NFLヨーロッパの基礎



NFLヨーロッパ、始めました。


・・・と、「冷やし中華、始めました」みたいな書き出しですが、
僕がヨーロッパでアメフトを始めた・・・というわけではありません。(そりゃそうだ)


・・・いや、すいません。
なんか、「カレッジフットボール、始めました」の時と同じ始まりにしたらどうだろう、
とか思っちゃっただけです。


ついでなんで、その続きも、ほとんどコピーして書いてしまいますと・・・。


以前にもちょっと書きましたが、NFLヨーロッパは、
数年後のNFLに直結してきますので、
是非、触れられる範囲で触れたいなぁ、と思っていました。


で、シーズン終了後に開幕に向けてちょっとずつ触れていこう、
とか考えていたのですが、たまたまNFLのニュースを見たら、
なんともちょうど良い話題があったので、今日から取り上げることにします。


ちなみに、僕の「NFLヨーロッパ習熟度」(?)は、結構低いです。
数年前から、折に触れニュースは見ていましたが、
チーム名もほとんど出てこない程度の知識しかありません。


この日記に書きながら、ちょっとずつ勉強していきたいと思いますので、
たまに変なことを書いても、大目に見てください。


・・・以上、ほぼコピー。
http://d.hatena.ne.jp/Kiyota/20051208 」と見比べていただければ。


こちらの場合、「数年後のNFLに直結」は、ちょっと言い過ぎか・・・。


まあ、それはともかく、そんなわけでNFLヨーロッパの話題に触れていくわけですが、
何が「ちょうど良い話題」なのかというと、
どうも、明日(現地時間)、NFLヨーロッパドラフトが開かれるみたいなんですよね。


実は、NFLヨーロッパに「ドラフト」があるなんて、初めて知りました。
どうやってやるんだろう・・・。


日本人選手とかの「ナショナルプレーヤー」と、
NFLのチームから派遣される選手の、両方ともが「ドラフト」にかかるのか?
それとも、それとは全く関係ない選手のためのものなのか?


まあ、明後日にでもなれば分かると思うので、
特に今頑張って調べずに、今後のニュースを見ていきたいと思っています。


本日は、その準備段階として、NFLヨーロッパの仕組みを簡単に説明したいと思います。
・・・といっても、先ほども書きましたとおり、僕自身が「初心者」なので、
調べながらの「説明」になりますが・・・。


歴史的なことを言えば、NFLヨーロッパは、
ワールドリーグオブアメリカンフットボール」という名称で1991年に始まり、
途中、2年間の休止を挟んだりしながら、
1998年に、現在の「NFLヨーロッパ」という名称になった、とのことです。


そのあたりは、「NFL JAPAN」のホームページに説明がありますので、
 http://www.nfljapan.co.jp/europe/index.html
こちらをご覧いただければ。


ここにも書いてありますが、NFLヨーロッパの意義は、大きく3つあって、

ということになると思います。


NFL」という組織にとっては、どれも大事なことですが、
特に、NFLの各チームにとっては、2番目の「若手育成」が結構重要で。


以前に、「NFLにおけるプレシーズンゲームの位置付け」について書いたことがありましたが、
そのときにも書いたように、試合数は少ないは、「2軍」は無いはで、
NFLでは、若手を実戦で試したりすることが、
なかなか難しい体制になっているんですよね。


NFLヨーロッバは、そのための受け皿となっていて、
チームから数選手を派遣し、そこでの出来を見て、
ロースターに残すかどうかを決める、ということも行われています。


ちょうど数週間前から、誰がNFLヨーロッパに派遣されるか、ということが、
各チームから続々と発表されていたりします。


先ほど紹介した「NFL JAPAN」のページで、「NFLヨーロッパ経験選手」として、
アリゾナ・カーディナルズのQBカート・ウォーナー
ニューイングランド・ペイトリオッツKアダム・ヴィナティエリ
カロライナ・パンサーズのQBジェイク・デローム
カンザスシティ・チーフスWRダンテ・ホールの名前がありますが、
他にも、ざっと見てみると、(僕の印象に残っている選手中心)
バッファロー・ビルズのQBケリー・ホルコム
シンシナティ・ベンガルズのQBジョン・キトナ
ミネソタ・ヴァイキングスのQBブラッド・ジョンソン
ニューオリンズ・セインツのQBトッド・バウマン
ニューヨーク・ジェッツのQBジェイ・フィードラー
セントルイス・ラムズのQBジェイミー・マーティン
タンパベイ・バッカニアーズKマット・ブライアント
テネシー・タイタンズRBジャレット・ペイトン
インディアナポリス・コルツKホセ・コルテス
カンザスシティ・チーフスKローレンス・タインス
フィラデルフィア・イーグルスKデイヴィッド・エイカーズ
タンパベイ・バッカニアーズKトッド・フランス
・・・と、そんなあたりが「NFLヨーロッパ経験選手」です。
(ほとんどクォーターバックキッカーですいません)


今シーズン開幕前後に、元シカゴ・ベアーズのQBカート・キットナーについて、
よく触れていましたが、キットナーも「NFLヨーロッパ経験選手」ですね。


と、まあ、「数年後のNFLに直結」とまではいかなくても、
結構、ここから台頭してくる選手というのもいたりするわけです。


日本人選手がいる、ということで、NFLヨーロッパというと、
アメリカ人以外の選手の発掘のため」というところばかりが注目されがちですが、
僕としては、あくまで「NFLを楽しむため」の一環なので、
特に「NFL若手選手の育成のため」というところに注目していきたいと思っています。


もちろん、日本人選手にも頑張ってもらいたいですけどね。


さて、NFLヨーロッパの説明に話を戻しますが、
現在、NFLヨーロッパには、チームが6つ存在します。


アムステルダム・アドミラルズケルン・センチュリオンズライン・ファイヤー
ハンブルグ・シーデビルズベルリン・サンダーフランクフルト・ギャラクシー


実は、2年前までは、「スコティッシュ・クレイモアズ」というチームがあったのですが、
それがなくなって、シーデビルズが昨年から出来た、という経緯があります。


1チーム減って1チーム増えたのだから、特に大きな変化は無い、と思えるところですが、
クレイモアズはイギリス(スコットランド)のチームだったのに対し、
シーデビルズはドイツのチーム。


チーム名を見てお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、
アドミラルズ以外、全てドイツを本拠地とするチームになってしまったのです。
(アドミラルズはオランダ)


こうなってくると、「NFLヨーロッパ」という名称もどうなんだ、と思えてくるところ。
ほとんど、「NFLドイツ」状態。
オランダはドイツの隣だから、広がり的にも全然「ヨーロッパ」じゃないし。


まあ、そんな事情はあるわけですが、
逆に、ドイツではアメフトが盛んで、こういった試みの受け皿になっているわけですから、
そういう意味では、別に「NFLドイツ」でもいいんですけどね。


目的の1つ、「NFLアメリカンフットボール)の世界的普及のため」には、
ちょっと程遠くなってしまいますが・・・。


毎年、選手が入れ替わりますので、どのチームが強い・弱いというのも、
あまり意味がないかとは思いますが、
昨年「優勝」したのはサンダー、「準優勝」がアドミラルズでした。


で、何をもって「優勝」と言っているのか。
ということで、NFLヨーロッパのシーズンの仕組みを。


NFLヨーロッパのレギュラーシーズンは10週間。
6チームですから、対戦相手は5チーム。
つまり、ホームとアウェイで総当り対戦、ということですね。


で、レギュラーシーズンが終わった時点での上位2チームが、
ナンバー1決定戦の「ワールドボウル」で対戦する、
・・・と、そんな流れになっています。


「ワールドボウル」なんて言うと、まるでこの試合が、
「世界一決定戦」のようかにも思えてきますが、
もちろん、そんなことはありませんね。


ただ、NFLにとってみたら、
「いつかはそうなってもらいたい」という願いを込めての命名なのかもしれません。
・・・何十年後になることか分かりませんが。


ちなみに、昨シーズンの「ワールドボウルMVP」が、前述のキットナーでした。


以上、シーズンの流れでした。
いやぁ、カレッジフットボールに比べて、分かりやすいなぁ。


さて、今シーズンの今後の日程ですが、
実は、昨シーズンの日程と比べると、どういう理由か、
シーズン全体が、2週間早まっているんですよね。


というわけで、昨シーズンと仕組みが変わっているところもあるかもしれませんが、
まず、2月の初めから、「ナショナルプレーヤー」たちを集めて、
ミニキャンプが行われます。


ナショナルプレーヤー」というのは、たびたび書いていますが、
まあ、簡単に言えば、「アメリカ人以外の選手」です。
(詳しくは、クリックしてキーワードの説明をご覧ください)


この時点では、まだ所属チームは決まっていません。


そのキャンプの終わりに、ロースターカット第1弾があります。
何人残れる決まりなのかは知らないのですが、昨年は参加78人で58人残留だった模様。


ここで、ナショナルプレーヤーの所属チームが決定され、
(どのような手順で決定するのかは知りません)
さらに、NFLからの派遣選手等が合流し、トレーニングキャンプに入ります。


ああ、そうか。
そうなると、明日のドラフトは、やっぱりNFLからの派遣選手が対象なのかな。


で、このキャンプが、恐らく2月20日頃(?)から3月初めにかけて。
(昨年は3月になってからでしたが、2週間早まると思われるので)


このキャンプの最後に、ロースターカット第2弾があり、
最終ロースターが決定します。(各チーム何人なのかは知りません)


そして、レギュラーシーズン入り。


開幕戦は3月13日(2月15日訂正:開幕戦は「3月18日」でした)
最終週は5月20日。
そして、ワールドボウルは5月27日。


・・・と、とりあえず、そんなところですかね。


途中、「知りません」と書いたところは、
おいおい、ニュースを追いながら勉強していきたいと思います。


とりあえず、今回、調べているうちに、
どうやら、「NFLチーム所属選手用」と「フリーエージェント用」の、
2つのドラフトがあるということが分かったのですが、(昨年は)
まあ、何はともあれ、明日のドラフトに注目しておきます。


本日は、こんなところで。