ディビジョナルプレーオフの希望



さて、昨日に引き続き、プレーオフの補足。


2回戦にあたるディビジョナルプレーオフの対戦カード希望は、

と、「因縁の対決」てんこ盛りです。(狙ったわけではないのですが)


まず、ニューイングランド・ペイトリオッツピッツバーグ・スティーラーズ
「補足」でも取り上げましたが、第3週の再戦、そして、
昨年のAFCカンファレンスチャンピオンシップの再戦となります。


第3週のときにも、「スティーラーズに勝ってもらいたい」と書きましたが、
それ以上に、プレーオフで勝ってもらいたい気持ちが強いです。
昨年のプレーオフでの悔しさを晴らせるのは、
やはり、レギュラーシーズン中ではなく、プレーオフでこそ、でしょうから。


昨年の第8週。
21連勝中だったペイトリオッツを止めたのは、スティーラーズでした。
ペイトリオッツの「プレーオフ連勝記録」を止めるのも、
やはりスティーラーズ、となれば。


次に、サンディエゴ・チャージャーズインディアナポリス・コルツ
こちらも、第15週で対戦があり、「補足」でも取り上げました。
そして、昨年の第16週の「記録的試合」の再戦でもあります。


基本的にチャージャーズは、「オフェンス」のチームだと思います。
その意味では、コルツとは、似たようなチーム同士の対戦。


この2チームで、相手が倒れるまで殴り続けさせたら、
やはり、最後はコルツが勝つんじゃないかなぁ、というイメージです。


この試合、また新たな「記録的な」面白い試合となってくれそうな、
そんな期待を持ちたいです。


NFCに移りまして、フィラデルフィア・イーグルスアトランタ・ファルコンズ
これも、「補足」で取り上げております。
第1週のマンデーナイトゲームの再戦、そして、
昨年のNFCカンファレンスチャンピオンシップの再戦となります。


ファルコンズは、昨年も「強い」チームでした。
が、今年は更に、「とてつもなく」強くなるのではないか、と期待したいです。


クォーターバックマイケル・ヴィックは、
誰もが認める「ランニングクォーターバック」ですが、
昨シーズンのプロボウルで片鱗を見せたように、
今年は、パッサーとして、一皮むけようとしている趣があります。


いまだに、「投げる」ヴィックには、疑問符を付ける向きも多いですが、
これが成功した暁には、元々のチームのランオフェンス力と相まって、
爆発的なオフェンス力を手に出来るでしょう。


そんなヴィックの活躍を見てみたい、と願っております。


最後に、カロライナ・パンサーズセントルイス・ラムズ
この対戦カードは、昨年の第14週(パンサーズ勝利)にもありますが、
「因縁」は、その前のシーズンのディビジョナルプレーオフに。


この試合は、第3クォーターまで、
ラムズが点を取ればパンサーズが逆転し、またラムズが逆転し、という、
まさしくシーソーゲームでしたが、
第4クォーター残り約9分でパンサーズが突き放し、23対12。


しかも、直後のオフェンスの1投目で、
ラムズのQBマーク・バルジャーが痛恨のインターセプト
勝負あったかに見えました。


しかし、ラムズは、ここから驚異の粘り腰。
どうにかこうにか、残り約2分半時点でタッチダウンを奪うと、
ツーポイントコンバージョンに成功。
これで3点差。


その後は、オンサイドキックに挑み、見事成功。
20ヤード・13ヤード・6ヤードのパスなどを次々と成功させ、
最後は、タイムアップギリギリでフィールドゴールに成功。
オーバータイムに持ち込みました。


そうなると、俄然勢いづくのはラムズですが、
オーバータイムで最初にチャンスを掴んだのはパンサーズ。
敵陣27ヤードまで攻め込むことに成功し、フィールドゴールのチャンス。


しかし、これをキッカージョン・ケイシーが、まさかの失敗。
またも勢いづく、ラムズ


その後、一進一退はあったものの、オーバータイム残り3分弱。
自陣18ヤード地点から、19ヤード・25ヤードのパスを連続成功させ、
あっという間に、敵陣38ヤード。
もう少しで、フィールドゴール圏内。


そういう場面で、またもドラマが起こってしまうのが、この試合。
バルジャーの投げたボールは、パンサーズCBリッキー・マニングの手の中に。
またしても痛恨のインターセプト


自陣35ヤード地点からのパンサーズのオフェンスとなりますが、
2回プレーして4ヤード後退し、時計の残り時間は0秒に。


レギュラーシーズンですと、これで試合終了、引き分けとなるところですが、
プレーオフはトーナメントですから、決着をつけなくてはなりません。
非常に珍しい、ダブルオーバータイムに突入します。


そして、その1プレー目。
二転三転したゲームとしては、非常にあっけなく。
いや、そういうゲームだからこそ、かもしれません。


QBジェイク・デロームのパスを受けたWRスティーヴ・スミスが、
そのまま69ヤード走りぬき、タッチダウン
パンサーズが勝利しました。


とにかく、スリリングで目の離せないゲームでした。
当時、どちらかと言えばラムズを応援して見ていたのですが、
一喜一憂、また一喜一憂、とジェットコースター的な心境を味わいました。


このあとパンサーズは、イーグルスにも勝ってスーパーボウルに進むわけですが、
決して「凄く強い」わけではなく、「負けそうで負けない」というのが、
この年のパンサーズの特徴であり、魅力でもあったように思います。


昨年は、前半戦、けが人続出で非常に苦労したパンサーズですが、
今年は、一昨年の魅力を取り戻してくれることを期待したいと思います。


以上、ディビジョナルプレーオフの希望でした。