ハイズマン賞、ノートルダム大、そしてキッカー



NFLは佳境の第14週を迎えるところですが、
カレッジフットボールについて、いろいろ調べていたら、
すっかり、はまり込んでしまいました。


まあ、あくまで、「NFLをより楽しむため」の一環なので、
そちらに時間を取られてNFLのニュースを追えなくなる、なんていう、
本末転倒な事態にならないように気をつけたいと思います。
(でも、はまりそう・・・)


カレッジ関連用語(キーワード)の登録とかも、少しずつやっていっているので、
気になる用語があったら、クリックして説明を読んでみてください。


ちなみに、調べるのに一番時間がかかったのは、
マイアミ大(フロリダ)」と「マイアミ大(オハイオ)」は、
同じ大学(の別校舎?)なのかどうか、ということだったり・・・。


・・・いや、そんな知識すら無いので。(しかも細かいことが気になる性質)


確か、NFLの中継を見ていて、
ピッツバーグ・スティーラーズのQBベン・ロスリスバーガーを紹介するときに、
「暖かくないほうのマイアミ大」とか言われていたなぁ、
とか、そんなことを思い出しながら。


正確には、「University of Miami」と「Miami University」だそうですよ。
つまり、全く別の大学ということで。
ややこしい・・・。


というわけで、ハイズマン賞の発表がありました。(何が、「というわけ」なんだ?)


大方の予想通り、USCRBレジー・ブッシュが受賞したわけですが、
投票結果はかなりぶっちぎりで、何でも、「得票数2位」とのポイント差は、
1968年に、かのO・J・シンプソンハイズマン賞を受賞したときに次いで、
史上2番目の大差だったそうです。


その「得票数2位」は、テキサス大のQBヴィンス・ヤング
そして、3位がUSCのQBマット・ライナートでした。


まあ、この順位も、大方の予想通り。
数日前には、ライナート自身が、「ハイズマン賞ブッシュに獲ってもらいたい」と、
アピールしていたそうですし。


で、表彰式に招待されたのは、この3人だったわけですが、
投票された選手は、この3人だけだったわけではなく、
第4位・第5位も発表されていました。


第4位がノートルダム大のQBブレイディ・クィン
第5位がペン州立大のQBマイケル・ロビンソン


1位と2位の差も記録的な大差でしたが、
1位から3位の3人の、「合計得票ポイント」の全体に占める割合も、
史上最も多かったそうです。


それで、招待者が、ちょっと「異例」の3人ということになったわけですね。


でも、このことに対して、ノートルダム大チャーリー・ワイズヘッドコーチが、
クィンも招待するべきだった」と不満を表しているそうです。


確かに、大差が付いて、受賞できそうに無いことは明らかだったとはいえ、
表彰式に招待されるということ自体が名誉なこと。
晴れの舞台に、「教え子」を送ってやりたかったでしょうねぇ。


ところで、今、「チャーリー・ワイズヘッドコーチ」と書きましたが、
そう、ノートルダム大のヘッドコーチは、
昨年までニューイングランド・ペイトリオッツで、
オフェンスコーディネーターをしていたワイズなんですよね。


この「就任」については、NFL関連ニュースでもよく話題に上っていたので、
耳にしていた方も多いかと思いますが、
このワイズヘッドコーチが、初年度から素晴らしい活躍ぶりで。


ハイズマン賞の候補にノートルダム大の選手が入っていることからも分かるように、
素晴らしい成績を収めたシーズンでした。


10月にあった、「王者」USCとの対戦については、記事を読んでいたのですが、
あと一歩で勝利、というところまで王者を苦しめていて、
実際には映像は見ていないのですが、
記事を読んでいるだけで身震いがしてくるような、素晴らしい試合でした。


就任1年目で、「名門」ノートルダム大を見事復活させたワイズヘッドコーチは、
年間最優秀ヘッドコーチの候補になっているそうです。


昨年まで、ペイトリオッツで素晴らしい仕事をしてきていましたが、
舞台変われど、やはり凄いもんですねぇ。


ノートルダム大は、最終的に9勝2敗でレギュラーシーズンを終え、
「全米ランキング」である「BCSランキング」では6位にランクされました。


この成績によって、「4大ボウル」の1つ、「フィエスタボウル」に招待され、
来年の1月2日にオハイオ州立大と対戦することになっています。


調べてみたら、ノートルダム大は、
1970年シーズンから1993年シーズンまでの24年間に、
ボウルゲームで12勝(つまり2年に1回勝利)しているのですが、
なんと、その1993年シーズン以来、勝ち星が無いようです。


ワイズヘッドコーチ効果」で、ここも突破できるか、注目したい試合ですね。


そうそう、ボウルゲームといえば。
話をハイズマン賞に戻しますが。


これで、USCには、昨年受賞のライナートと、今年受賞のブッシュの、
2人の「ハイズマン賞受賞者」がいることになるわけですが、
来年1月4日の「ローズボウル」(USCテキサス大)は、
史上初めて、複数のハイズマン賞受賞者が同じチームでプレーする試合になるそうです。


これもまた、素晴らしい話ですねぇ。


1月の初めといえば、ちょうどNFLのレギュラーシーズンが終わって、
「さあ、プレーオフだ!」という時期ですが、
まずは、カレッジの試合に注目していきたいな、と思う今日このごろです。


ボウルゲームについての話は、また後日に。


最後に、この日記らしく(?)、非常にニッチな話を。


ハイズマン賞に先立って、いろいろな賞の受賞者が発表されていました。
大体ポジションごとの賞があって、今分かっているだけでも15個もありまして。


そんな中の1つに、「ルー・グローザ賞」というものが。


多分、あまり馴染みの無い賞でしょうが、過去の受賞者が、
マーティン・グラマティカセバスチャン・ジャニカウスキー
セス・マーラーネイト・キーディングマイク・ニュージェント・・・、
・・・とくれば、もうお分かりですね。


そう、「全米ナンバー1キッカー」に与えられる賞なんです。


昨年の受賞者が、ニューヨーク・ジェッツドラフト2巡指名された、
Kマイク・ニュージェントだったわけですが、
ドラフトで上位指名されるようなキッカーというのは、
当然、こういう素晴らしい賞を受賞しているわけなんですねぇ。


で、来年のドラフトに向け、受賞者をチェックしました。


オレゴン州立大Kアレクシス・セルナだそうです。
覚えておきましょう。


・・・再来年(もしくはその翌年)まで。


いや、まさか2年生が受賞しているとはなぁ・・・。


でも、それはそれで素晴らしいことですよね。
是非、NFL入りを気長に待ちたいと思います。
(もちろん、カレッジの来シーズンも注目しますが)