正キッカー争いの現状



さて、ロースターカット期限第1弾の8月30日を間近に控え、
今、NFLのニュースは、解雇、解雇の大嵐です。


現時点のマックスである80人が各チームにいるとすると、
65人に減らすため、32チームが15人ずつ解雇しなければなりません。
単純計算で、32×15=480人。


つまり、480人が、ほぼ一斉に職を失うわけです。
厳しい世界ですねぇ。


キッカー関連では、まず、シカゴ・ベアーズニック・ノヴァクが解雇されました。


まあ、これは、契約問題がこじれていた1巡指名RBセドリック・ベンソンと、
契約を結ぶために、キャップルームを空けた、
という意味合いもあったかとは思いますが、まあ、解雇は解雇。


これにより、元ニューヨーク・ジェッツダグ・ブライエンが、
無事、ベアーズの正キッカーの座を射止めたことになります。
今年こそは、大事なところでミスしないように頑張ってもらいたいですね。


ついでながら、キッカー関連情報の続報。


まずは、ビリー・カンディフを放出し、
ホセ・コルテスが(仮の)正キッカーになったダラス・カウボーイズ


ジャクソンビル・ジャガーズから、
Kセス・マーラーをトレードしてこようとしていたようですが、
フィジカルチェックで不合格になり、トレード不成立に。


ジャガーズではプレシーズンゲームに出場していて、
フィールドゴールなども決めていたりするのですが、
昨年の怪我が、まだ完治していない、という判断のようです。


コルテスに決まったなら、カウボーイズもそれで良さそうなものですが、
先日のプレシーズン第3週では、31ヤードのフィールドゴールを失敗。


もともと、過去にあまり良い成績を残してきていないコルテスですから、
「ああ、やっぱり心配だ」という目で見られ始めているようです。


まだまだカウボーイズの正キッカーの座は、二転三転あるかもはれませんね。


それから、オラ・キムリンを放出して、
ジェイ・テイラーを獲得したテネシー・タイタンズ


先日の試合では、「首の皮一枚つながっていた」ロブ・ビロナスが、
2本のフィールドゴールを決めて評価を持ち直したようですが、
逆に、新加入のテイラーが、
「決勝フィールドゴール」になるはずだったキックを失敗。
(結果、タイタンズはオーバータイムで敗戦)


タイタンズにとっても、頭の痛い日々が続きそうです。
ビロナスが発奮して、このまま活躍してくれれば何の問題もないんですけどね。


ポール・エディンガーVSアーロン・エリングの、
ミネソタ・ヴァイキングスは、とりあえず今のところ動きなし。
恐らく、プレシーズン第4週の試合の内容次第かと思われます。