週間オフェンスラインMVP(第17週)



というわけで、遅れに遅れてしまいましたが、
第17週の、「オフェンスラインスタッツ」を用いた「週間オフェンスラインMVP」、
および、レギュラーシーズン終了時点の「オフェンスラインベスト10」を、
掲載したいと思います。


・・・第17週のことなど、かなり記憶が薄れてきているのですが・・・。


まず、第17週の「ベストオフェンスライン選手」は以下の通り。

  選手名 ラン パス 反則 オフェンスライン
ポイント
LT ウィリー・ロウフ
(チーフス)
22 11 0 33
LG デリック・ドッカリー
レッドスキンズ
34 -5.5 0 28.5
C スティーヴ・マッキニー
テキサンズ
30 0 0 30
RG デイヴィッド・バース
49ers
44 -3 0 41
RT ザック・ウィーガート
テキサンズ
20 0 0 20



カンザスシティ・チーフスTウィリー・ロウフはともかく、
あとは、珍しい名前・・・というか、珍しいチームが並んでいますねぇ。


確かに、第17週のヒューストン・テキサンズサンフランシスコ・49ersの試合は、
激しい試合になっていましたが。


というわけで、第17週の「週間オフェンスラインMVP」は、
サンフランシスコ・49ersGデイヴィッド・バースです。


バースは、2005年のドラフト2巡指名で49ers入りしたルーキー。
49ersは全体1位の指名権がありましたから、
バースが「2巡最初の指名選手」ということになりますね。


今シーズンは、本人もやや怪我に苦しむところがありましたが、
結局、他の選手の怪我により、出場機会が巡ってきて、
最終的には16試合中13試合出場で、最後の5週はスターター出場しておりました。


2005年の全体1位指名選手、QBアレックス・スミスとともに、
49ersのオフェンスを支えていく存在として指名されたのでしょうが、
今シーズンは、どちらも不本意なシーズンだったことでしょう。


ただ、まだまだ1年目。
来シーズン以降、更なる成長を遂げて、
49ersのオフェンスをしっかりと支えていってもらいたいものです。


そういう意味では、最終週を良い形で終われたのは良かったですね。


さて、レギュラーシーズン終了時点での「オフェンスラインベスト10」は、以下の通り。

  選手名 ラン パス 反則 オフェンスライン
ポイント
1位 RT ライアン・ディーム
(コルツ)
108 102 -28 182
2位 LT マット・ラプシス
ブロンコス
172 20 -28 164
3位 LG モントレイ・ホーランド
(セインツ)
194 4.5 -35 163.5
4位 LG ベン・ハミルトン
ブロンコス
194 10 -42 162
5位 C トム・ネイレン
ブロンコス
178 10 -28 160
6位 RG クーパー・カーライル
ブロンコス
178 10 -35 153
7位 C スティーヴ・マッキニー
テキサンズ
220 -47 -21 152
8位 C レチャールズ・ベントリー
(セインツ)
178 -23.5 -21 133.5
9位 LG ライアン・リルヤ
(コルツ)
88 59 -14 133
10位 RT ウィリー・アンダーソン
ベンガルズ
28 123 -28 123



というわけで、最後の2週は「温存」で出場しておりませんでしたが、
インディアナポリス・コルツTライアン・ディームが、結局逃げ切りました。


第7週で1位になって以降、第12週で一旦2位に落ちましたが、
あとは、常に1位をキープし続けておりました。
間違いなく、コルツの快進撃の一因が、このディームの活躍にあると言っても良いでしょう。


ランブロッキングポイント」と「パスプロテクションポイント」を比べてみると、
大抵、どちらかが高くてどちらかが低くなっているのですが、
ディームの場合、ほとんど同じ値というバランスのよさ。
他のベスト10入り選手と比べてみると、違いがよく分かると思います。


ちなみに、同じコルツでディームの反対側を担っているTタリック・グレンは、
最終的に11位だったのですが、
こちらは、「ランブロッキングポイント」がやや低くなっているんですよね。


そういう意味でも、コルツのオフェンスのバランスのよさは、
ディームが支えていると言っても過言ではないでしょう。


プレーオフでも、活躍を見せてもらいたいですね。


さて、他の選手を見てみると、第16週で大量にベスト10入りしてきていた、
デンバー・ブロンコスの面々が、最終的にもベスト10に残りました。


上位6人のうち4人がブロンコスの選手というのは、素晴らしいですねぇ。
今シーズン、ナンバー1のオフェンスラインユニットと言えるかもしれません。


第4週・第5週時に1位で、今シーズンずっと注目していた、
サンディエゴ・チャージャーズGクリス・ディールマンは、
最終的には13位でした。


チャージャーズプレーオフを逃してしまいましたが、
そのオフェンス力は、素晴らしいものがあったのではないでしょうか。


ディールマンが、その中でどういう評価をされているかは分かりませんが、
来シーズンも引き続き注目していきたいところ。
頑張ってもらいたいですね


あと、第12週で一旦1位に躍り出ていた、
シンシナティ・ベンガルズCリッチ・ブレアムは、
最終的に、25位にまで落ちてしまいました。


この急激な落ち方は、ベンガルズがシーズン終盤にやや失速したことと、
ちょうど対応するように思います。
基本的に「オフェンス力」で勝ち進んできたチームですからね。


今シーズンの強さは、「勢い」だったのか、それとも「地力」だったのか。
来シーズンにも注目していきたいところです。


「レギュラーシーズンのまとめ」は、こんなところで。