いよいよ明日はローズボウル



悔しい!


・・・いや、何が悔しいって、
歴史的な大接戦となった「オレンジボウル」の試合、
録画が途中で切れていたんですよ・・・。


実は、その前日の「フィエスタボウル」も、予定の時間をオーバーしていたのですが、
これは、生中継をその時間に見ていたので事なきを得ていました。


・・・その段階で、翌日のことも考えるべきだった・・・。


明日の「ローズボウル」が、そんな事態になってはたまらないので、
EPGは使わずに、ケーブルテレビのチューナーは点けっぱなしにして、
ビデオ録画は、1時間余分にしておくことにします。


というわけで、カレッジフットボールの試合を「SPORTS-i ESPN」で2試合見ました。


まずは、「フィエスタボウル」、ノートルダム大オハイオ州立大の試合について。


実は、この試合、あまり面白くありませんでした。
・・・ので、なんか、昨日、「書こう」という意欲が湧いてきませんでした。


うーん、なんでだろう。


接戦といえば接戦でしたが、終始、オハイオ州立大が圧倒している感じで、
ああ、これはノートルダム大は勝てないなぁ、と試合中盤から思えてしまいました。


確かに、「BCSランキング」上でも、オハイオ州立大の方が上でしたが、
今年のノートルダム大は「何かをやってくれる」という勝手な期待があったので、
その思いが外れたのが、要因かもしれません。


アメリカ国内でも、同じような思いをしている人が多いんじゃないかなぁ。


ああ、そうそう。
1つ、「フィールド外」のことではありますが、
テレビ中継中も散々触れられていた話題で、今後、NFLに入ってからも、
その「因縁」が話題になりそうなので、ここに書き記しておきます。


オハイオ州立大A・J・ホークというラインバッカーがいるのですが、
ホークのガールフレンドが、ノートルダム大のQBブレイディ・クィンのお姉さんだとか。


なので、この試合は、彼女にとっては、非常に微妙な対戦カードで。


しかも、「両チームのクォーターバック」とかではなく、
クォーターバックラインバッカー」なわけですから、
本当の意味で「直接対決」するわけです。


案の定、ホークがクィンに襲い掛かるたびに、
クィンのお姉さんがアップで映し出されていました。


まあ、そういう機会(サックやQBプレッシャー)が多かった、というあたり、
ホークという選手の素晴らしさを表しているのかもしれませんね。


ちなみに、彼女は両チームのTシャツを半分ずつ繋ぎ合わせた、
手作り(?)のTシャツを着ておりましたが、
スタンドはノートルダム大側にいたようで、
インタビューでも、「弟に頑張ってもらいたい」みたいなことを言っていました。


・・・だからどうした、という話題かもしれませんが、
1・2年後に、NFLでも同じ話題が出るかもしれませんので。


ホークは4年生ですが、クィンは3年生なので、
クィンアーリーエントリーするかどうかが、今後注目されるところですね。


さて、次に、「オレンジボウル」、ペン州立大フロリダ州立大の試合。


下馬評は、ペン州立大の圧倒的優位、というものでした。


そんな中、ペン州立大に7点先制されるものの、
フロリダ州立大のディフェンス陣が粘りに粘った結果、
パントリターンタッチダウンで同点、
更に、ロングパスでフロリダ州立大が逆転に成功した、という試合展開。


ここで、本日の、試合がもつれにもつれた原因の1つが発生。
フロリダ州立大Kゲイリー・シスメージアが、
トライフォーポイントのキックを失敗してしまうんですね。


結果、逆転はしたものの7対13。


そして、前半終了間際。


残り時間29秒で、自陣奥深くでフロリダ州立大のオフェンスとなったときには、
このまま時間を流して終了することになりそうかと思われましたが、
1度セイフティになりそうになって、フロリダ州立大が弱気になったのを見て取ったか、
ペン州立大は、積極的にタイムアウトを取り、
時間を残して、パントを蹴らせることに成功。


これが敵陣40ヤード地点からの、絶好のオフェンス開始位置となります。
残り時間12秒。


次のプレーで15ヤードパスを通し、フィールドゴール圏内へ。


こうなったら、もう1プレーしてフィールドゴールのキック・・・かと思いきや、
なんと、次のプレーで、25ヤードのタッチダウンパス。


お見事でした。


これで、14対13とペン州立大が逆転し、前半終了。


案の定、と言いますか、
トライフォーポイント失敗の「1点」が響いてきました。


そして、第4クォーター早々。
オハイオ州立大は、セイフティを取られてしまいます。


セイフティの得点は2点。
というわけで、16対13に。


1点差だと微妙な差ですが、3点差になると、
何か収まりよく感じるのが不思議なところで。


・・・とか思っていたら、第4クォーター終盤に、
トライフォーポイントのキックを失敗したシスメージアが、
48ヤードの長い距離のフィールドゴールを成功させ、同点に。


・・・やはり収まりが良かった・・・?


と、ここでちょうど録画が終了。
ある意味、むちゃくちゃ絶妙なタイミングでした。
悔しさ倍増。


続きは「Play-by-Play」で見ようかどうしようか、と悩んでいたら、
同じく「SPORTS-i ESPN」でやっている「SPORTS CENTER」という、
アメリカのスポーツニュース番組(日本語吹き替え付き)で、
結果を知らせずに、続きを見せてくれました。


結局、同点のままオーバータイムに突入したんですね。


以下、後から「Play-by-Play」で見た情報も交えながら。


カレッジフットボールのオーバータイムは、
以前も書きましたとおり、先攻・後攻制で行われます。


まず、フロリダ州立大の先攻。


これが、敵陣25ヤード地点からのオフェンスの開始なのに、
1度ファーストダウンを獲得した後に、ランでロスして、
さらに反則で10ヤード罰退したりして、
結局、敵陣27ヤード地点からのフィールドゴール挑戦をすることに。


これをキッカーシスメージアが失敗。


フロリダ州立大、絶体絶命のピンチです。
何せ、ペン州立大フィールドゴールを決めれば、そこで試合終了になってしまうので。


そして、後攻ペン州立大は、安全策。
既に、オフェンス開始位置が「フィールドゴール圏内」ですから、
ランを3回続け、4ヤード進んだだけ(敵陣21ヤード地点)でフィールドゴール挑戦。


ところが、なんと、これをペン州立大Kケヴィン・ケリーが失敗。


試合は、「ダブルオーバータイム」に突入しました。


今度は、先攻がペン州立大
小気味良くパスでボールを進めると、最後は2ヤードのタッチダウンラン。
ケリートライフォーポイントのキックも成功。


またしてもフロリダ州立大ピンチ。


しかし、こちらもさるもので、同じく小気味良くボールを進め、タッチダウン
シスメージアトライフォーポイントのキックも成功。


なんとなんと、「トリプルオーバータイム」に突入しました。


ちなみに、「SPORTS CENTER」で紹介されていたのですが、
過去、「BCS」の仕組みが出来て以来、
4大ボウル」(=「BCSボウル」)でオーバータイムに突入したのは3試合目で、
過去の2試合は、オーバータイムとダブルオーバータイムで決着していたので、
「トリプル」までいくのは、初めてのことになるようです。


さて、今度はフロリダ州立大が先攻。


しかし、4ヤード進んだだけで、フィールドゴール挑戦をすることに。
これは、オーバータイム最初に失敗した距離よりも短い距離でしたが、
シスメージアは失敗してしまいます。


そして、ペン州立大の後攻。


敵陣12ヤード地点までボールを進めることに成功すると、
まだフォースダウンではありませんでしたが、フィールドゴールに挑戦。


これを、今度こそケリーがしっかりと決め、決着が付きました。


うーん、凄い試合だ・・・。
キッカーのミスが絡んでいるのは、あまり良くないですが)


SPORTS CENTER」のダイジェストでもドキドキしたのですが、
やっぱり、しっかりと映像で見たかったなぁ。
残念。


結果的に、この試合の「鍵」となった両チームのキッカーは、
ケリーが1年、シスメージアが2年と、2人とも若いですので、
来年以降も頑張ってもらいたいものです。
(特にシスメージアは、嫌なイメージを引きずらないように)


余談ですが、表彰式の模様も「SPORTS CENTER」で流れていましたが、
優勝カップの中に、みかんがたっぷりと入ってました。
うーん、さすが、「オレンジボウル」。


・・・ん? 待てよ。
となると、「シュガーボウル」は、優勝カップの中に砂糖がたっぷりと・・・?


・・・想像しただけで、甘ったるさが口の中に広がってきました。
まあ、さすがに「砂糖たっぷり」は無いでしょうが。


さて、いよいよボウルゲームも、残り1試合となりました。
シュガーボウルは明後日のテレビ放映ですが、既に試合は終わっています)


BCS全米選手権ローズボウル」。
USCテキサス大


アメリカでは現在、NFLプレーオフの話題よりも、
ローズボウルの話題で持ちきりのようですが、
その中でも、USCに対する話題が特に多いようで、
テキサス大は、あまり注目されていない、という状況のようです。


ただし、実力的には互角で、
「オフェンス力はほとんど変わらないが、ディフェンス力はテキサス大の方が上」、
という根拠で、「テキサス大優位」という見方もあるそうです。


まあ、とにもかくにも、「楽しみ」という以外に言葉はないですね。


どうか、素晴らしい試合でありますように。