第7週:IND at HOU



第7週、インディアナポリス・コルツヒューストン・テキサンズ


前回の「補足」のときに、
グリーンベイ・パッカーズミネソタ・ヴァイキングスを取り上げ、
「同地区ライバル対決」と書きましたが、
こちらも、AFC SOUTHの同地区対決となります。


とはいえ、まだまだ「ライバル」とは言い切れないでしょうが。


ヒューストン・テキサンズは、現在のNFL32チームの中で、
もっとも新しいチーム。
2002年創設で、今年が4年目になります。


1年目が4勝12敗、2年目が5勝11敗、3年目が7勝9敗。
確かに、まだ勝ち越しはありませんが、
着実に進歩を見せている感はあります。


このチームのことを語る上で、避けては通れないエピソードを。


新しいチームが誕生したときは、
ドラフトの1位指名権が与えられるのですが、
そのときテキサンズが指名したのが、クォーターバックデイヴィッド・カー
若いチームに、若いエース。
チーム作りの根幹がはっきりしました。


その若きエースに、とんでもない試練が待ち受けていました。
なんと、1年間で76回もサックを受けることになったのです。
これは、NFL新記録だそうで。


シーズン16試合ですから、1試合あたり5回弱の計算。
並みではない当たられ方です。


それでいて、怪我もなく、全試合に先発したのですから、
タフというか、立派の一言でしょう。


その後2年経ち、オフェンスラインも向上し、サック数も減り、
カーも、リーダーシップを持ってチームを引っ張っていく、
堂々たる「エース」となってきました。


4年目の今年は、飛躍の年。
また、逆に、今年結果を残せないと、
そろそろ世間の見方も厳しくなってくる、そんな年。


コルツとは過去6回対戦して全敗中。
もちろん、個人的にはコルツに勝ってもらいたい気持ちが強いですが、
それでも、テキサンズにそれを脅かしてもらいたい気持ちもあります。


そして、いつかは「良いライバル」と言われるようになれば。