目指せ、在籍期間の新記録!



さて、本日のキッカー紹介は、
デトロイト・ライオンズKジェイソン・ハンソンです。


ちなみに、35歳です。
・・・なんなんでしょう。
1970年生まれには、キッカーとしての素養が備わっている人が多いのでしょうか?


それはともかく。


ハンソンは、1992年に、ドラフト2巡指名でライオンズ入りしています。
オークランド・レイダーズKセバスチャン・ジャニカウスキーが、
1982年以降、キッカーとしてはただ1人、ドラフト1巡指名されているのですが、
ドラフト2巡でも、たった4人しか指名されていません。
その中の1人。


そして、その年から全16試合に出場すると、
以降13年間、ライオンズの全試合に出場し続けています。
以上。


・・・って、簡単に書きましたが、これって、とんでもないことですよ。
「13年間全試合」というのも凄いですが、
これが、「ずっと同じチームで」なんですから。
チームからの信頼感は絶大ですね。


キャリア通算の成績は、
フィールドゴール成功率81.1%、最長成功距離56ヤード、
トライフォーポイントのキックを外したのは13年間で6回だけ。
一流の成績です。


この間、1997年と1999年シーズンに、プロボウルに選出されていますが、
「最高」の成績と思えるシーズンは、一昨年2003年。


この年は、フィールドゴール成功率95.7%、
失敗したのは1度だけ、という素晴らしさ。
しかも、50ヤード以上の距離は4回全て成功しているという。


50ヤード以上の距離だと成功させにくいのは、
これまで何度も書いてきているとおりですが、
ハンソン自身、キャリア通算で見ると、
50ヤード以上の距離では53回中25回成功と、
成功率50%以下にとどまっています。
この2003年シーズンが、いかに素晴らしかったか、ということですね。


さて、ハンソンは昨年、新たに4年契約を結びました。
順調ならば、3年後にライオンズの在籍期間が「16年」になります。


以前、元オークランド・レイダーズWRティム・ブラウンが引退したときに、
レイダーズに16年間も在籍していた、ということを書きましたが、
それに並ぶ1チーム在籍期間になりますね。


ちなみに、1チーム在籍期間の記録は、「20年」だそうです。
キッカーは、長く活躍できるポジションですから、
その記録を破ることも夢ではないかもしれません。


7年後を楽しみに待ちたいと思います。(気の長い話だ・・・)