スウェーデン人キッカー



さて、キッカー紹介も16人目。
折り返しにきました。


で、本日は、AFCの最後、テネシー・タイタンズキッカー紹介なのですが・・・。


テネシー・タイタンズ(16番目)の番までに、
 タイタンズの正キッカーが決まっているといいなぁ」
・・・というように以前に書いたことを、覚えていらっしゃいますでしょうか。


残念ながら、その願いかなわず、現時点では決まっていないようです。


先日のプレシーズンゲームを見ると、
Kオラ・キムリンKロブ・ビロナスが、交互に起用されているようです。
ただし、キックオフのキックにせよ、トライフォーポイントのキックにせよ、
「先にビロナス、次にキムリン」という起用のされ方。


これが何を意味するかは、まだ分かりませんが、
唯一のフィールドゴールチャンスもビロナスが担当し、
見事、53ヤードの距離を成功。


もしかしたら、「ビロナスが一歩リード」ということなのかもしれません。


が、本日は、個人的希望も含めて、オラ・キムリンの紹介をしたいと思います。
・・・本当の理由は、ビロナスに紹介できる内容が無い、ということなのですが。


キムリンは、2002年に、デンバー・ブロンコスドラフト外入団。
しかしながら、その年の8月に解雇されてしまいます。
翌年は、ダラス・カウボーイズと契約し、やはり、8月に解雇。


翌年、2004年は、ワシントン・レッドスキンズと契約し、
ここでも残念ながら、9月に一旦解雇されてしまいますが、
プラクティス・スクワッド枠で再契約を果たします。


結局、数日後に解雇されてしまうのですが、
それなりに評価されていた証ではあると思います。


で、シーズン中盤の10月に、レッドスキンズの正キッカーである、
Kジョン・ホールが怪我をしてしまう、という事態が発生し、
ここで、レッドスキンズは、キムリンを呼び戻します。
そして、ここから5試合、キムリンが出場することとなります。


その後、ホールが戻ってきたら、あえなく解雇されてしまいますが、
良い経験にはなったのではないでしょうか。


そして、今年、テネシー・タイタンズと契約し、現在に至ります。


ちなみに、昨年の5試合での成績は、
フィールドゴール成功率60.0%、最長成功距離41ヤード。
トライフォーポイントのキックは100%(と言っても6回だけ)成功していますが、
まあ、決して、褒められた成績ではないですね。


特に、40ヤードより長い距離で4回挑戦したフィールドゴールが、
1回しか成功していないのは、かなり痛いです。
41ヤードが限界距離ではないはずなのですが・・・。


先ほどのキャリア紹介では省きましたが、
キムリンは、もともとNFLヨーロッパで活躍し、
それが認められて、NFL入りしています。
(そのときには、52ヤードのフィールドゴールにも成功しています)


実は、キムリンは、スウェーデン人。
NFLヨーロッパで言うと、「ナショナルプレーヤー」です。


そういった選手が、NFLで活躍していくのは、
まだまだ難しい状況にあるのですが、
なんとか、実力で切り開いていってもらいたいものです。