ついに、失敗!
ついに、フィールドゴール失敗!!
ホセ・コルテスが。
・・・って、いつものことやん! (ひどい・・・)
いや、ホント、ネタに使いやすいなぁ。
もちろん、コルテスが失敗しても、ニュースにはなりません。
ニュースは、アリゾナ・カーディナルズのKニール・ラッカーズが、
ついにフィールドゴール失敗した、ということ。
いやぁ、シーズンパーフェクトというのは、やはり難しいものですねぇ。
改めて、インディアナポリス・コルツのKマイク・ヴァンダージャットなどの凄さを、
思い知ることとなりました。
素晴らしい記録が出来ることを期待していただけに、残念。
ただ、成功回数記録や、50ヤード以上の成功回数記録などは、
まだまだ狙えるはずなので、頑張ってもらいたいです。
カーディナルズは、そのフィールドゴール失敗が響いたわけではないでしょうが、
QBバイロン・レフトウィッチを怪我で欠いたジャクソンビル・ジャガーズに対し、
いいところまでいきながら、残念ながら敗戦。
ちょっと悔しいところですね。
レフトウィッチの怪我は、結構酷いらしく、
この試合で途中から出場したQBデイヴィッド・ギャラードが、
来週の試合では、スターターとなる見込みのようです。
ワイルドカードでのプレーオフ進出を目指すジャガーズとしては、
ちょっと痛いところかもしれませんね。
あ、ちなみに、ネタとしてだけでなく、
本当に、サンフランシスコ・49ersのKホセ・コルテスは、
フィールドゴール失敗しています。
34ヤードの距離だったのですが、「ああ、失敗しそう・・・」と思っていたら、
期待通り(?)失敗してくれました。
とりあえず、今シーズン「12週間連続出場」となりましたが、
調子が悪いようだと、「17週間連続」は危ういので、
なんとか踏ん張って、達成してもらいたいです。
さて、クォーターバックの怪我は、レフトウィッチのみならず。
セントルイス・ラムズは、QBマーク・バルジャーが先週の試合で怪我をしてしまったため、
QBジェイミー・マーティンがスターターだったのですが、
そのマーティンが、試合の途中で負傷退場。
今年の7巡指名選手である、QBライアン・フィッツパトリックにお鉢が回ってきました。
うーん、ラムズのクォーターバック事情も厳しいなぁ。
で、そのフィッツパトリックが、予想外の大活躍。
いやぁ、24対3でヒューストン・テキサンズがリードしていたときには、
まあ、これならテキサンズが逃げ切るだろうし、
それはそれでアリかな、と思っていたりしたのですが、
まさか、ここから追いついて、オーバータイムでの逆転勝利となるとは・・・。
恐れ入りました。
ちなみに、今日は早々に引っ込んでしまいましたが、
マーティンがスターター出場している3試合は、全て勝利を収めていたり。
バルジャーも、後ろに良いクォーターバックが揃っているので、
怪我をしている場合ではないですねぇ。
戻ってこられなくなってしまいますよ、ホント。
さて、フィールドゴール失敗ネタから始まりましたが、
ラッカーズやコルテスの他にも、この日曜日の試合ではフィールドゴール失敗が多く、
なんと、13試合で15本のフィールドゴール失敗がありました。
その極めつけは、ニューヨーク・ジャイアンツのKジェイ・フィーリー。
シアトル・シーホークスとの試合、
第4クォーター終盤で、8点差を追いかけていたジャイアンツが土壇場で同点に追いつき、
さらに、終了間際に、敵陣22ヤード地点まで攻め込んで、フィールドゴール挑戦。
もう、どう考えても、決勝フィールドゴールとなるものだと思ったのですが、
なんと、これをフィーリーが失敗。
オーバータイム突入となってしまいます。
その最初のシーホークスのオフェンスをしのぎきったジャイアンツは、
次のオフェンスで、敵陣36ヤード地点まで攻め込みます。
54ヤードのフィールドゴール挑戦。
これも失敗してしまいますが、まあ、さすがにこれは距離が長いので、
仕方が無いところでしょう。
で、また次のシーホークスのオフェンスもしのぎきり、
次のジャイアンツのオフェンスでは、敵陣27ヤード地点まで攻め込みます。
45ヤードのフィールドゴール挑戦。
・・・が、なんと、これもまた失敗。
さすがに次のシーホークスのオフェンスはしのぎきれず、
シーホークスKジョシュ・ブラウンのフィールドゴールで勝負あり。
3連続フィールドゴール失敗というのは、いかにも痛いですが、
そもそもは、最初の40ヤードフィールドゴールを決めていれば、
何も問題が無かったところで。
フィーリーにとっては、それが痛すぎました。
あと、この日2本以上のフィールドゴールを失敗したのは、
サンディエゴ・チャージャーズのKネイト・キーディング。
ワシントン・レッドスキンズとの試合は、非常に接戦となっていたので、
危うく、このキーディングの失敗が「致命傷」となるところでしたが、
チャージャーズの驚異の粘り越しで、オーバータイムにもつれ込ませ、
最後は、RBラデイニアン・トムリンソンの独走タッチダウンで勝利。
キーディングには、どうも昨年のプレーオフでの失敗以来、
実績以上に「ミスが多い」というイメージが出来てしまっているので、
ここも、更にその上塗りとなるところでした。
ホッと一息。
ところで、この試合、GAORAの生中継のものを見たのですが、
チャージャーズQBドリュー・ブリーズの「真面目さ」が、
ところどころに表れていたのが、個人的には非常に良かったです。
昨年、QBフィリップ・リバーズがドラフト指名され、自分の地位が危うくなったときに、
とにかく、自分に足りないものは何か、一から見直し、鍛えなおした、
というエピソードを聞いたことがあります。
周りの評価は最悪で、代わりのクォーターバックをドラフト1巡で指名されたとなっては、
気持ち的に腐ってしまっても仕方がないところですが、
そうならずに、自力で持ち直してきたところに、
ブリーズの「真面目さ」が表れていると思います。
昨年の活躍は、それが結実してのものでしょうし、
当然、そうやって身に付いたものは1年で無くなるわけではないですから、
今年にもつながっているのでしょう。
この試合では、ブロッカーとして良い働きをしているブリーズや、
惜しくも失敗したものの、「トムリンソンからブリーズへのパス」というプレーで、
レシーバーとしての良い動きを見せていたりと、
通常クォーターバックとして求められること以上の働きをしていたように思います。
もちろん、「チームの作戦」といえばそれだけなのですが、
それを可能としているのは、ブリーズの個人的資質をなくしてはあり得ない、
と思うわけです。
今後の、更なる活躍に期待したいですね。
最後に、NHKのBS1で観戦した、
ニューイングランド・ペイトリオッツ対カンザスシティ・チーフスの試合。
試合前に解説で言われておりました、
「ペイトリオッツはこの試合を落としてもさほど痛くない。
チーフスはこの試合を落とすとプレーオフは絶望的になる」
という意味で言うと、今後のシーズンを面白くする上では、
チーフスが勝って良かったのかな、とも思わないでもないです。
一方、今、「プレーオフに出てもらいたいチーム」は、
AFC・NFCともに、6チームを軽く超えていると思うので、
どこかが落ちるのは仕方が無いところ。
そういう意味で言うと、結構「応援度」の高いチャージャーズを楽にするために、
チーフスに負けてもらった方が良かったかなぁ、という気も。
まあ、とにかく、「チーフスが勝った」という結果は変わりませんので、
これを受けて、今後どういう展開になるかを、楽しみにしたいと思います。
日曜日の試合からは、こんなところで。
さあ、明日は楽しみなマンデーナイトゲームだ!