第13週:TB at NO
昨日に引き続き、
「全然話題にしていないチームを取り上げて、NFLをもっと楽しもう!」企画。
第13週、タンパベイ・バッカニアーズ対ニューオリンズ・セインツです。
またしても、両チームとも、今まで1度も取り上げていないチーム。
いやぁ、うまいこと対戦が組まれているものだ。
・・・というか、取り上げていないチームが多いのか?
昨日の2チーム、ジャクソンビル・ジャガーズとクリーブランド・ブラウンズが、
「ニュース等でも全然取り上げていない」と書きましたが、
今日の2チームの取り上げなさっぷり(?)も、相当なもので。
まず、セインツは、カロライナ・パンサーズの話題のときに、
「昨年の第17週での、ニューオリンズ・セインツとの対戦では、
勝てばプレーオフ進出だったので、かなり力を入れて見ていた」
というところで出てきたのと、
永久欠番の話題のところで、セインツの全然「永久」じゃないっぷりを書いた、
その2箇所のみに、「セインツ」という言葉が登場。
バッカニアーズは、「さすらいのパンター」ジェイソン・ベイカーの話題で、
タンパベイ・バッカニアーズのKマーティン・グラマティカが、
インディアナポリス・コルツにキックオフスペシャリストとして加入し、
ベイカーが解雇された、というところと、
フレディ・ミッチェルが興味を持っているチームの1つとして名前を挙げた、
その2箇所のみに、「バッカニアーズ」という言葉が登場。
・・・特に、バッカニアーズは、話題にしてないも同然ですな。
さて、まずセインツの話題から。
セインツは、割と嫌いじゃないチームなんですけどねぇ。
確かに、昨年の最終週では、パンサーズを応援していたので、
悔しい思いをしたものですが。
「セインツの話題」というと、いまだに1番に思い浮かべるのが、
WRジョー・ホーンの、「携帯電話パフォーマンス」。
これは、一昨年、試合中に、タッチダウンをしたホーンが、
ゴールポストのところに隠してあった携帯電話をチームメイトから受け取って、
電話をかける振りをした、というパフォーマンス。
これにより、リーグから3万ドルの罰金を科せられたのでした。
折りしも、当時サンフランシスコ・49ers所属だったテレール・オーウェンズが、
タッチダウン後にボールにサインをするパフォーマンスをして、
リーグから非難を浴びていた直後のことだったので、
罰金も致し方ないといったところ。
タッチダウンパフォーマンスの是非については、
賛否両論、いろいろと論じられているところで、
ここでは良いとも悪いとも言いませんが、
しかしまあ、わざわざ携帯電話をゴールポストに隠しておくとは、
なかなか手の込んだことをするものだと、ちょっと感心したものでした。
そのホーン。
悪戯もしますが、実力は折り紙付き。
先日、契約を6年延長した、というニュースが流れてきました。
今年こそ、しばらく遠ざかっているプレーオフに、
チームを導けるかどうか。
さて、バッカニアーズ。
2002年シーズンのスーパーボウル王者にして、
その翌年から、不振にあえいでいるチーム。
ある意味、何かと「戦力均衡」を図っている今のNFLを、
よく体現しているチームともいえます。
(ニューイングランド・ペイトリオッツのようなチームが異端なわけで)
不振なわけですから、ドラフト指名順位も良く、今年は5位指名。
そこで、ランニングバックのカーネル・ウィリアムズを指名しました。
このウィリアムズ、出身のオーバーン大学では、
全体2位でマイアミ・ドルフィンズに指名されたロニー・ブラウンと、
交代でゲームに出場していたのに、
タッチダウン数とラン回数の、同校新記録を樹立した猛者。
2人はタイプの違うランニングバックのようですが、
今後、何かと比較されることになるかもしれません。
まずは、指名順位としては「負けた」ウィリアムズが、
ルーキーシーズンでどのような活躍を見せてくれるのか、
楽しみなところです。
さて、実はこの2チームは、同じNFC SOUTH所属。
この地区は、3年前、バッカニアーズをスーパーボウルで優勝させ、
一昨年は、パンサーズをスーパーボウルに送り出し、
そして、昨年は、アトランタ・ファルコンズが、
もう1歩でスーパーボウルに到達するところだった、という、
注目すべき地区となっています。
・・・だんだん成績が落ちてきているようにも見えるのですが。
この流れで行けば、今年はセインツが、
ディビジョナルプレーオフあたりで敗退するのか・・・?
まあ、バッカニアーズにせよ、パンサーズにせよ、
シーズン前には、予想もされていなかった中から出てきたのですから、
今年も、その再現があるのかもしれませんね。