第6週終了時点のパワーランキング



今週も、各テレビ局の「パワーランキング」にちょっと触れておきます。


今週、ランクの上下で大きく目立ったのは、
ニューイングランド・ペイトリオッツが、平均して13位強まで大幅ダウンしたこと。


まあ、3勝3敗の成績ですから、いくら「潜在能力」を認めていても、
下げざるを得ないでしょうね。


プレーオフ進出チームは、全部で12チームなわけですから、
現状の評価は、「プレーオフに届くか、届かないか?」というところなのでしょう。


他に下がっている方で目立ったのは、ピッツバーグ・スティーラーズと、
ワシントン・レッドスキンズあたり。


スティーラーズは、先週の結果で、
そんなに下げることは無いと思うんですけどねぇ。
先週平均2位強だったのが、平均7位にまで下がっています。


レッドスキンズは、全勝しているときも、そんなに評価が高くなかったので、
「ほれ見たことか」といった感じで下がってます。


上がっている方では、まず、ボルチモア・レイヴンズ
平均27位弱から平均21位への上昇ですから、
「上がっている」と言っても、まだ下位なわけですが、
それでも、「意外と底力はあるんじゃない?」と思われた感じでしょうか。


あとは、シカゴ・ベアーズダラス・カウボーイズあたり。


ベアーズは、毎週のように上下を繰り返していますが、
ようやく、平均19位と、10位台まで上がってきました。
じわじわと上り詰めていってもらいたいです。


カウボーイズも、一時期下がってましたが、
平均7位強と、また「有力候補」の位置まで上がってきました。
こういうチームが多いのが、今シーズンの特徴なのかもしれませんね。


で、「週間MVPノミネート累積人数」によるランキングを。
今週は、ベスト10まで載せてみます。


 1位(22人) タンパベイ・バッカニアーズ
 2位(15人) インディアナポリス・コルツ
 3位(12人) シンシナティ・ベンガルズピッツバーグ・スティーラーズ
 5位(11人) カンザスシティ・チーフスフィラデルフィア・イーグルス
 7位(10人) バッファロー・ビルズ
 8位(9人) デンバー・ブロンコスワシントン・レッドスキンズ
 10位(8人) ニューイングランド・ペイトリオッツ


パッと見、それほど違和感のないランキングになっているかと思います。
(1位がバッカニアーズであることに異論はあるでしょうが)


実は、ちょっと調べてみたのですが、
各テレビ局の「パワーランキング」の平均との差異を見ていったら、
週を追うごとに、だんだん差異が無くなってきているんですね。


しかし、先週も書きましたように、
この「週間MVPノミネート人数」によるランキングは、
累積なので、毎週、そんなに順位に変動があるものではありません。


つまり、各テレビ局の「パワーランキング」が、
だんだん、こちらのランキングに近づいてきている、ってことなんですね。


ということは、どういうことか。


週間MVPへのノミネートは、その週の単発の活躍だけで見られますから、
ちょっと活躍したからって、「今だけでしょ?」と見られていたのが、
実は意外と本当に強くて、専門家もだんだん認めざるを得ない、
・・・という状況になっていっているのではないかと。


そういう目で見てみると、何より、このランキングが、
現在の力関係を一番よく表しているんじゃないかなぁ、と思えてきました。


ちょうど、バッカニアーズが、クォーターバック交代などが発生して、
雲行きが怪しくなってきているところなので、
今後どうなっていくか、注目して見ていきたいと思います。