人間だもの



まず、NHKBS1で放送していた、
サンディエゴ・チャージャーズデンバー・ブロンコスの試合の感想を簡単に。


チャージャーズRBラデイニアン・トムリンソンは凄いねぇ。


以上。


・・・いや、ホント、それで済ませていいんじゃないかと思うような、そんな試合。


まあ、トムリンソンが凄いのは、とっくの昔から分かっていたことではありますが、
いつ見ても「凄い」と思えるのが、何より凄いことだと思います。


トムリンソンの活躍は、この後の、
レシーバーレーティング」「ランナーレーティング」のランキングにも、
ダイレクトに表れていますので、またそちらでも。


ところで、最後のツーミニッツウォーニング周辺のチャージャーズのオフェンスなんですが、
あれ、ブロンコスとしては、頑張って止めない方が良かったんじゃないですかねぇ。


もちろん、結果論でしかないですが、
仮に、サードダウンを止めてフィールドゴールに持ち込んだとしても、
残り時間は30秒ちょっとになってしまいます。(タイムアウトは残ってなかったし)


そして、その場合でも4点差なのですから、
結局、相手のエンドゾーンまでボールを運ばなければいけないことに変わりはなく、
だったら、時間はあった方が、可能性は高いのではないかと。


ちなみに、ブロンコス陣5ヤード地点でファーストダウンとなったとき、
残り時間は、まだ2分45秒ありました。(そして時計は止まっていました)


ここで、あっさりとタッチダウンを取らせていれば・・・。


・・・なんて考えるのは、「全力を尽くす」という意味で、邪道なんでしょうかねぇ?


それにしても、その後の反則2連発は、お粗末の一言で。
マーティ・ショッテンハイマーヘッドコーチじゃなくても、怒りたくなりますよ、ありゃ。


まあ、「敵陣40ヤード地点からキックオフ」なんていう、
非常に珍しいものが見られたのは、面白かったといえば面白かったですが・・・。


それから、ブロンコスのQBジェイク・プラマーについてですが。


最近、また、「プラマーに替えてQBジェイ・カトラーを出せ!」、
という声が高まっているみたいでして。


僕としては、以前にも書いたとおり、
「今ちょっと悪いからって、チームをここまで勝たせてきているクォーターバックを、
 そんなにあっさりと切るのか!?」、
という気持ちがあるので、そういう「擁護の目」で、
この試合のプラマーを見ていたのですが・・・。


・・・いや、やっぱり悪いですね、プラマー


インターセプトだとか、記録上のことはともかくとしても、
自信を持ってプレーしていないような感じがするなぁ。


これまでは、「まあ、それでも勝っているから」という状況でしたが、
もし、負けが続くようだと、交代話が現実味を帯びてくるかもしれませんね。


ただ、まあ、1つ思うのは、周りが騒ぎすぎなんじゃないか、ということで。


プラマーだって、人間なんだから。
周りから「お前はダメだ!」って言われ続ければ、
そりゃ、自信を持ってプレーすることも、難しくなってくるでしょうよ。


あと、心配なのは、カトラーも。


こういう騒ぎが長引いて、変なプレッシャーにならなきゃいいんですけどねぇ・・・。


僕としては、ドラフト前から書いていますように、カトラーにかなり期待していますので、
今後の長い(であろう)キャリアのことを考えると、
下手に1年目に変な出場の仕方をしない方が、良いんじゃないかと思ったりもします。


・・・と、この試合の感想は、そんなところで。

第11週の結果(まとめ)



では、第11週の結果を振り返ってみます。

                     
アウェイ ホーム 第1弾 第2弾 第3弾 直前 結果
ATL BAL ATL   BAL ATL BAL
BUF HOU HOU       BUF
CHI NYJ NYJ CHI NYJ CHI CHI
CIN NO NO       CIN
IND DAL IND       DAL
MIN MIA MIA       MIA
NE GB NE       NE
OAK KC KC       KC
PIT CLE PIT       PIT
STL CAR CAR       CAR
TEN PHI TEN     PHI TEN
WAS TB WAS       TB
DET ARI ARI       ARI
SEA SF SEA SF SEA   SF
SD DEN SD       SD
NYG JAC NYG   JAC   JAC
    8/16 10/16 10/16 9/16  
             
    82/160 81/160 79/160 84/160  
    51.2% 50.6% 49.4% 52.5%  



半分以上「希望通り」になっているんですから、良かったんじゃないですかねぇ。


外した中で、最も悔しかったのは、
シンシナティ・ベンガルズニューオリンズ・セインツの試合かなぁ。


あ、いや、やっぱり、ヒューストン・テキサンズが、
「だんだん迫ってくる恐怖」で逆転負けした試合かも・・・。


逆に、1番嬉しかったのは・・・、
・・・やっぱり、マイアミ・ドルフィンズが勝ったことか?


すっかり最近は、「にわかドルフィンズファン」気分です。
(QBジョーイ・ハリントンWRウェス・ウェルカーくらいしか応援してないけど・・・)


来週も、半分以上は「希望通り」になりますように。(出来れば2桁)

レシーバーランキング(第11週時点)



では、現時点の「レシーバーレーティング」ランキングを。

順位(比) 選手名 レーティング 対象回 成功回 成功率 ヤード TD INT FUM
1位(→) TE オーウェン・ダニエルズ
ヒューストン・テキサンズ
129.6 38 26 68.5 282 5 0 0
2位(→) WR パトリック・クレイトン
ダラス・カウボーイズ
122.0 31 24 77.5 372 3 1 1
3位(↑) TE トニー・ゴンザレス
カンザスシティ・チーフス
115.0 63 44 69.9 588 3 0 0
4位(↑) WR アーナズ・バトル
サンフランシスコ・49ers
114.2 50 36 72.1 385 3 0 0
5位(↑) WR ジョー・ホーン
ニューオリンズ・セインツ
114.2 55 33 60.0 600 4 1 0
6位(↑) RB ラデイニアン・トムリンソン
サンディエゴ・チャージャーズ
113.5 61 47 77.1 451 3 0 0
7位(↓) RB モーリス・ドリュー
ジャクソンビル・ジャガーズ
111.3 37 27 73.0 270 2 0 0
8位(↑) WR レジー・ウェイン
インディアナポリス・コルツ
110.3 89 54 60.7 871 7 1 1
9位(↑) WR マーケス・コルストン
ニューオリンズ・セインツ
109.1 86 54 62.8 869 7 3 0
10位(−) RB ウィリー・パーカー
ピッツバーグ・スティーラーズ
108.5 31 26 83.9 171 3 0 1



1位・2位は変わらずですが、それ以下は結構変わりました。


9位にコルストンが先週12位から上がってきていますが、
今週、コルストンはパスが投げられる前に怪我でサイドラインに出ております。


・・・ということは、それより上の順位だった選手が下がったから、
コルストンの順位が勝手に上がった、ということですね。


大きく下がった選手としては、先週3位だった、
シンシナティ・ベンガルズWRT・J・ハウシュマンザデイが13位に、
先週4位だったセントルイス・ラムズWRケヴィン・カーティスが25位に、
それぞれ、インターセプト絡みでダウンしています。


他に、先週8位に大きくアップして取り上げていた、
フィラデルフィア・イーグルスWRドンティ・ストールワースが、
反動で(?)19位にまで落ちていたりもします。


セインツは、「ナンバー1ターゲット」だったコルストンがいなくなって、
ベテランのホーンが頑張りまして、先週18位から5位に一気にアップ。
負けはしたものの、あの「510ヤード」パスオフェンスをリードしました。


最近、八面六臂の活躍で、ランナーとしてだけでなく、
レシーバーとしても目立つトムリンソンが、先週19位から6位にアップ。


今週、史上最速で100タッチダウンを達成しましたが、
これには、レシーブでのタッチダウンも含まれています。
その割合は、ラン90個に対してレシーブ10個。


「史上最速」を達成できた理由の1つは、
レシーブ能力の確かさ、というものもあるのでしょうね。


では、「QBレーティング」のランキングもチェックしてみます。


 1位(→) 100.5 ペイトン・マニングインディアナポリス・コルツ
 2位(→) 100.0 トニー・ロモダラス・カウボーイズ
 3位(→)  99.7 フィリップ・リバーズサンディエゴ・チャージャーズ
 4位(↑)  97.7 カーソン・パーマーシンシナティ・ベンガルズ
 5位(→)  97.6 デイモン・ファードカンザスシティ・チーフス
 6位(→)  95.5 ドノヴァン・マクナブフィラデルフィア・イーグルス
 7位(→)  95.1 ドリュー・ブリーズニューオリンズ・セインツ
 8位(↓)  93.9 マーク・バルジャーセントルイス・ラムズ
 9位(→)  89.5 デイヴィッド・カーヒューストン・テキサンズ
 10位(↑)  88.1 トム・ブレイディニューイングランド・ペイトリオッツ


ちょうど、4位と8位が入れ替わった形ですね。


ベンガルズレシーバーは、ハウシュマンザデイが大きく下がっていましたが、
代わりに、WRチャド・ジョンソンが、先週43位から15位にまで大幅アップしています。


この人が活躍してこそ、って感じですかね。


以上、第11週時点の「レシーバーレーティング」でした。

ランナーランキング(第11週時点)



では、引き続き、「ランナーレーティング」のランキングを。

順位(比) 選手名 レーティング ラン回 成功回 成功率 ヤード TD FUM
1位(↑) RB マリオン・バーバー
ダラス・カウボーイズ
129.7 82 70 85.4 412 9 0
2位(↓) RB ブランドン・ジェイコブズ
ニューヨーク・ジャイアンツ
122.9 63 54 85.8 300 6 0
3位(↑) RB ラデイニアン・トムリンソン
サンディエゴ・チャージャーズ
118.6 211 181 85.8 1037 19 2
4位(↑) RB マイク・ベル
デンバー・ブロンコス
105.8 90 76 84.5 395 5 0
5位(→) RB コーリー・ディロン
ニューイングランド・ペイトリオッツ
102.6 121 104 86.0 510 7 1
6位(↑) RB クリントン・ポーティス
ワシントン・レッドスキンズ
100.8 127 102 80.4 523 7 0
7位(↓) RB モーリス・ドリュー
ジャクソンビル・ジャガーズ
99.2 82 70 85.4 372 5 2
8位(→) RB ブライアン・ウェストブルック
フィラデルフィア・イーグルス
99.0 141 118 83.7 715 4 1
9位(↑) RB フレッド・テイラー
ジャクソンビル・ジャガーズ
97.6 172 151 87.8 826 5 2
10位(↑) RB ラリー・ジョンソン
カンザスシティ・チーフス
96.7 248 202 81.5 1045 12 2



まず、1位と2位が入れ替わりました。


カウボーイズの試合は、今週、テレビ観戦できたわけですが、
やっぱり、バーバーはいい動きをしていましたねぇ。


そして、「八面六臂」のトムリンソンは、じわりじわりと上がってきて3位に。


なんか、あの活躍ぶりを見ると、
結局最終的には1位になっているんじゃないか、という気がしてきます。


見ての通り、タッチダウン数では、もう、ダントツですね。


ただ、あまりにもトムリンソンが活躍しすぎたせい(?)か、
先週3位だったチャージャーズRBマイケル・ターナーは、
「既定回数」(今回は「60回」)に達せず、対象外となってしまいました。


トムリンソンは、ラン回数も、無茶苦茶多いですからねぇ。
レシーブも含めると、一体、どれだけの割合、プレーに関わっていることか・・・。


そのチャージャーズと対戦したブロンコスのベルも、先週10位から4位にアップ。


「もう1人のベル」RBテイタム・ベルが出られなかったから、という事情はありますが、
個人的には、こちらのベルに、どんどん活躍してもらいたいので、嬉しいところです。


以上、第11週時点の「ランナーレーティング」でした。