週間オフェンスラインMVP(ワイルドカードプレーオフ)
では、引き続き、
ワイルドカードプレーオフの「週間オフェンスラインMVP」を。
まず、ワイルドカードプレーオフの「ベストオフェンスライン選手」は以下の通り。
選手名 | ラン | パス | 反則 | オフェンスライン ポイント |
|
---|---|---|---|---|---|
LT | レヴィ・ジョーンズ (ベンガルズ) |
12 | -3 | 0 | 9 |
LG | デリック・ドッカリー (レッドスキンズ) |
34 | -4 | 0 | 30 |
C | ラス・ホクスタイン (ペイトリオッツ) |
30 | -4 | 0 | 26 |
RG | トゥータン・レイエス (パンサーズ) |
30 | -1 | 0 | 29 |
RT | ケニヤッタ・ウォーカー (バッカニアーズ) |
12 | 6 | 0 | 18 |
ちょうど、すぐ上に第17週のものがあるので、
見比べていただけると分かりやすいのですが、
全般的に、かなり値が低いです。(特に左タックルなんて・・・)
もちろん、いつもは32チームの中で見ているのに対し、
これは8チームの中で比べられたものではあるのですが、
なんとなく、ワイルドカードプレーオフ4試合ともに「低調」という感じがあったので、
それが如実に表れているようにも思われます。
そんな中での、今週の「週間オフェンスラインMVP」は、
ワシントン・レッドスキンズのGデリック・ドッカリーです。
またしても、第17週のものを見ていただければと思うのですが、
ドッカリー、「2週連続」の登場なんですよね。
ワイルドカードプレーオフでは、大方の予想を覆して、
レッドスキンズがタンパベイ・バッカニアーズに競り勝ったのですが、
レギュラーシーズンの終盤からの「勢い」が、
そのまま出ていた感じが、こんなところにも表れていますねぇ。
この試合のレッドスキンズといえば、
「プレーオフ史上、最も少ない獲得ヤードでの勝利」という記録が出来たのですが、
「オフェンスラインスタッツ」を見る限り、
獲得ヤードこそ少なくても、確実に前へ前へとランで進めていたことが、
勝利につながったと言えるのかもしれません。
ドッカリーは、2003年にドラフト3巡でレッドスキンズに指名され、
その年から、全試合に出場(スターターも13試合)。
翌年からは、全試合にスターター出場し続けています。
レッドスキンズは、オフェンスの中核として、
昨シーズンRBクリントン・ポーティス、今シーズンWRサンタナ・モスが加入し、
それが結実したのが、「プレーオフ進出」という結果なのだと思うのですが、
ドッカリーがそのオフェンスの一翼として成長していることも、
レッドスキンズ躍進の一因と言って良いのかもしれません。
オフェンスの中核は、若手が結構揃っていますので、
(クォーターバック(マーク・ブルネル)はベテランですが)
今後の「チームの成長」という意味でも、楽しみなところです。
是非、ポーティスやモスとともに、ドッカリーにも成長してもらい、
素晴らしいオフェンスを作り上げていってもらいたいですね。