ディフェンス選手ランキング(第3週時点)
さて次は、「ディフェンスインパクトポイント」です。
まずは、第3週で高い値となった選手を、
ディフェンスライン・ラインバッカー・ディフェンスバックで、それぞれ1人ずつ。
選手名 | ポイント | タックル | ロス | サック | パスDef | INT | FUM |
---|---|---|---|---|---|---|---|
DE ジャレッド・アレン (カンザスシティ・チーフス) |
56 | 3 | 3 | 2 | 1 | 0 | 1 |
LB マシアス・キーワヌーク (ニューヨーク・ジャイアンツ) |
48 | 4 | 2 | 2 | 0 | 0 | 1 |
CB コーリー・アイヴィー (ボルチモア・レイヴンズ) |
47 | 3 | 1 | 1 | 2 | 0 | 1 |
アレンは、ロスタックルを連発するは、サックも連発するは、ファンブルを引き起こすはと、
「10対13」という僅差のミネソタ・ヴァイキングス戦で大活躍でした。
特に値千金だったのは、前半の最後。
相手オフェンスに30ヤード地点まで攻め入られた場面で、
サックをして10ヤード後退させてフィールドゴールを諦めさせ、
更に、その次のプレーでもサックをして前半終了、という。
最終的に3点差での勝利だったわけですから、かなり大きいプレーですね。
面白いのは、ファンブルフォースの場面で、
第2クォーターの途中、ヴァイキングスRBエイドリアン・ピーターソンにタックルし、
ピーターソンがファンブル、そして、ターンオーバー。
・・・かと思ったら、チャレンジが成功して、ファンブルは無効に。
そうしたら、その次のプレーで、またもアレンがピーターソンにタックルし、
ピーターソンがファンブル。
そして、今度こそ、正真正銘のターンオーバー。
続けてファンブルしてしまうピーターソンもピーターソンですが、
無効となっても、もう1度引き起こしてしまうアレンの執念も、なかなか凄いですねぇ。
このターンオーバーにより、相手陣奥深くよりオフェンスを開始したチーフスは、
結局、このドライブでフィールドゴール成功。
これも、「3点差の勝利」の中で重要な位置を占めるのは、言うまでもありません。
次に、キーワヌークは、最後、1ヤード地点まで攻め込まれながら7点差を守りきった、
ワシントン・レッドスキンズ戦で活躍。
第4クォーター、7点リードした後に引き起こした2サックとファンブルフォースは、
直接、ターンオーバー等になったわけではありませんが、
「逃げ切り」のディフェンスの中で、大きな位置を占めていると言えるでしょう。
更に言えば、前半終了間際、25ヤード地点まで攻め入られて、
「サードダウン残り1ヤード」という場面でロスタックルをし、
フィールドゴールの失点のみに抑えることに成功しています。
ここでタッチダウンを取られていたら、最後、
フィールドゴールで同点となっていた可能性が高いだけに、
目立たないながらも、勝利を呼ぶプレーだったのかもしれませんね。
そして、アイヴィーも、接戦となったアリゾナ・カーディナルズ戦で活躍しました。
第2クォーターにサックをしたときには、
直後のパントでパントリターンタッチダウンが発生しており、間接的に貢献。
第3クォーターには、27ヤード地点でパスをキャッチした、
カーディナルズWRラリー・フィッツジェラルドにタックルしてファンブルフォース。
更に、自分でファンブルリカバー。
失点を免れるとともに、折り返しのオフェンスのフィールドゴールにつながっています。
そして、試合終盤には、QBカート・ウォーナーのエンドゾーンへのパスを失敗させ、
失点をフィールドゴールのみに止めることに成功。
同点とされましたが、その後の、「勝ち越しフィールドゴール」につなげました。
・・・と、こうやって順に見てみると、
接戦での勝利の中では、ディフェンス選手の誰かが、
必ず重要な役割を担っているということが、よく分かりますねぇ。
さて、第3週時点での「ディフェンス選手ベスト10」は、以下の通り。
順位(比) | 選手名 | ポイント | タックル | ロス | サック | パスDef | INT | FUM |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位(↑) | DE トレント・コウル (フィラデルフィア・イーグルス) |
102 | 5 | 4 | 5 | 0 | 0 | 2 |
2位(↑) | LB バレット・ルード (タンパベイ・バッカニアーズ) |
95 | 29 | 4 | 0 | 0 | 1 | 2 |
3位(↑) | LB カーク・モリソン (オークランド・レイダーズ) |
86 | 17 | 3 | 0 | 3 | 3 | 0 |
4位(↑) | CB アンソニー・ヘンリー (ダラス・カウボーイズ) |
84 | 10 | 0 | 0 | 3 | 4 | 0 |
5位(↑) | LB キース・バラック (テネシー・タイタンズ) |
83 | 12 | 3 | 0 | 0 | 3 | 1 |
6位(↓) | LB ルーズヴェルト・コルヴィン (ニューイングランド・ペイトリオッツ) |
82 | 10 | 0 | 2 | 0 | 1 | 2 |
7位(↓) | LB ローファ・タトゥープ (シアトル・シーホークス) |
81 | 21 | 2 | 0 | 0 | 1 | 2 |
8位(↑) | LB ジェイムズ・ファリアー (ピッツバーグ・スティーラーズ) |
80 | 12 | 2 | 2 | 4 | 0 | 1 |
9位(↑) | SS クリス・ハリス (カロライナ・パンサーズ) |
79 | 16 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 |
9位(↑) | SS ショーン・ジョーンズ (クリーブランド・ブラウンズ) |
79 | 21 | 2 | 0 | 3 | 1 | 1 |
(NFL - My New Ratings & Stats)
今週1位に上がったのは、毎週コンスタントな活躍をしているコウル。
イーグルスは、オフェンスが大爆発して初勝利を収めましたが、
ディフェンス選手は、コツコツと頑張っています。
大きくジャンプアップしてきたのは、4位のヘンリーと5位のバラックで、
どちらも、今週の週間MVP受賞者です。
ディフェンスバック選手も、ようやく、上位陣に見られるようになって、
ポジションごとのバランスも、だんだん良くなってきましたね。
先週1位のコルヴィン、2位のタトゥープが、今週は6位・7位。
・・・と、まあ、大体、そんなところで。
まだまだ、週も浅いですから、ランキングの変動は激しいです。
以上、第3週の「ディフェンスインパクトポイント」でした。