わらず。


意外なところでは、ドルフィンズサテレイが、
先週25位から4位にジャンプアップしてきています。


そういえば、今週の「ベストオフェンスライン選手」にもリウィンスキーが入っていました。


そして、「ランナーレーティング」でも、RBロニー・ブラウンが9位に入っていました。


ドルフィンズは、開幕3連敗中ではあるのですが、
オフェンス(特にラン)はなかなか好調なのかもしれませんね。


以上、第3週の「オフェンスラインスタッツ」でした。