NFC WESTの注目点



「注目点」シリーズも、ようやく最後になりました。
改めて、32チームって多いなぁ、と思いました。
その分、いろいろな角度から見られて面白いですね。
本日は、NFC WESTです。


アリゾナ・カーディナルズ



セントルイス・ラムズ

  • QBマーク・バルジャーは昨年まで以上の活躍を出来るか!?
  • 破壊力抜群のパッシングアタックは、今年も健在か!?



サンフランシスコ・49ers



シアトル・シーホークス



そんなところが、これまで取り上げてきた話題でした。


この中で、個人的に1番好きなチームは、ラムズ
見ていて楽しいオフェンス力を持っているチームです。


そんなラムズのオフシーズンのニュースの1つに、
タックルオーランド・ペイスが7年契約延長」
というものがありました。


ペイスは1997年のドラフト全体1位指名選手
ここ5年(クォーターバック選手ばかり)の例を取るまでもなく、
比較的「目立つ」ポジションの選手が指名されることが多い、
この「全体1位指名」なので、
オフェンスラインの選手がここで指名されているのは、極めて珍しいです。


正直、実際に試合を見ていて、オフェンスラインの選手で、
「この選手、凄いなぁ」と思ったことは1度もありません。
それは、僕が見方を分かっていないためでもあるのでしょうが、
実際にオフェンスラインの選手の仕事は目立たないものが多く、
どうしても「縁の下の力持ち」的存在になります。


しかし、前述したような「破壊力抜群のオフェンス力」というのは、
優れたクォーターバックや優れたワイドレシーバーがいれば、
それだけで出来るというものではなく、
それを支えるオフェンスラインの面々がいてこそ、
僕たちも、「楽しい」オフェンスを見ることができるのでしょう。


近年では最も「評価」されてプロ入りしたオフェンスライン選手であり、
プロボウルにもここ6年連続選出中であり、
そして、今後も長期に渡って活躍するだろうと思われているペイス
ラムズのオフェンスを見るときには、
たとえ目立たなくても、それを頭に入れて見ていきたいですね。


で、「1番好き」なのはラムズなのですが、
「この地区で今1番注目しているのは?」と聞かれれば、
間違いなく、「カーディナルズ」と答えるでしょう。


まあ、上にも書いたとおり、
今年は、非常に注目される話題が豊富です。
特にメキシコ開催なんて、NFL全体の今後の方向性を決定付ける上で、
全米中から注目されていると言っても過言ではないでしょう。


・・・いや、「過言」ではなく、少なすぎました。
「全米」だけではないですね。
カナダやドイツ、そして日本などでも、
今後の自国でのレギュラーシーズン開催の可能性について考えるため、
非常に注目されるでしょう。


チームとしても、QBウォーナーの加入と、
現在のワイドレシーバー陣の豊富さなどから、
「今年はやってくれるんじゃないか!?」と期待されています。


また、メキシコでの対戦相手である49ersも、
昨年のどん底から、1年での復活が期待されており、
このメキシコでの試合は、純粋な対戦カードとしても、
非常に面白いものになるのではないかと思っています。


昨年のこの地区の優勝チーム成績は9勝7敗。(シーホークス
「全体的にレベルが低い」と言われたNFCの中でも、
かなり低いレベルでの優勝争いでした。


今年は是非、レベルの高い争いをしてもらって、
どのチームの関係者も、
「うわぁ、昨年この成績なら優勝していたのにー!」
と思うような結果となってもらいたいですね。


・・・といったところで、「注目点」シリーズは終了。
当初の予定通り、これらを踏まえまして、
「勝敗表(希望) 2005年プレシーズン直前Ver.」を、
明日・明後日のうちに作成したいと思います。


もともと前提を、
インディアナポリス・コルツスーパーボウルで勝つこと」
としておりますので、プレーオフ結果などが大きく変わることはないでしょうが、
注目チームは3ヶ月前から変わってきていますので、
レギュラーシーズン結果は結構変わってくるのではないかと、
自分でも期待しております。


いよいよプレシーズン開幕(NFL TOKYO 2005)まで2週間。
気分を盛り上げていきたいですね。