週間オフェンスラインMVP(第15週)



では、次は、「オフェンスラインスタッツ」を用いた、
「週間オフェンスラインMVP」を掲載したいと思います。


まず、第15週の「ベストオフェンスライン選手」は以下の通り。

  選手名 オフェンスライン
ポイント
ラン パス 反則
LT ジャモール・ブラウン
ニューオリンズ・セインツ
47 28 19 0
LG アロン・シアーズ
タンパベイ・バッカニアーズ
46 46 0 0
C ジョン・ウェイド
タンパベイ・バッカニアーズ
51 58 0 -7
RG デイヴィッド・バース
サンフランシスコ・49ers
50 46 4 0
RT ジョン・スティンチコム
ニューオリンズ・セインツ
39 20 19 0



今週は、セインツとバッカニアーズから2人ずつ。


そんな中から、今週の「週間オフェンスラインMVP」は、ウェイドとなります。


ウェイドは、昨シーズンの第16週と今シーズンの第4週に、
「ベストオフェンスライン選手」となっていましたが、「週間オフェンスラインMVP」は初。


ウェイドは、1998年、ジャクソンビル・ジャガーズドラフト5巡指名されNFL入り。


その年は、5試合に途中出場するだけに止まりますが、
翌年は、全16試合にスターター出場しました。


前途洋洋かと思われましたが、好事魔多し。


翌年、第2週の試合で怪我を負い、インジャリーリザーブ入りの憂き目に遭うと、
翌年も、怪我の影響で、15試合に途中出場するに止まることとなります。


ただ、実力は既に認められており、このシーズン終了後にフリーエージェントとなりますが、
すぐに再契約を果たし、再び、全16試合にスターター出場を果たします。


翌年、再度フリーエージェントとなったときに、
この実績を引っさげて、バッカニアーズと契約。


そして、その初年度から全16試合にスターター出場します。


ただし、ここでも好事魔多し。
翌年は、シーズン中盤で、インジャリーリザーブ入りしてしまいました。


そのシーズン終了後、ウェイドバッカニアーズと再度契約。


このときは、サラリーキャップ枠に収めるための契約見直しということで、
実質的には「減俸」と言えるものでした。


ただ、それにもめげず、そこから2シーズン連続、全試合にスターター出場。
そして、今シーズンも、ここまで14試合全てにスターター出場。


・・・という、プロ10年目のウェイドです。


こうして見てみると、怪我のために、ちょっと寄り道している感はありますが、
それでも、これだけコンスタントに出場し続けているのは、実力の証と言えるのでしょう。


一昨年以来の地区優勝でプレーオフ進出を決めたバッカニアーズですが、
プロボウルに1人も選出されていないところからも分かるように、
特に注目される大活躍を見せている選手がいるわけではありません。


それでも、オフェンス好調で勝ち進んでいるのは、
ウェイドのような「縁の下の力持ち」が、しっかりと活躍しているからなのかもしれませんね。


プレーオフでも、しっかりと支えてもらいましょう。


さて、第15週時点での「オフェンスラインベスト10」は、以下の通り。

順位(比) 選手名 オフェンスライン
ポイント
試合数 ラン パス 反則
1位(→) C ジェフ・フェイン
ニューオリンズ・セインツ
216.5 12 164 66.5 -14
2位(→) LT マット・ライト
ニューイングランド・ペイトリオッツ
200 14 98 144 -42
3位(→) C ジェフ・サタデイ
インディアナポリス・コルツ
180.5 14 150 37.5 -7
4位(↓) LG ライアン・リルヤ
インディアナポリス・コルツ
178.5 14 162 37.5 -21
5位(↑) C ダン・コッペン
ニューイングランド・ペイトリオッツ
178 13 130 69 -21
6位(↑) LG ジャマー・ネズビット
ニューオリンズ・セインツ
160 14 102 86 -28
7位(↑) LG ローガン・マンキンズ
ニューイングランド・ペイトリオッツ
159 14 136 72 -49
8位(↓) LT トニー・ユーゴー
インディアナポリス・コルツ
147 9 84 77 -14
9位(↑) LT エフレイム・サラーム
ヒューストン・テキサンズ
142 14 106 92 -56
9位(↓) RT ニック・ケイザー
ニューイングランド・ペイトリオッツ
142 14 12 144 -14

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先週1位になったフェインが、今週も1位キープです。
それに加え、セインツからは、ネズビットもベスト10入りしてきました。


完全に、上位争いは、「セインツ対ペイトリオッツ対コルツ」という様相を呈してきましたねぇ。


以上、第15週の「オフェンスラインスタッツ」でした。