「大激突!」の第3週
カレッジフットボール第3週の対戦カードを。
実はもう既に、木曜日の試合は行われた後だったりしますが・・・。
9月14日(木)
9月16日(土)
- ノートルダム大(独立校) ・・・ vs ミシガン大(Big Ten)
- マイアミ大(フロリダ)(ACC) ・・・ at ルイビル大(Big East)
- オクラホマ大(Big 12) ・・・ at オレゴン大(Pac-10)
- オハイオ州立大(Big Ten) ・・・ vs シンシナティ大(Big East)
- UCF(C-USA) ・・・ vs 南フロリダ大(Big East)
- アクロン大(MAC) ・・・ at 中央ミシガン大(MAC)
- ユタ大(MWC) ・・・ at ユタ州立大(WAC)
- USC(Pac-10) ・・・ vs ネブラスカ大(Big 12)
- フロリダ大(SEC) ・・・ at テネシー大(SEC)
- ネバダ大(WAC) ・・・ vs コロラド州立大(MWC)
アーカンソー州立大はお休みです。
メリーランド大対西バージニア大の試合結果については、また後日まとめて。
今週は、注目の対決が目白押しです。
まず、「AP通信」ランキング2位のノートルダム大は、
ランキング11位のミシガン大と対戦。
ランキング7位のフロリダ大はランキング13位のテネシー大と。
ランキング15位のオクラホマ大はランキング18位のオレゴン大と。
ランキング17位のマイアミ大(フロリダ)はランキング12位のルイビル大と。
・・・とまあ、ランキング校同士の対戦が、あるはあるは。
フロリダ大対テネシー大は、同カンファレンス対決でもありますから、かなり注目です。
個人的には、アクロン大対中央ミシガン大も、
同カンファレンス対決で注目したいところですが、
もちろん、アクロン大には、こんなところで負けてもらっては困ります。
頑張れよー。
あと、注目しているノートルダム大+「11校」には入ってませんが、
「ランキング6位のLSU対ランキング3位のオーバーン大」という試合もあり、
これが、今週の1番の目玉の試合でしょう。
前述のフロリダ大とテネシー大は、「SEC」カンファレンスの「EAST」ディビジョンですが、
LSUとオーバーン大は、同じ「SEC」カンファレンスの「WEST」ディビジョン。
激戦区である「SEC」カンファレンスの情勢は、
今週、一気に動くことになりそうですね。
果たして、どんな結果になるのか。
非常に楽しみです。
週間オフェンスラインMVP(第1週)
では、引き続き、「新能力指標」のランキング。
本日はまず、「オフェンスラインスタッツ」を用いた、
「週間オフェンスラインMVP」を掲載したいと思います。
まず、第1週の「ベストオフェンスライン選手」は以下の通り。
選手名 | ラン | パス | 反則 | オフェンスライン ポイント |
|
---|---|---|---|---|---|
LT | ルーク・ペティグー (ニューヨーク・ジャイアンツ) |
26 | 6 | 0 | 32 |
LG | トッド・ヘリマンズ (フィラデルフィア・イーグルス) |
18 | 5 | 0 | 23 |
C | マイク・フライン (ボルチモア・レイヴンズ) |
28 | 2.5 | 0 | 30.5 |
RG | ロベルト・ガーザ (シカゴ・ベアーズ) |
20 | 4 | 0 | 24 |
RT | カリーム・マッケンジー (ニューヨーク・ジャイアンツ) |
24 | 6 | 0 | 30 |
今週は、ジャイアンツの両タックルが素晴らしかったですねぇ。
タックル選手は、このスタッツ上、パスプレーが良いと値が高くなりやすいのですが、
今回に限っては、ランプレーの良さが全てでしょう。
ジャイアンツの2枚看板、RBティキ・バーバーとRBブランドン・ジェイコブズは、
非常に安定して、前進出来ておりました。
今週の「週間オフェンスラインMVP」は、
その、ジャイアンツのTルーク・ペティグーです。
ペティグーは、1999年にドラフト1巡(全体19位)指名でジャイアンツ入りし、
その年の途中からスターターとして定着。
翌年、ジャイアンツはスーパーボウルに出場。
もちろん、それにはペティグーの貢献もあったことでしょう。
2003年にフリーエージェントになった際には、即、再契約を結んでいます。
その2003年は、シーズン中に怪我でインジャリーリザーブ入りしており、
また、昨シーズンも、怪我で1試合に欠場していますが、
それ以外は、完全にスターターとして定着して、現在に至っています。
今年のプレシーズン中にも、古傷なのか、
やや背中の痛みに悩まされていたようですが、
第1週から、素晴らしい活躍が出来ました。
前述のバーバーは、1997年にNFL入りしておりますが、
初めてシーズン1000ヤードを達成したのは、2000年シーズンのこと。
昨シーズンは、リーグ2位の1860ヤードを走りました。
これには、ペティグーの貢献もあったりするのではないでしょうか。
また、本職(?)のパスプロテクションでも、
QBイーライ・マニングが、昨シーズン、NFCトップのパスヤードを記録しており、
左側(ブラインドサイド)を守るペティグーの存在は大きかったでしょう。
ジャイアンツのオフェンスの際には、ランにせよパスにせよ、
是非、注目しておきたい存在ですね。
さて、第1週時点での「オフェンスラインベスト10」は、以下の通り。
順位 | 選手名 | ラン | パス | 反則 | オフェンスライン ポイント |
---|---|---|---|---|---|
1位 | LT ルーク・ペティグー (ニューヨーク・ジャイアンツ) |
26 | 6 | 0 | 32 |
2位 | C マイク・フライン (ボルチモア・レイヴンズ) |
28 | 2.5 | 0 | 30.5 |
3位 | RT カリーム・マッケンジー (ニューヨーク・ジャイアンツ) |
24 | 6 | 0 | 30 |
3位 | LT ウィリアム・トーマス (フィラデルフィア・イーグルス) |
20 | 10 | 0 | 30 |
5位 | RG ロベルト・ガーザ (シカゴ・ベアーズ) |
20 | 4 | 0 | 24 |
6位 | LG トッド・ヘリマンズ (フィラデルフィア・イーグルス) |
18 | 5 | 0 | 23 |
7位 | RG キードリック・ヴィンセント (ボルチモア・レイヴンズ) |
20 | 2.5 | 0 | 22.5 |
7位 | LG ラリー・アレン (サンフランシスコ・49ers) |
20 | 2.5 | 0 | 22.5 |
9位 | LG エリック・スタインバック (シンシナティ・ベンガルズ) |
20 | 2 | 0 | 22 |
9位 | LG ルーベン・ブラウン (シカゴ・ベアーズ) |
18 | 4 | 0 | 22 |
当然、ペティグーが1位です。
ジャイアンツを初め、同じチームの名前がいくつか見受けられますが、
まあ、1週間(1試合)の結果だけですから、そうなるのでしょう。
ちなみに、昨シーズン、ちょっとだけ載せたことがありましたが、
ディフェンスも含めたチームの「ラインパワー」としては、
シカゴ・ベアーズが1位になっていました。
あ、そうそう、3位タイになっているイーグルスの「ウィリアム・トーマス」は、
昨シーズンまで「トレイ・トーマス」と名乗っていたプロボウラー選手です。
「トレイ」はニックネームだったらしいのですが
どうやら、今年から本名を名乗ることにした模様。
以上、第1週の「オフェンスラインスタッツ」でした。
ディフェンス選手ランキング(第1週時点)
さて、突然出てきました、「ディフェンスインパクトポイント」。
ディフェンス選手の「新能力指標」については暫定版が出来ている、
・・・と書いてましたが、せっかくなので、掲載しておきます。
ディフェンス選手に注目していくための、1つの手がかりとなりますしね。
で、変なところが出てきたら、修正していけばいいかな、と。
どんな考え方で作成してあるか等は、来シーズン前に説明します。
まあ、とりあえずは、「ディフェンスで目立っている選手」が、
ここでは高い値になるのだと考えていただければと思います。
ではまず、第1週で高い値となった選手を、
ディフェンスライン・ラインバッカー・ディフェンスバックで、それぞれ1人ずつ。
選手名 | ポイント | タックル | サック | パスDef | INT | FUM |
---|---|---|---|---|---|---|
DE ジョン・エイブレアム (アトランタ・ファルコンズ) |
61 | 3 | 2 | 0 | 0 | 2 |
LB キース・バラック (テネシー・タイタンズ) |
34 | 14 | 0 | 0 | 0 | 1 |
SS トロイ・ポラマル (ピッツバーグ・スティーラーズ) |
44 | 10 | 0 | 0 | 1 | 1 |
「パスDef」はパスディフェンス回数、「FUM」はファンブルフォース回数です。
(ファンブルリカバー回数は計算に含めていません)
サック回数は、公式スタッツでは2人でサックした場合は「0.5回」とされていますが、
ここでは、そういう場合でも1回は1回として数えています。
また、タックル回数にサック回数は含まれていません。(公式スタッツでは含まれています)
なお、「Play-By-Play」上のものを数え上げていますので、
公式スタッツと若干異なる部分が出てくるかもしれませんが、ご了承ください。
エイブレアムとポラマルについては、試合の感想のときに書いたとおり。
バラックの「タックル14回」は、全選手の中で最も多い回数になりますね。
さて、第1週時点での「ディフェンス選手ベスト10」は、以下の通り。
順位 | 選手名 | ポイント | タックル | サック | パスDef | INT | FUM |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1位 | DE ジョン・エイブレアム (アトランタ・ファルコンズ) |
61 | 3 | 2 | 0 | 0 | 2 |
2位 | DE ジャスティン・スミス (シンシナティ・ベンガルズ) |
49 | 2 | 3 | 0 | 0 | 1 |
3位 | SS トロイ・ポラマル (ピッツバーグ・スティーラーズ) |
44 | 10 | 0 | 0 | 1 | 1 |
4位 | DE レオナード・リトル (セントルイス・ラムズ) |
41 | 3 | 2 | 0 | 0 | 1 |
5位 | DE ジャレッド・アレン (カンザスシティ・チーフス) |
35 | 6 | 1 | 0 | 0 | 1 |
6位 | LB キース・バラック (テネシー・タイタンズ) |
34 | 14 | 0 | 0 | 0 | 1 |
6位 | CB アンドレ・ダイソン (ニューヨーク・ジェッツ) |
34 | 6 | 0 | 0 | 2 | 0 |
6位 | CB ウォルト・ハリス (サンフランシスコ・49ers) |
34 | 5 | 1 | 0 | 0 | 1 |
9位 | CB コートランド・フィネガン (テネシー・タイタンズ) |
33 | 4 | 1 | 0 | 0 | 1 |
9位 | LB ジョーイ・ポーター (ピッツバーグ・スティーラーズ) |
33 | 1 | 2 | 0 | 1 | 0 |
このランキングに、各ポジションの選手が満遍なく入ってくるのが、
この指標の特徴・・・というか、目標になります。
ただし、ディフェンスタックル選手が入ってきにくいのは、
作成したときから分かっている問題点(?)なのですが・・・。
まあ、いわゆる「潰れ役」などとして、スタッツに表れにくい仕事をしているからなぁ。
なかなか難しいですね。
とりあえずは、現時点の課題の1つとしておきます。
さて、第1週の試合で注目したエイブレアムとポラマルですが、
第2週の試合では、2人とも怪我のため欠場する可能性があるとのことです。
ちょっと残念。
また、試合中継を見て、目立つ選手をピックアップしていきたいと思います。
そうそう、参考までに。
今週の週間MVPのディフェンス部門は、NFCがエイブレアムで、
AFCは、ボルチモア・レイヴンズのLBレイ・ルイスでした。
ルイスの「ディフェンスインパクトポイント」は、今週27ポイント。
この指標上では、そんなにインパクトは感じられませんねぇ。
以上、第1週の「ディフェンスインパクトポイント」でした。