ドカンと一発
NFL第8週の試合の中から感想を。
まずは、バッファロー・ビルズ対ニューヨーク・ジェッツの試合。
>スタータークォーターバックの交代が確定したチームと、
>まだギリギリ交代せずに済んでいるチームの対戦。
・・・だったのに、ビルズはQBトレント・エドワーズが怪我をしてしまい、
J・P・ロスマンが登場。
そして、タッチダウンパスを通して勝利。
一方、この試合でもパッとしなかったジェッツQBチャド・ペニントンは、
試合終盤、QBケレン・クレメンスと、ついに交代。
・・・うーん、何と言いますか。
今シーズンは、ホント、クォーターバックの途中交代(大半の理由は怪我)が多い多い。
僕は、「チームを応援している」というよりは、
選手、特にクォーターバックが誰か、ということで、
応援するチームがガラッと変わる人間です。
そういう人間にとっては、非常に辛いシーズンとなっていますねぇ。
もう、次の試合で、自分の応援している選手が出場するのかしないのか、
ということが、全く予想がつかないんですから。
いや、ホント、こんなシーズン珍しいと思いますよ。
異常事態と言ってもいいくらいに。
結局、この試合に関しては、ジェッツを応援して見ていたのに、
最終的には、ビルズが勝って喜んだ、というような、そんな試合でした。
それにしても。
この試合、両チーム合わせて4人のクォーターバックが出てきたのですが、
結局、長いパスをドカンと投げたのは、ロスマンだけだったような。
確かに、短いパスを多く成功させて、時間を使いながらオフェンスを進めることは、
非常に重要なことだと思います。
ただ、そればかりを繰り返して、思い切ったプレーを1つもしないと、
結局、行き詰ってしまうことになり、それが、この試合の前半がパッとしないものであったり、
ペニントンが苦境に陥ってしまったりした原因なのではないかと。
そんな風に感じたりもしています。
・・・まあ、そう言うのは、僕がロスマン贔屓だからなんでしょうけどもね。
お帰りなさい、ロスマン。
遅くなりましたが、ここから、ドカンドカンと派手なパスを投げまくってください。
そして、ビルズをスーパーボウルに導いてください。(・・・ここに至って、まだ言うか!?)
さて、クォーターバックが交代した試合は、他にもあります。
それは、インディアナポリス・コルツ対カロライナ・パンサーズの試合。
パンサーズは、QBデイヴィッド・カーが怪我で本調子ではないため、
QBヴィニー・テスタヴァーディがスターター出場しておりました。
が、後半のパンサーズオフェンスの最初のプレーで、テスタヴァーディが怪我。
結局、その後は、「本調子ではない」というカーが出場することになってしまいました。
そもそも、このパンサーズは、正クォーターバックのQBジェイク・デロームが、
怪我のためシーズンエンドしてしまっているチーム。
その後、カーが怪我で退き、今度はテスタヴァーディが怪我。
異常事態、ここに極まれり・・・といった感じです。
ホント、どういうシーズンなんでしょうか。
この試合、カーの調子は、良くもなく悪くもなく、
・・・というか、まあ、点を取れなかったから「悪い」に入るんでしょうけども、
とりあえず、ちゃんとプレー出来るくらいではあるようなので、ホッと一息。
また来週から頑張ってください。
さて、残りは、テレビで見た試合について。
まず、「GAORA」で放送していた、
ピッツバーグ・スティーラーズ対シンシナティ・ベンガルズの試合。
なんか、前にも書きましたが、どうもテレビ中継で見ると、
スティーラーズのQBベン・ロスリスバーガーは、いつも「良い」ように見えるんですよねぇ。
見ていない試合では、いろいろとやらかして、「悪い」感じがあったりするんですけども、
なぜか、見ている試合では、いつも「良い」。
まあ、ロスリスバーガーを応援している者としては、
映像で活躍が見られるのは、嬉しいことなんですけどもね。
もちろん、この試合では、インターセプトされたプレーで「悪い」ところが見られましたが、
総じて見れば、「良い」ところが目立ったと言ってよいでしょう。
やっぱり、ロスリスバーガーの真骨頂は、
ポケットの中で、相手ディフェンスをかわしながら投げるパスですよね。
試合としては、とにかく、スティーラーズが負ける気が全くしなかったです。
ランは出まくるは、パスは通りまくるは。
ニューイングランド・ペイトリオッツやコルツの影に隠れていますが、
スティーラーズも、その2チームに匹敵する強さを持っているのではないかと思います。
ちょっと、今から、プレーオフでの激突が楽しみだったりしている、今日このごろ。
なんとなく、来週のペイトリオッツ対コルツの試合が「頂上決戦」という感じになっていて、
勝ったチームが、そのまま今シーズンのAFC優勝チームになりそうに思われるところですが、
そのチームに勝てるチームの筆頭が、スティーラーズであることは間違いないでしょう。
あ、そうか。
レギュラーシーズンでも、第14週にペイトリオッツ戦があるんだ。
盛り上がりそうですねぇ。
・・・と、とにかく気の早いことばかり考えていたり。
次は、NHKのBS1で放送していた、
ニューヨーク・ジャイアンツ対マイアミ・ドルフィンズの試合。
凄いな、ジェイソン・テイラー人形。
ほとんど、ロボットじゃん。(「二足歩行」は見た目だけだろうけども)
以上。
・・・うーん・・・、まあ、なんというか、
ドルフィンズは、典型的な「悪循環チーム」になってますねぇ。
昨年だったか一昨年だったかのオークランド・レイダーズの試合を見たときに、
同じようなことを感じた覚えがあります。
QBクリオ・レモンは、良さそうな感じなので、
なんとか、悪循環から抜け出してもらいたいものですね。
とりあえず、「失うものは何もない」チームなんだから、
「反則を犯した選手は試合に出さない」くらいの荒療治は、やってもよいと思うのですが。
さて最後に、同じくNHKのBS1で放送していたマンデーナイトゲーム、
グリーンベイ・パッカーズ対デンバー・ブロンコスの試合。
あそこまでいったら、ブロンコスに勝ってもらいたかったなぁ、
・・・という気持ちが、QBジェイ・カトラーを応援している者としてはありますが、
しかし、なんとも気持ちの良い決着の付き方だったようにも思います。
ホント、QBブレット・ファーヴは、何歳になっても華のある選手ですね。
相手チームを応援していても、「まあ、ファーヴに活躍されたらしょうがないか」と、
そんな風に思ってしまわせるものがあります。
是非、今シーズンは、スーパーボウルまで駆け上がってください。
期待しています。
ブロンコス視点で言うと、まあ、
敵陣1ヤード地点まで攻め込んでのファンブルターンオーバーは、
アクシデント的な要素が強いので、仕方がないと思いますが、
ちょっと納得がいかなかったのは、第4クォーター最後、
同点フィールドゴールの直前のプレー選択。
あそこでカトラーに走らせるというのは、どうなんだろう。
まあ、ファーストダウンを取れていれば、すぐにスパイクで時計を止めて、
もう2プレー(出来れば)、パスプレーをする予定だったのかもしれませんが。
でも、それだったら、ビシッと1プレー、パスを投げた方が良かったんじゃないかなぁ、
と思ってしまいます。
カトラー、かなり調子良かったですし。
・・・まあ、これは、結果論かもしれませんね。
そうそう、試合の序盤に、ファーヴとカトラーの代理人が同じ人で、
その人が「2人はよく似ている」と言っていることが紹介されていましたが、
ファーヴとカトラーがタイプ的に似ているというのは、
昨年のドラフト前から、結構、広く言われていたことなんですよね。
それはもちろん、プレーぶりに関して(肩が強いとか)なんですけども、
今回の話は、それを超えたところまで、
ホントにタイプが似ているんだなぁ、と感じさせてくれます。
カトラーも、今後、ファーヴと同じように長く活躍して、そして、
多くの人から愛されるクォーターバックになっていってもらいたいですね。
以上、第8週の試合の感想でした。