スーパーボウル準優勝チームの落とし穴?



テレール・オーウェンズが、ミニキャンプに姿を現さず、
ホールドアウトも辞さないだとかなんとか。


発端は、契約に不満があってのこと、
簡単に言えば、「もっと金を出せ」っていうことだそうで。
まあ、よくあることといえば、よくあることです。


ただ、問題児と言われているテレール・オーウェンズだけならば、
「また、あいつかよ」って感じですが、
フィラデルフィア・イーグルスでは、他に、
ブライアン・ウェストブルックコーリー・サイモンフレディ・ミッチェルらも、
契約上の不満から、ミニキャンプに参加していないだとか。


NFLでは、サラリーキャップ制度がしっかりとしているので、
スーパーボウルに出場したチームが、
翌年、選手に高騰するサラリーを払いきれず、チームが崩壊する、
ということが起こったりしているわけですが、
まさに、それを地で行く危険性が感じられますねぇ。


先ほど、「スーパーボウルに出場したチーム」と書きましたが、
そうやって崩壊していくチームって、なんとなく、
スーパーボウルで負けたチームが多いような気がします。


どちらも「活躍した翌年」であることには違いがないのですが、
スーパーボウルで優勝したチームは、
この上ない「名誉」を手に入れているのに対し、
負けたチームは、いまいちすっきりしないままシーズンエンド。
そのあたりが、「お金への不満」に行きやすいのかもしれませんね。


考えてみると、スーパーボウルで負けたチームって、
何か、報われないなぁ、という感じがしないでもありません。
勝つか負けるかで、手に入るものは、天と地ほど違うのに、
例えば、ドラフトで指名順が最後から2番目になってしまったりと、
割と、「損する部分」は、勝ったチームとあまり変わらなかったり。
・・・まあ、だからこそ、「優勝」に価値があるのでしょうが。


さて、テレール・オーウェンズ
このまま話がこじれると、解雇や移籍もありうるとのことで、
なにやら、不穏な雲行きを感じずにはいられません。
まあ、そうは言っても、
7年4900万ドルの大型契約を既に結んでいるわけで、
よっぽどのことが無い限り、最悪の事態にはならないでしょうが・・・。


果たして、9月になったときに、フィールドに戻ってくるのは、
「強いままのイーグルス」なのか、
「崩壊してしまったイーグルス」なのか・・・。