週間オフェンスラインMVP(第14週)



さて、今週も、「オフェンスラインスタッツ」を用いた、
「週間オフェンスラインMVP」を掲載したいと思います。


まず、第14週の「ベストオフェンスライン選手」は以下の通り。

  選手名 ラン パス 反則 オフェンスライン
ポイント
LT クリス・サミュエルズ
レッドスキンズ
22 9 0 31
LG ライアン・リルヤ
(コルツ)
32 1 0 33
C ジェフ・サタデイ
(コルツ)
26 1 0 27
RG クーパー・カーライル
ブロンコス
32 -0.5 0 31.5
RT ショーン・ロックリア
シーホークス
16 15 0 31



インディアナポリス・コルツから、2人が名前を連ねています。


なんか、コルツは、オフェンスの「爆発度」が高いためか、
入るときは2人名前を連ねることが多いですねぇ。
入らないときは1人も入らない、という両極端な。


シンシナティ・ベンガルズとか、サンディエゴ・チャージャーズも、
同じような傾向のように思います。


で、今週の「週間オフェンスラインMVP」は、
その1人、コルツGライアン・リルヤです。


リルヤは、昨年、カンザスシティ・チーフスドラフト外で入団。
しかし、9月になって、ウェイバーリストに載せられてしまいます。


そこを拾ったのが、コルツでした。


当時、先発ガードにはリック・デマリング(現デトロイト・ライオンズ)がいて、
このシーズンもスターターとなっていました。


そのデマリングが、第10週の試合で怪我をしてしまい、
リルヤにチャンスが回ってきます。


いきなりドラフト外新人を起用する、というのも思い切ったことですが、
練習で、それだけのものを見せていた、ということなのでしょう。


第15週では、デマリングの怪我が癒えスターターに復帰しますが、
残り2週では、再びリルヤスターターに。


プレーオフでは、デマリングスターターでしたから、
レギュラーシーズン最後の2週は、
「主力温存」のためだったかとは思われますが、
合計6試合にスターター出場できたのは、よいアピールになったのでしょう。


今年、フリーエージェントになったデマリングを引き止めず、
リルヤを正式にスターターに抜擢しました。


そして今年、現時点で13連勝のコルツの原動力であるオフェンスを、
しっかりと支える一員になっています。


まだまだ2年目なわけですから、今後が楽しみな選手の1人。
今年のコルツはもちろん、今後のコルツをしっかりと支えていってもらいたいですね。


さて、第14週時点での「オフェンスラインベスト10」は、以下の通り。

  選手名 ラン パス 反則 オフェンスライン
ポイント
1位 RT ライアン・ディーム
(コルツ)
126 108 -28 206
2位 LG クリス・ディールマン
チャージャーズ
160 35 -28 167
3位 LT マット・ラプシス
ブロンコス
162 25 -21 166
3位 C リッチ・ブレアム
ベンガルズ
128 45 -7 166
5位 RG モントレイ・ホーランド
(セインツ)
174 4.5 -21 157.5
6位 LG エリック・スタインバック
ベンガルズ
146 48 -49 145
7位 LG ライアン・リルヤ
(コルツ)
84 54 -14 124
8位 LG ベン・ハミルトン
ブロンコス
146 12.5 -35 123.5
9位 C ジェフ・サタデイ
(コルツ)
90 54 -21 123
10位 C レチャールズ・ベントリー
(セインツ)
158 -22.5 -14 121.5



チャージャーズGクリス・ディールマンが2位にまで「復活」してきました。
(シーズン序盤には1位だったことがありますので)


とはいえ、2位・3位は、3人が1ポイント差で並ぶ大激戦。
1位との差は離れてしまっているにせよ、ここは目が離せないところです。


コルツから3人が入っていることに目がいきますが、
ニューオリンズ・セインツから2人が入っていることにも注目。


先週、「チームが不調なのでGモントレイ・ホーランドが孤軍奮闘しているのか」、
と書きましたが、そういうわけでもありませんでしたね。


オフェンスラインはしっかりしている・・・ということは、
案外、クォーターバックが替わることによって、
一気に強くなってくる可能性もあるかもしれません。


今後に注目です。