完璧エリートキッカー



お気づきの方がいるかどうか分かりませんが、
キッカーの紹介順は、まず、AFCのチームを、
アルファベット順に並べて紹介していっています。


テネシー・タイタンズ(16番目)の番までに、
タイタンズの正キッカーが決まっているといいなぁ、と思う今日このごろ。


あと、この企画、32日間もかかることに気がついてしまいました。
・・・いや、気がつかないのも、どうかしてるのですが。
意外と大変だなぁ。


というわけで、本日はデンバー・ブロンコスKジェイソン・イーラム


今まで紹介してきたキッカーの方々は、
皆、どこかしら「苦労」の跡がにじみ出ている経歴の持ち主たちですが、
イーラムは、もう、「エリート中のエリート」と言っても良いでしょう。


経歴。
1993年にデンバー・ブロンコスにドラフト3巡指名。
以来、ブロンコス一筋。
以上。


というか、そもそもキッカーがドラフト3巡で指名されるということ自体、
あまり無いことですから、そこからして違います。
(今年のニューヨーク・ジェッツマイク・ニュージェントも例外中の例外)
どうやら、大学時代から大活躍していたようですね。


ただブロンコスにいるだけでなく、残している記録も凄くて、
1番凄いのは、デビュー年の1993年から2002年まで続いていた、
トライフォーポイント連続成功371回(!)というものでしょう。
足掛け10年。
2位が301回なのだから、その凄さや、推して知るべし、と。


それから、そのトライフォーポイントの成功率が、99.6%。
キャリア12年で失敗したのは2回だけ。
先日、シェイン・グレアムが「成功率100%」と書きましたが、
「成功回数200回以上」というくくりにしますと、
イーラムの99.6%は、歴代1位になります。


そして、凄いのは「正確さ」だけではありません。
フィールドゴールの最長成功記録が、63ヤード!
これも、NFL記録のようです。
ほぼフィールドの真ん中から蹴っているようなもので。
恐るべし。


というわけで、もう何から何まで、非の打ち所が無いキッカーです。
ブロンコスは、1997年シーズンと1998年シーズンに、
スーパーボウルを連覇していますが、
その一翼を担っていた、と言っても過言ではないでしょうね。


35歳。
大ベテランですが、キッカーならば、まだまだこれからとも言える年齢。


プロボウルに選ばれること3回で、最後に選出されたのが2001年ですが、
今年はそれ以来の活躍をして、
「まだまだ若いもんには負けん!」という気概を見せてもらいたいですね。
(・・・と言うほど老けてもいないですが)