さすらいのキッカー



ニューヨーク・ジェッツキッカーダグ・ブライエンが解雇されたそうで。


先日のドラフトで、ジェッツは2巡(全体47位)という高順位で、
キッカーマイク・ニュージェントを指名していたので、
恐らく解雇なんだろうなぁ、と思っていたのですが、案の定。


このダグ・ブライエン、昨年のディビジョナルプレーオフで、
ジェッツが、ピッツバーグ・スティーラーズと対戦したときに、
スト2分で、2回も短いフィールドゴールを外していたんですよね。
あのときは、スティーラーズを応援していたので、
心臓ドキドキの冷や冷やで、外したときには、
「よっしゃー!」とガッツポーズをしたものですが、
ジェッツを応援している人にしてみれば、
「なんでやねん」って感じだったのでしょうねぇ。
結局、ゴールが決まれば勝っていたであろう試合を、ジェッツは落としたわけで。


アメリカではNFLの人気は絶大なわけですが、
裏を返せば、そういう「出来事」も、
結構多くの人に知られてしまっているわけで。
ここ3ヶ月ほど、ダグ・ブライエンは、
ニューヨークの街を歩きにくかったんじゃないかなぁ、とか、
勝手に想像して、いたたまれない気持ちになってしまいます。


先ほど、「2巡という高順位で」と書きましたが、
ドラフトで指名されるキッカー自体、非常に少ないもので。
そんな中、ダグ・ブライエン自身も、
もともとサンフランシスコ・49ersに3巡で指名されて、
NFLの世界に入ってきた人間なわけで、(もう11年も前ですが)
まだまだ頑張ってもらいたいものです。
早速、興味を示しているチームもあるみたいですし。


ついでに。


ドラフトで指名されたキッカー一覧をNFL.comで見ていたら、
1番古い記録(1982年)のところに、
モーテン・アンダーセンゲイリー・アンダーソンの名前が・・・。
・・・息長すぎ。