週間オフェンスラインMVP(第17週)



さて、今週も、「オフェンスラインスタッツ」を用いた、
「週間オフェンスラインMVP」を掲載したいと思います。


まず、第17週の「ベストオフェンスライン選手」は以下の通り。

  選手名 オフェンスライン
ポイント
ラン パス 反則
LT ジョー・トーマス
クリーブランド・ブラウンズ
33 36 -3 0
LT マット・ラプシス
デンバー・ブロンコス
33 20 13 0
LG ロブ・シムズ
シアトル・シーホークス
35 40 2 -7
C ジョン・ウェイド
タンパベイ・バッカニアーズ
27 26 1 0
RG キードリック・ヴィンセント
アリゾナ・カーディナルズ
33.5 30 3.5 0
RT エリック・ウィンストン
ヒューストン・テキサンズ
31 30 1 0



今週も、全員違うチームから。


なお、ヴィンセントは、今シーズン初スターター出場でした。


それから、ラプシスが、年明けに引退を発表しています。
最後に、良い活躍が出来たようですね。


ブロンコス一筋11年、お疲れ様でした。


そして、今週の「週間オフェンスラインMVP」は、シムズとなります。


シムズは、今シーズンの第2週にも「ベストオフェンスライン選手」にはなっていましたが、
「週間オフェンスラインMVP」は初めてのことです。


シムズは、2006年のドラフトシーホークスに4巡指名されNFL入り。


昨シーズンは、3試合目から14試合に出場し、シーズン最後の3試合はスターター出場。


そして、今シーズンは16試合全てに出場した・・・という、
なんとも、順風満帆なキャリアを送っています。


ついでに言えば、もちろん、昨シーズンのプレーオフ2試合でもスターター出場。


今シーズンも、シーホークスプレーオフに進出しましたから、
プロ入りから2年連続、プレーオフの試合に出場することとなりますね。


今シーズンのシーホークスは、パスオフェンスが好調ながら、
ランオフェンスは、いまいちだったイメージがあります。


それが、ここに来て、改善の兆しが見えてきた・・・という状況なのではないでしょうか。


ランオフェンスで重要な役割を担うと思われるシムズにとって、
ここは、頑張りどころでしょう。


是非、頑張ってもらいたいですね。


さて、レギュラーシーズン終了時点での「オフェンスラインベスト10」は、以下の通り。

順位(比) 選手名 オフェンスライン
ポイント
試合数 ラン パス 反則
1位(↑) LG ライアン・リルヤ
インディアナポリス・コルツ
223.5 16 196 48.5 -21
2位(→) C ジェフ・サタデイ
インディアナポリス・コルツ
221.5 16 180 48.5 -7
3位(↓) C ジェフ・フェイン
ニューオリンズ・セインツ
210.5 14 150 74.5 -14
4位(↓) LT マット・ライト
ニューイングランド・ペイトリオッツ
203 16 88 157 -42
5位(↑) RT ケヴィン・シャファー
クリーブランド・ブラウンズ
173 16 198 10 -35
6位(↑) RT エリック・ウィンストン
ヒューストン・テキサンズ
160 16 108 101 -49
7位(↑) LT トニー・ユーゴー
インディアナポリス・コルツ
157 11 72 99 -14
8位(↑) RT ジョン・スティンチコム
ニューオリンズ・セインツ
156 16 10 188 -42
9位(↑) LT ウィリアム・トーマス
フィラデルフィア・イーグルス
155 14 148 21 -14
10位(↓) LG ジェイコブ・ベル
テネシー・タイタンズ
153.5 16 170 11.5 -28
10位(↓) LG ローガン・マンキンズ
ニューイングランド・ペイトリオッツ
153.5 16 124 78.5 -49

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というわけで、リルヤが逆転で1位フィニッシュ。
サタデイとともに、コルツ勢のワンツーとなりました。


なお、先週時点で1位だったフェインは、今週の試合で失速して3位に終わっています。


注目すべきは、4位のライトまでが、「200ポイント」以上となっていることでして。


昨シーズンの1位が178ポイント、一昨年の1位も182ポイントと、
どちらも、今シーズンのランキングに当てはめれば、5位にしかならないポイントですので、
如何に今シーズンが、「オフェンス優勢」なシーズンだったかが分かるというものです。


ちなみに、今シーズンの10位のポイントでも、
昨シーズンなら2位になれていたりしますよ。


で、その中心は、もちろん、ペイトリオッツ勢とコルツ勢。


最終的には、ベスト10内にコルツ選手が3人、ペイトリオッツ選手が2人となりましたが、
シーズン中には、両チーム合わせて8人がベスト10内に入っていた時期もありましたし、
とにかく、この2チームのオフェンスの調子の良さが、
リーグ全体のオフェンスの調子の良さを押し上げていた感じでしょうかね。


なんとも、派手なシーズンでした。


さて、では、今回は「ベスト100」まで掲載したいと思います。

順位 選手名 オフェンスライン
ポイント
試合数 ラン パス 反則
12位 LT エフレイム・サラーム
ヒューストン・テキサンズ
145 16 100 101 -56
13位 C ハンク・フレイリー
クリーブランド・ブラウンズ
142 16 158 5 -21
14位 RG ジェイク・スコット
インディアナポリス・コルツ
139.5 16 126 48.5 -35
14位 C ダン・コッペン
ニューイングランド・ペイトリオッツ
139.5 15 92 75.5 -28
16位 RT ニック・ケイザー
ニューイングランド・ペイトリオッツ
136 15 12 138 -14
17位 C ジョン・ウェイド
タンパベイ・バッカニアーズ
134 16 158 18 -42
18位 RG デイヴィン・ジョセフ
タンパベイ・バッカニアーズ
130 16 168 18 -56
19位 LG ジャマー・ネズビット
ニューオリンズ・セインツ
126 16 60 94 -28
19位 RG ジリー・エヴァンズ
ニューオリンズ・セインツ
126 16 60 94 -28
21位 LG チェスター・ピッツ
ヒューストン・テキサンズ
118.5 16 124 50.5 -56
22位 RG フレッド・ウィアリー
ヒューストン・テキサンズ
115 12 90 39 -14
23位 RG スティーヴ・ニール
ニューイングランド・ペイトリオッツ
100.5 8 92 29.5 -21
24位 C マイク・フラナガン
ヒューストン・テキサンズ
99.5 13 84 36.5 -21
25位 LG ピート・ケンドール
ワシントン・レッドスキンズ
96.5 16 92 18.5 -14
26位 LT チャド・クリフトン
グリーンベイ・パッカーズ
96 16 -16 133 -21
27位 LT ジャモール・ブラウン
ニューオリンズ・セインツ
95 15 -8 173 -70
28位 C アル・ジョンソン
アリゾナ・カーディナルズ
94 14 88 20 -14
28位 RG セス・マッキニー
クリーブランド・ブラウンズ
94 8 114 1 -21
30位 LT ジョー・トーマス
クリーブランド・ブラウンズ
89 16 128 10 -49
31位 LG アロン・シアーズ
タンパベイ・バッカニアーズ
82 16 148 18 -84
32位 RT ジェレミー・トゥルーブラッド
タンパベイ・バッカニアーズ
81 16 108 36 -63
33位 RG ドゥーシー・ラトゥーイー
アリゾナ・カーディナルズ
80.5 15 120 23.5 -63
34位 LG レジー・ウェルズ
アリゾナ・カーディナルズ
79 16 94 27 -42
35位 C ケヴィン・マワイ
テネシー・タイタンズ
76 14 82 8 -14
36位 RT ライアン・ディーム
インディアナポリス・コルツ
72 10 62 59 -49
37位 LT マイケル・ロウス
テネシー・タイタンズ
69 16 74 23 -28
38位 C エリック・ジーアシウク
シンシナティ・ベンガルズ
66 12 50 44 -28
38位 RT マーク・コロンボ
ダラス・カウボーイズ
66 16 56 80 -70
38位 RT マーク・トーシャー
グリーンベイ・パッカーズ
66 16 -32 133 -35
41位 C スコット・ウェルズ
グリーンベイ・パッカーズ
65.5 13 30 56.5 -21
42位 LG カイル・コウジャー
ダラス・カウボーイズ
63 16 58 40 -35
43位 LT ドナルド・ペン
タンパベイ・バッカニアーズ
62 12 40 29 -7
44位 RG ベンジー・オルソン
テネシー・タイタンズ
61.5 13 64 4.5 -7
45位 C ニック・マンゴールド
ニューヨーク・ジェッツ
58.5 16 88 -22.5 -7
46位 C エリック・ヘイトマン
サンフランシスコ・49ers
56 16 124 -61 -7
47位 LT マックス・スタークス
ピッツバーグ・スティーラーズ
53 4 38 15 0
48位 RG マイク・ブリシール
ヒューストン・テキサンズ
52.5 4 48 11.5 -7
49位 RT トッド・ウェイド
ワシントン・レッドスキンズ
49 10 42 21 -14
50位 LT フロゼール・アダムズ
ダラス・カウボーイズ
44 16 62 80 -98
50位 RT リーヴァイ・ブラウン
アリゾナ・カーディナルズ
44 11 22 57 -35
52位 C ショーン・オハラ
ニューヨーク・ジャイアンツ
43.5 16 62 -11.5 -7
53位 LT ルーク・ペティグー
タンパベイ・バッカニアーズ
43 4 36 7 0
54位 RT アダム・テリー
ボルチモア・レイヴンズ
41 8 42 20 -21
54位 RT カリーム・マッケンジー
ニューヨーク・ジャイアンツ
41 16 78 -23 -14
56位 RG デイヴィッド・バース
サンフランシスコ・49ers
38 8 74 -22 -14
57位 LT クリス・サミュエルズ
ワシントン・レッドスキンズ
37 16 56 37 -56
58位 RT マーシャル・ヤンドゥ
ボルチモア・レイヴンズ
30 12 10 41 -21
59位 RG レオナード・デイヴィス
ダラス・カウボーイズ
29 16 24 40 -35
60位 C アレックス・ステパノヴィッチ
シンシナティ・ベンガルズ
28.5 4 24 18.5 -14
61位 LG エリック・スタインバック
クリーブランド・ブラウンズ
28 16 44 5 -21
62位 LT カーリフ・バーンズ
ジャクソンビル・ジャガーズ
27 14 32 16 -21
63位 C アンドレ・グーロード
ダラス・カウボーイズ
26.5 14 4 36.5 -14
63位 C ニック・ハードウィック
サンディエゴ・チャージャーズ
26.5 12 18 15.5 -7
65位 RG ジャスティン・スマイリー
サンフランシスコ・49ers
26 8 86 -39 -21
66位 LG ジュニアス・コストン
グリーンベイ・パッカーズ
24 7 -2 33 -7
67位 RG クーパー・カーライル
オークランド・レイダーズ
19 16 60 -27 -14
67位 LG ラリー・アレン
サンフランシスコ・49ers
19 16 94 -61 -14
70位 RG ブランドン・ムーア
ニューヨーク・ジェッツ
15.5 16 66 -22.5 -28
71位 LT リーヴァイ・ジョーンズ
シンシナティ・ベンガルズ
14 13 -54 103 -35
72位 RG ボビー・ウィリアムズ
シンシナティ・ベンガルズ
13.5 16 -14 62.5 -35
73位 RG ジェイソン・ファビーニ
ワシントン・レッドスキンズ
9 13 2 14 -7
73位 RT ジョン・ランヤン
フィラデルフィア・イーグルス
10 16 32 -22 0
73位 RT ポール・マクイスタン
オークランド・レイダーズ
10 6 30 1 -21
76位 LT マット・ラプシス
デンバー・ブロンコス
8 16 20 44 -56
77位 LG トッド・ヘリマンズ
フィラデルフィア・イーグルス
7.5 15 54 -11.5 -35
78位 RT エリック・ペアーズ
デンバー・ブロンコス
4 16 2 44 -42
79位 C ショーン・メイハン
ピッツバーグ・スティーラーズ
3.5 16 30 -5.5 -21
80位 RT エルトン・ブラウン
アリゾナ・カーディナルズ
3 5 34 -3 -28
80位 RT ステファン・ヘヤー
ワシントン・レッドスキンズ
2 5 -10 19 -7
80位 RG ライアン・タッカー
クリーブランド・ブラウンズ
2 8 26 4 -28
83位 C ケイシー・ウィーグマン
カンザスシティ・チーフス
1 16 46 -24 -21
83位 LT ジェフ・バッカス
デトロイト・ライオンズ
1 16 48 -5 -42
83位 C ユージーン・アマノ
テネシー・タイタンズ
1.5 5 12 10.5 -21
86位 C トム・ネイレン
デンバー・ブロンコス
0.5 5 -14 14.5 0
87位 LG アンドリュー・ウィットワース
シンシナティ・ベンガルズ
-1.5 16 -26 73.5 -49
88位 LG ダレン・コレッジ
グリーンベイ・パッカーズ
-2 13 -34 60 -28
88位 RT トニー・パショズ
ジャクソンビル・ジャガーズ
-2 15 34 13 -49
88位 C マイク・フライン
ボルチモア・レイヴンズ
-3 15 -10 7 0
91位 LG マイク・ウォール
カロライナ・パンサーズ
-4.5 16 34 -17.5 -21
92位 RG ラス・ホクスタイン
ニューイングランド・ペイトリオッツ
-5.5 8 -44 45.5 -7
93位 C ブラッド・ミースター
ジャクソンビル・ジャガーズ
-7.5 11 -16 8.5 0
94位 RG クリス・ネイオリー
ジャクソンビル・ジャガーズ
-8 8 0 -8 0
94位 C ケイシー・ラバック
ワシントン・レッドスキンズ
-8 15 10 17 -35
96位 RG アーティス・ヒックス
ミネソタ・ヴァイキングス
-8.5 4 16 -10.5 -14
97位 C ジャスティン・ハートウィグ
カロライナ・パンサーズ
-10.5 15 64 -18.5 -56
98位 LT トラヴェル・ワートン
カロライナ・パンサーズ
-13 16 50 -35 -28
99位 RT ステイシー・アンドリューズ
シンシナティ・ベンガルズ
-14 14 -78 106 -42
100位 LG ジョン・セントクレア
シカゴ・ベアーズ
-14.5 5 -2 -12.5 0
100位 RT ブランドン・ゴーリン
セントルイス・ラムズ
-15 8 -8 0 -7

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昨シーズンまでは、このランキングに「規定試合数」(4試合)の概念がなかったので、
ちょうどプラスのポイントになっている選手で100位あたりまで占められていましたが、
今シーズンは、87位以下がマイナスのポイントになってしまっています。


ですので、このランキングに登場している選手は、
全員が「今シーズン活躍した選手」というわけではなく、
あくまでも、「活躍した順」として見ていただければと思います。


とはいえ、もちろん、ここに登場していない選手よりは活躍しているのは確かで。


ベスト100内に1人も選手が入っていないチームは、
アトランタ・ファルコンズバッファロー・ビルズマイアミ・ドルフィンズ
そして、シアトル・シーホークスの4チームとなります。


第13週時点ではスティーラーズも、この中に入っていましたが、
最終的には2人がベスト10内に入っていて、かなり「上向き」な感じ。


逆に、ビルズとドルフィンズが新たに加わって、「失速」でシーズンを終えたことになります。


・・・まあ、ドルフィンズは「失速」というかなんというか・・・ですが。


相変わらず、プレーオフ進出チームであるシーホークスが入っているのは、
変な感じがしないでもないですが、
まあ、それだけ、特にランオフェンスが絶不調だったのだから、仕方ありません。


先ほども書きましたように、改善の兆しは見えてきているので、
プレーオフでは、そこに期待したいところです。


なお、ベスト100内に1人も入っていないのは、先ほどの4チームですが、
実は、ベアーズとラムズで最も上位の選手は、共にジャスト「100位」だったりします。


・・・ので、この2チームも、「失速」チームに入れるべきなのかも。


しかし、面白い偶然が起こるものだなぁ。


以上、第17週の「オフェンスラインスタッツ」でした。