第8週:BUF at NE



第8週に入っても、引き続き「同地区対決」の話題。


気のせいかもしれませんが、気になる同地区対決が、
シーズン中盤のこの時期から増えてきているような気がします。


さて、バッファロー・ビルズニューイングランド・ペイトリオッツ


昨年は、面白いタイミングで、この2チームは対戦しておりました。


まず第4週。
ペイトリオッツが勝てば、NFLタイ記録となる18連勝を達成できる、
という、そんな週に対戦。


ビルズクォーターバックは、元ペイトリオッツドリュー・ブレッドソー
そう、彼が怪我をしたから、シンデレラボーイのトム・ブレイディが登場した、
という、ある意味、重要なキーマンでありました。
・・・いや、もちろん、それまでペイトリオッツを支えてきたことは、
間違いのない事実ではありますが。


で、この対戦は、もつれにもつれ、第4クォーターに入った時点で同点。
その後、ペイトリオッツが勝ち越すも、
残り2分近くになって、敵陣近くに攻め込むビルズ
さあ、同点になってオーバータイム突入か?
・・・と思われた、そのとき。


LBテディ・ブルースキーブレッドソーサック
こぼれるボール。
それを拾い上げるDTリチャード・シーモア
そのまま、68ヤードのリターンタッチダウン


これで勝負が決まり、ペイトリオッツは18連勝を達成したのでした。


逆に、ビルズはこの時点で0勝3敗。
早くも、シーズン展望が暗くなってきました。


昨年2回目の対戦は、第10週。
このときは、なすすべもなく、ビルズが敗れていますが、
試合の大勢も決まり、残り時間5分を切ったところで、
ドラフト1巡指名QBのJ・P・ロスマンが登場。
これがデビュー戦となりました。


まあ、ただ、短い登場時間の中で、
ファンブルするは、インターセプトされるはで、
散々な結果ではありましたが。


この時点で、ビルズは3勝6敗。
開幕4連敗してましたから、まあ、こんなもんでしょう。
・・・と思いきや。


この時点で、ここから6連勝をするとは、誰も思わなかったでしょうね。
ロスマンの登場で、ブレッドソーが危機感を持ったため・・・かどうかは、
まあ、分からないところですが、
ペイトリオッツに散々にやられたことが1つのきっかけであることは、
間違いないかもしれません。


ビルズは最終的に9勝7敗でシーズンを終えましたが、
最初の成績を思えば、上々の成績だったと言えるでしょうね。


と、ほとんど昨年の回顧に費やしてしまいましたが、
今年の第8週サンデーナイトゲームに戻りまして。


昨年からのビルズの大きな変更は、なんといっても、
ロスマンスターター昇格と、
それに伴う、ブレッドソーの解雇(ダラス・カウボーイズへ)でしょう。


昨年のドラフト1巡で指名されたクォーターバックは全部で4人。
ニューヨーク・ジャイアンツイーライ・マニング
サンディエゴ・チャージャーズフィリップ・リバーズ
ピッツバーグ・スティーラーズベン・ロスリスバーガー
そして、バッファロー・ビルズJ・P・ロスマン


他の3人に比べ、やや影が薄い感はありますが、
スターターの座を得た今年は、その力を存分に見せてもらいたいところですね。