今年、真価を問われるキッカー
さて、本日のキッカー紹介は、
ニューヨーク・ジャイアンツのKジェイ・フィーリーです。
また、いきなり余談ですが、「ジェイ・フィーリー」って、
マイアミ・ドルフィンズのQB「A・J・フィーリー」と勘違いしそうになります。
・・・え? ならない?
まあ、ポジションが違いますしね・・・。
フィーリーは、2001年に、ドラフト外でアトランタ・ファルコンズに入団。
その年から全16試合に出場し、
以降4年間、ファルコンズの正キッカーを勤め上げてきました。
しかし、今年、フィーリーがフリーエージェントになりますと、
ファルコンズは再契約を結ばず、
元サンフランシスコ・49ersのKトッド・ピーターソンと契約します。
例の、「ジョー・ネドニー→ピーターソン→フィーリー」の玉突きですね。
そして、フィーリーはジャイアンツと契約を結び、
今シーズンを迎えたわけでした。
キャリア通算成績は、フィールドゴール成功率77.2%(最長55ヤード)、
トライフォーポイントのキックは4年間で2回失敗。
昨シーズンのキッカーレーティングは「15.2」と低迷。
もともと、1年目から50ヤード以上を2回成功させるなど、
長い距離でも成功させるだけの力があったのですが、
短い距離でのミスを、たびたびしてしまうことがありました。
ここ2年は、その「50ヤード以上」も、1回も成功させておらず、
ファルコンズとしては、フィーリーの力に疑問を抱き始めていたのかもしれません。
さて、そんな真価を問われる今年。
プレシーズンは、先週まででフィールドゴール2本中2本成功と、
まあまあ、可もなく不可もなく、という状況だったのですが、
昨日のニューヨーク・ジェッツ戦で大爆発。
最長54ヤードを含む、5本のフィールドゴールを全て成功させ、
ジャイアンツの全得点を稼ぎ出して、チームを勝利に導いたのでした。
フィーリー自身も、今年は「後が無い」状態だと分かっているのでしょう。
この活躍が、シーズンに入っても続くようであれば、
フィーリーの未来は、非常に明るいものとなるのではないでしょうか。
今年が、フィーリーにとって、飛躍の年でありますように。