クライマックスは突然に



NFL第5週日曜日の試合は13試合。


うち、マイアミ・ドルフィンズニューイングランド・ペイトリオッツGAORAで、
ダラス・カウボーイズフィラデルフィア・イーグルスNHKBS1で、
それぞれテレビ観戦し、残りは全試合「Play-By-Play」観戦しました。


で。


その中には、様々な得点シーンや、逆転シーンなどがあったわけですが、
僕が最も喜び、興奮し、ガッツポーズをした場面は・・・と言いますと。


ドルフィンズペイトリオッツの試合。
最初のキックオフでドルフィンズWRウェス・ウェルカーが27ヤードのリターン。


・・・した、直後。


カメラが、フィールドに立つ1人の選手の背中を映します。
そこにあった文字は・・・「Harrington」!


よっしゃーっ!


いやぁ、もう満腹です。
今週のクライマックスが終わりました。(ええっ!?)


・・・というのは冗談としても。


自信を持ってプレーしているQBジョーイ・ハリントンの姿が見られて、
ホント、良かったです。


心機一転、という感じがひしひしと伝わってきました。
「ライオンズ時代末期」に見られた、おどおどした感じが消えていたもんなぁ。


結果的には、2インターセプトが「敗因」となってしまいましたが、
今日のハリントンの出来は、まあまあ、褒めてやりたい気持ちが大きいです。
(もちろん、かなりの贔屓目ですが)


まあ、勝てれば、それに超したことはなかったんですけどね。


先日書きましたように、この「クォーターバック交代」は、
QBダンテ・カルペッパーの不振が原因なのではなく、
怪我への不安が原因で起こったものなので、
回復さえすれば、来週すぐにでもカルペッパーに戻ると思いますが、
ハリントンとしても、良いアピールが出来たのではないでしょうか。


解説で、「ウエストコーストオフェンスに慣れ親しんでいるから球離れが良い」、
と、しきりに言われておりましたが、
それをよく表しているのが、被サックスタッツ


先週までカルペッパーが、あんなにサックされまくっていたのに、
この試合では、ハリントンサックされたのは1回だけ、
しかも、そのときも、相手が「フェイスマスク」の反則をしていますので、
実質、サックでの「損失」は何もありませんでした。


もちろん、対戦相手が違うので、一概に言うことは出来ないのでしょうが、
おかげでドルフィンズオフェンスがリズムよく進めていたのには間違いないでしょう。


うん、良かった。


というわけで、これからも頑張れ、ハリントン


それにしても、ウェルカー、やっぱりいいですね。


リターンもいいですが、今日はレシーブでも目立ちまくり。
ハリントンが非常に投げやすそうで、ウェルカーもいいプレーを連発してました。
(2つ目のインターセプトのときは、ウェルカーの後逸が原因になりましたが)


今後も注目していきたい選手ですね。


さて、もう1つのテレビ観戦試合、カウボーイズイーグルス


これは、ターンオーバーの連続、シーソーゲームと、なかなか面白い試合でした。


そして、「要因」が何であれ、観客が盛り上がっている試合というのは良いもので。
選手のやる気にも、ダイレクトに伝わるでしょうしね。


イーグルスが得点したときに、観客が音楽なしで声を合わせて歌っているのは、
迫力があって、ちょっと新鮮な驚きがありました。


アメフトの試合では、あまり見ない(聞かない)光景のような。


今後、流行るかも・・・?


カウボーイズのQBドリュー・ブレッドソーは、走ったりして頑張ってましたが、
ただ、やっぱり、あんまり良くないように見えましたねぇ。


パスに勢いもなければ、判断も遅く、また、その判断も悪い。


シーズンが始まった頃から言われ続けていますが、ずっとこういう出来だと、
バックアップQBトニー・ロモに交代する日も、そんなに遠くないかもしれません。


まあ、カウボーイズが負けたのは残念ですが、とにかく、面白い試合でした。


ところで、この試合の放映、当初は「午前0時から」となっていて、
その時間にも放送していたのですが、その前に、午後7時からも放送していたんですね。


全く気が付いてなくって、午後8時半くらいに、
何気なくNHKBS1チャンネルを合わせたら、
試合映像が飛び込んできて、かなり焦りました。


途中から見るのも悔しいので、そのときは、そのまま消しましたが。


明日のマンデーナイトゲームも、予定は「午前0時から」となってますが、
午後7時からも放映されるようでもあります。


直前で番組変更されることもよくあるので、どうなるのか分かりませんが、
とりあえずは、午後7時からも録画予約はしておくかな。


この日記は、念のため、午前0時からの放送が終わるまでは更新しないことにします。
(思いがけず、放送を見る前に試合結果を知ってしまう人がいるといけないので)


あ、誤解があるといけないので、フォローしておきますが、
予定外に放送が増えてくれたことは、大変嬉しいことです。


7時あたりに放送されると、見る人も増えそうですし、いいですね。
NHKさん、今後もどんどんやってください!


では、その他の試合の感想を。


まずは、カンザスシティ・チーフスアリゾナ・カーディナルズの試合。


23対20。
カーディナルズは、非常に惜しい試合を落としました。


最後、カーディナルズKニール・ラッカーズが51ヤードのフィールドゴールを外し、
万事休すとなったわけですが、これは、ラッカーズを責められないですね。


もうちょっとオフェンスが前に進められていれば・・・というところで。


この試合、両チームのオフェンス獲得ヤードはほとんど同じで、
また、キッカーの成績も似ていて、最初の2回のフィールドゴール挑戦が、
チーフスKローレンス・タインスが45ヤードと40ヤードで両方成功、
ラッカーズが41ヤードと45ヤードで両方成功・・・という形。


しかし、「最後の1回」が、タインスが19ヤードを成功しているのに対し、
ラッカーズは、51ヤードでしたからね。


まさに、その差が、「3点差敗戦」につながっている感じです。
(もちろん、ターンオーバー等もありますけども)


これが初スターター出場となるカーディナルズQBマット・ライナートは、
まあまあ、そこそこだったんじゃないかと思うのですが、
気になるのが、RBエジリン・ジェイムズの出来で。


先週までも、そんなに目立った活躍は出来ていませんでしたが、
やっぱり、どうにも「突き抜けない」感じがあります。
ノーゲインロスも何回もありましたし。


期待しているだけに、これは非常に残念なところで。
頑張ってもらいたいです。


次に、セントルイス・ラムズグリーンベイ・パッカーズの試合。


実は、この試合も、23対20。
しかも、フィールドゴール全3本成功したラムズが勝ち、
3本中1本失敗したパッカーズが負けた、
・・・という、先ほどのチーフス対カーディナルズと、非常に似通った展開でした。


それで、応援していたラムズが勝ったのですから、喜ばしいのですが、
最後の「終わり方」が、ちょっと辛い感じで。


残り時間1分を切り、敵陣11ヤード地点まで攻め込んだパッカーズ
タッチダウンをすれば逆転勝利、フィールドゴールでも同点でオーバータイム突入、
・・・と、そんな場面。


ここで、サックを受けたパッカーズQBブレット・ファーヴファンブル
そして、それをリカバーしたのがラムズ側で、終了。


もちろん、先ほども書きましたように、応援していたのはラムズなので、
「逆転されるかどうか」というドキドキな場面だったのですが、
ちょっと、こういう終わり方はなぁ・・・。


先週、途中交代させられたカーディナルズQBカート・ウォーナーも、
サックされてファンブルが多い」ことを問題にされていましたが、
ベテランクォーターバックにとっては、死活問題になりがち。


ファーヴの立場が微妙になるかもしれないところなだけに、複雑な気分です。


タンパベイ・バッカニアーズニューオリンズ・セインツの試合については、
結果や内容とは離れますが、「Play-By-Play」の記述にドキドキさせられました。


21対17でバッカニアーズリードしていた第4クォーター、
セインツRBレジー・ブッシュが、パントリターンタッチダウンした、
・・・という記述があったのですが、その後に出てきたスコアが「21対18」。


んん!?


いや、恐らく「21対24」の間違いだろう・・・とは思ったのですが、
もしかしたら、記述間違いなのは、その前のプレー記述の方かもしれませんし・・・。
(といっても「1点」が入ったとは思えないところではありますが)


結局、スコアは「21対18」のまま、試合終了。


本当はどうだったのか、ドキドキしながら「GameBook」を確認して、
ようやくホッとできました。(もちろん「21対24」)


最後に、本日、応援しているクォーターバックが、
軒並み、似たような成績だったので、紹介しておきます。


バッファロー・ビルズQBのJ・P・ロスマンは1タッチダウンインターセプト
デトロイト・ライオンズQBジョン・キトナも1タッチダウンインターセプト
クリーブランド・ブラウンズQBチャーリー・フライは0タッチダウンインターセプト
ピッツバーグ・スティーラーズQBベン・ロスリスバーガーも0タッチダウンインターセプト


あ、そういえば、ハリントンも0タッチダウンインターセプトだったな・・・。


・・・似るなら、良い方で似てほしいものです・・・。


しかし、ロスリスバーガーはなぁ。
どうしちゃったんだろうなぁ。


インターセプトもそうですが、サックが多くなっているのが非常に気になります。


相手ディフェンスが迫ってきても、上手くその間をすり抜けることが出来るのが、
ロスリスバーガーの良いところの1つだと思っているだけに。


頑張ってもらいたいです。


以上、第5週日曜日の試合の感想でした。

やはり動きのあった第6週



では、カレッジフットボール第6週の結果と感想を。


まず、注目の2試合から。

  1st 2nd 3rd 4th  
テキサス大Big 12 7 0 14 7 28
オクラホマ大Big 12 0 10 0 0 10



負ーけーたー・・・。


オクラホマ大RBエイドリアン・ピーターソンは109ヤード獲得していますが、
ピーターソンにとっての、この獲得ヤードは、
「抑えられた」と言っても過言ではないものでしょうね。


これで、カンファレンス優勝が、かなり遠のきました。
うーん、残念。

  1st 2nd 3rd 4th  
LSUSEC 7 0 0 3 10
フロリダ大SEC 7 7 9 0 23



こちらは安泰。
大一番を制しましたね。


更に、「SEC」カンファレンス優勝のみならず、「全米ナンバー1」の座も見えてくる、
そんな勝ち方のように思えます。


これは、期待が高まりますね。


では、あと2・3試合、気になった結果を。

  1st 2nd 3rd 4th  
アクロン大MAC 14 0 0 0 14
シンシナティ大Big East 0 10 9 7 26



うわぁ・・・、見事な逆転負けだ・・・。


うーん、このあたりのチームに負けてしまうのかぁ。
アクロン大、どうやら、今シーズンはダメっぽいです。


同カンファレンスの対戦相手でなかったのは幸いですが、
まあ、そんなに状況的には変わらないか・・・。


残念。

  1st 2nd 3rd 4th  
UCFC-USA 0 13 7 3 23
マーシャル大C-USA 6 3 7 6 22



おおっ、ギリギリだなぁ。


最後、第4クォーターにマーシャル大フィールドゴールで1点差に迫り、
更に、残り時間3分にはフィールドゴールで逆転。


しかし、そこから3分、しっかりと時間を使いきって敵陣奥深くに攻め込み、
UCFフィールドゴールで再逆転勝利。


当初の期待としては、UCFマーシャル大あたりには楽勝してもらいたいところですが、
でも、勝ってよかった。


同カンファレンス対決でしたから、これで、
カンファレンス優勝戦線には残ることが出来たかな、と。(まだまだ序盤ですが)


来週以降も、頑張ってもらいたいです。

  1st 2nd 3rd 4th  
TCUMWC 0 7 0 0 7
ユタ大MWC 3 14 0 3 20



TCUは、シーズン前には、「MWC」カンファレンスの優勝候補に挙げられていましたが、
そこに勝ったことは、ユタ大がカンファレンス優勝に向けて1歩前進ですね。


さて、残りは結果だけ、ざっと。

  1st 2nd 3rd 4th  
スタンフォード大Pac-10 3 0 0 7 10
ノートルダム大独立校 7 7 10 7 31


  1st 2nd 3rd 4th  
北カロライナ大ACC 0 7 0 0 7
マイアミ大(フロリダ)ACC 7 10 10 0 27


  1st 2nd 3rd 4th  
西バージニア大Big East 7 7 7 21 42
ミシシッピ州立大SEC 0 7 0 7 14


  1st 2nd 3rd 4th  
ボーリンググリーン大MAC 0 0 7 0 7
オハイオ州立大Big Ten 14 7 0 14 35


  1st 2nd 3rd 4th  
ワシントン大Pac-10 3 7 3 7 20
USCPac-10 7 10 6 3 26


  1st 2nd 3rd 4th  
ULモンローSun Belt 0 6 0 0 6
アーカンソー州立大Sun Belt 3 0 0 7 10


  1st 2nd 3rd 4th  
ネバダ大WAC 7 14 0 13 34
ハワイ大WAC 10 21 3 7 41



これらの中では、ネバダ大だけが負けています。
・・・うーん、こちらも、好成績は望み薄か・・・。


全体としては、注目しているノートルダム大+「11校」の成績は、9勝3敗。
なかなか良かったんじゃないですかね。


・・・負けた3校が、いずれも「特に応援したいチーム」だったことを除けば・・・。


まあ、ノートルダム大は勝っているんだから、良しとしよう。


では今週も、カレッジフットボール、最新の「AP通信」ランキングを。


 1位(1位→) オハイオ州立大
 2位(5位↑) フロリダ大
 3位(3位→) USC
 4位(6位↑) ミシガン大
 5位(4位↓) 西バージニア大
 6位(7位↑) テキサス大
 7位(8位↑) ルイビル大
 8位(13位↑) テネシー大
 9位(12位↑) ノートルダム大
 10位(16位↑) カリフォルニア大


やはり今週は、動きがありました。


まず、先週まで2位だったオーバーン大が、
「ランキング外」のアーカンソー大に完敗するという波乱で11位に落ち、
代わって2位には、LSUに強い勝ち方をしたフロリダ大が上がる、というのが大きく。


3位は、USCがキープしていますので、
これで、1位から3位が、注目しているチームになりましたね。
なんか、ちょっと嬉しいところです。


なお、フロリダ大に負けたLSUは、先週9位から14位にダウンしています。


次に、先週4位だった西バージニア大が5位に落ち、代わりにミシガン大がアップ。


これについては、今週特に何かがあったわけではなく、
第3週でノートルダム大に勝って以来、ミシガン大がじわじわと評価を上げてきた、
・・・と考えるべきでしょうね。


「票数」としても、ミシガン大西バージニア大の差は、ごくわずかですし。


それから、先週10位だったジョージア大と先週13位だったテネシー大の対戦で、
テネシー大が勝って、8位浮上。(ジョージア大は16位にダウン)


そして。
ノートルダム大が、トップ10に再浮上してきました。


もちろん、現時点で「8位」なのか「12位」なのか、というのは、
あまり関係ないと言えば、関係ない差のような気もしますが、
やっぱり、ちょっと嬉しいところですねぇ。


この調子で、もっともっと、上がっていってもらいたいです。


あとは、先週11位のオレゴン大に勝った先週16位のカリフォルニア大が、
10位に入っている・・・というのが、トップ10の動きになります。


25位までのランキング全体への「出入り」を見てみますと、
まず大きいのが、オーバーン大から大きな勝利を奪ったアーカンソー大が17位に。
ちなみに、アーカンソー大も、激戦区「SEC」カンファレンス所属です。
恐るべし。


それから、ウィスコンシン大が、目立たないながら戦績を5勝1敗とし、25位に。
先週25位だったボストンカレッジは、今週試合がなかったのですが、
ウィスコンシン大の上昇により、ランキング外に去っています。


それから、先週17位のフロリダ州立大が、
ランキング外の北カロライナ州立大に敗れて、ランキング外に去りました。


フロリダ州立大は、シーズン前の評価がそこそこ高かっただけに、
これは、ビックリなところでしょうねぇ。


以上、カレッジフットボール第6週の結果と感想でした。