お帰り、カンディフ



結局、今日になるまで、日曜日の試合結果の続きを知ることが出来ませんでした。


いや、もちろん、結果だけ知ろうと思えば知れたのですが、
やっぱり結果を知らずに試合内容を見て、一喜一憂したいですし。


で、今日、デトロイト・ライオンズダラス・カウボーイズの試合を、
GAORAで放映することになっていたので、
どうせだったら、と思い、その試合は、結果を知らずに見ました。


まず、何がびっくりしたって、カウボーイズキッカー


お帰り、ビリー・カンディフ


ここ2試合、カウボーイズキッカーを務めていたショーン・スイシャムは、
特にミスがあったわけではなかったのですが、
キック力もあまり無いようでしたし、
結局、信頼が得られなかった、ということでしょう。


元々、怪我がなければ、今年のカウボーイズキッカーカンディフでした。
そういう意味でも、元の鞘に納まったわけで、非常に良かったです。


で、そのカンディフが、復帰早々から、
いきなり、自己最長距離となる56ヤードのフィールドゴール成功。
お見事でした。


選手紹介で書きましたように、「大事な場面に強い」キッカー


今日は、そんな場面ではありませんでしたが、
今年のカウボーイズならば、その「大事な場面」がやってくる可能性は、
十分にあると思います。


是非、そんな場面での活躍を見てみたいですね。
期待しています。


ただ、試合の結果自体は、ちょっと残念なものに。
ジョーイ・ハリントン・・・先週の好成績は、やっぱりマグレだったのか・・・?


次の試合のクォーターバックは、現時点で未定です。
(正確には、決定はしているみたいですが、伏せられています)


・・・さすがに降ろされるかなぁ。


さて、他の試合も、いくつか感想を。


まず、アリゾナ・カーディナルズセントルイス・ラムズの試合。


カーディナルズQBカート・ウォーナー、絶好調!
いやぁ、やってくれました。


まあ、ウォーナーは前からそれなりに好調でしたが、
結果に結び付けられた、ということが何よりです。


対して、ラムズQBマーク・バルジャーは、怪我で途中退場。
非常に心配です。


いや、怪我の具合ももちろん心配ですが、
「結果を残せていない」ということが何より心配。


このままQBジェイミー・マーティンに代わってしまうんじゃないかと、
やきもきしてしまうところです。


まあ、元々この試合は、負けたほうのクォーターバックの「今後」が、
心配になると思ってはいたのですが・・・。


頑張れよー、バルジャー


マイアミ・ドルフィンズクリーブランド・ブラウンズの試合は、
文字情報(Play-by-Play)だけだと、何が起こったのか、
ちょっと状況を把握しにくいような試合。


事前に情報が錯綜しましたが、
ドルフィンズクォーターバックは、結局セイジ・ローゼンフェルズ


・・・が、全く結果を残せないで、
ブラウンズにどんどんリードを奪われていくのみ、という展開。


で、ブラウンズのクォーターバックは、
先週までと同じくトレント・ディルファーだったのですが、
第2クォーター、突然、控えQBチャーリー・フライが登場。


うわぁ、ディルファーも怪我をしたのか・・・と思いましたが、
特に怪我をしたという記載も見当たらず。
(まあ、書いていないだけ、という可能性もありましたが)


で、状況が分からない中、フライは、そのドライブを、
たっぷり6分も使ってフィールドゴールに結び付けます。


この時点で、点数は0対12。


そして、第3クォーターに入るのですが、ここで、ディルファーが再登場。


怪我が治ったのか・・・と、思えるところでもありますが、
やっぱり状況は分からず。


その後、ディルファーは、タッチダウンパスを投げるに至り、
前半に引き続き、好調なところを見せます。


さて、次はドルフィンズのオフェンス。
・・・だったのですが、いきなり1プレー目で、
ローゼンフェルズインターセプトを喰らい、あっという間にオフェンス終了。


結局、また、ブラウンズがフィールドゴールを決めて、0対22。


で、ドルフィンズのオフェンス。
QBガス・ファーロット登場。


先ほど、ブラウンズのクォーターバックが替わったときには、
結構本気で「怪我か!?」と思いましたが、
これは、さすがにそうは思えない展開。


・・・降ろされましたね、ローゼンフェルズ


ファーロットは、まだ怪我で完調ではないはずなのですが、
そんなことは言ってられない、ということでしょうね。


そんなドルフィンズのオフェンスが、
第3クォーターから第4クォーターにまたがって行われましたが、
さして良いところもなく終了。


次は、ブラウンズのオフェンス。
が、その1プレー目に、チャーリー・フライの投げたボールは、
ドルフィンズSSトラヴァレス・ティルマンによってインターセプト


・・・って、ええっ!?
なぜ、またフライに・・・?


やっぱり、ディルファーはどこか怪我をしてしまって、
交代せざるを得ないのかなぁ、とか思って見ていましたが、
終盤になって、またディルファーが登場。


何がどうなっているんだか・・・。


後からニュースを確認しましたが、どうもブラウンズは、
ディルファーフライを交代で起用していく、という作戦に出た模様。
なるほど、そういうことか。


なかなか珍しい作戦ですが、フライは今年のドラフト3巡指名選手であり、
ブラウンズの「将来のエースクォーターバック」。


出来る限り、試合経験を積んでいきたいところなのでしょう。


しかし、明らかに、これを不満に思っているのはディルファー
まあ、そりゃそうですよねぇ。


この試合も、ディルファーの活躍があって大勝したわけですから、
交代させられるいわれはないと思うのは当然でしょう。


恐らく、来週以降も、この作戦を続けてくることかと思いますが、
チーム内の不協和音につながらないか、ちょっと心配なところです。


というか、最終的にはディルファーの不満が募っていって、
チーム内への影響を考えてフライに完全交代、
・・・というシナリオが用意されているような気がしないでもないですが。


ドルフィンズローゼンフェルズは、
これでもう、今シーズンは出番は無いかな、という感じでしょうかね。


さて、試合中のクォーターバック交代でビックリした試合がもう1つ。


ニューヨーク・ジェッツデンバー・ブロンコスの試合。


ジェッツのクォーターバックは、先週に引き続きブルックス・ボウリンジャー
・・・だったのですが、第2クオーターの途中で、
いきなり、ヴィニー・テスタヴァーディが登場。


先ほどのドルフィンズの場合と似ていて、
この時点で0対17と大差で負けていたので、そこだけ見れば、
ボウリンジャーも降ろされたのか・・・と思わないでもないのですが、
ただ、特にインターセプトやなんかのミスがあったわけではなく。


こんなに大差になっているのは、ディフェンスが守りきれなかったり、
キックオフ時のファンブルがあったりしたためであって、
もし、大差負けを理由に替えられたのなら、
かなり不当な感じだなぁ、とか思ったり思わなかったり。


先週の件がありますから、ボウリンジャーがチーム首脳陣から信頼を全く得られず、
些細な理由で替えられたのか・・・という邪推までしてみたり。


しかし、後からニュースを確認してみたところ、
ボウリンジャーは、脳震盪を起こして退場していたのでした。


非常に心配なことではありますが、ある意味ホッとしたりも。


で、試合に戻って、テスタヴァーディなんですけれども、
それなりにパスは通していましたが、2インターセプトを喰らったり、
3回もファンブルしたりと、あまり芳しくなく。


結局、0対27まで突き放された第4クォーター終盤、
ジェッツ最後のオフェンス。


ここで、テスタヴァーディサックを受けて、なんと怪我をしてしまいます。


当然、ボウリンジャーは戻ってこられません。


エマージェンシークォーターバック」。
最近、話題にしてましたが、ホント、起こるときは起こるものですね、こういうことが。


まあ、ワイドレシーバーエマージェンシークォーターバックか、
と言われているようなことは稀なことで、
普通は、第3クォーターバックがいるもので。


QBクリフ・キングズバリーが登場してきました。


前に1度触れたことがありましたが、
ニューイングランド・ペイトリオッツに2003年ドラフト6巡指名されている選手で、
チャド・ペニントンジェイ・フィードラーが怪我をしたときに、
ジェッツと契約を結んでいました。


残り時間も少なく、2プレーだけの登場だったのですが、
そのうち1プレーは、17ヤードのパス成功。


俄然、騒がしくなってきたのは、試合後。
次週からはキングズバリースターターか!? と。


現時点でも情報が錯綜していますが、ボウリンジャーの状態は良く、
このままなら、ボウリンジャースターターのままでいけそうなようです。


何はともあれ、良かったですが、
キングズバリーにとっては、良いアピールの場となりましたね。


しかし、今年のジェッツは、クォーターバックが次から次に怪我。
ホント、どういう状況なんでしょうかねぇ。


NHKBS1で見た、マンデーナイトゲーム
ミネソタ・ヴァイキングスグリーンベイ・パッカーズの試合は、
ヴァイキングスKポール・エディンガーが、
先週に引き続き、「最初にフィールドゴール失敗して」最後に決勝フィールドゴール


ニュースになるのは、最後の部分だけですが、括弧内の文言が重要です。
ペイトリオッツKアダム・ヴィナティエリは、
早く専売特許を主張したほうが良いと思われます。(無茶な)


しかし、パッカーズQBブレット・ファーヴは、調子に波があるようでしたが、
ビシッと決まったタッチダウンパスは、見ていて本当に気持ちが良いものでした。


ああいうパスを投げるクォーターバックは、いそうでいないんですよね。
そこが、ファーヴファーヴたる所以、というところでしょうか。


あ、あと、結果を先に知ってしまっていた、
ピッツバーグ・スティーラーズボルチモア・レイヴンズの試合の内容も見ました。


注目は、スティーラーズWRアントワン・ランドルエルがパスを投げたかどうか。
・・・って、そんなところに注目するのかよ。


しかし、本当に投げてるんだから、
ビル・カウワーヘッドコーチも、よく分かっていらっしゃる。(?)


詳しい状況は分かりませんが、2回投げたパスのうち、
1回はショットガン隊形からのものだったようですので、
ジャクソンビル・ジャガーズWRマット・ジョーンズの話題のときに触れたような、
「持ってそのまま走ってきそう」なところからのパスだったのかもしれません。


そういうプレーが見られるのは、やっぱり面白いものですよね。
しかも、2回ともパス成功してるし。


なんか、ベン・ロスリスバーガーが復帰してきても、
たまにこういうプレーをしてくるような気がしてきました。


結構いいかも。