来週からスカウティングコンバイン



ただいま、世間はトリノオリンピック一色。


・・・なのですが、ここまで全く見ておりませんでした。


が、先ほど、「男子モーグル予選」を見まして。


ご存知の方も多いのかも知れませんが、
この競技の優勝候補の1人に、アメリカのジェレミー・ブルームという選手がいます。
なんでも、昨年のワールドカップチャンピオンなのだとか。


実は、この人、アメリカンフットボール選手としても有名で、
コロラド大ワイドレシーバーとして活躍しておりました。


ところが、スキー関連で報酬を受け取ったことがNCAAの規定に触れ、
以降、フットボールの試合に出場することが出来なくなっていたのです。


そして、それからはスキー一筋に打ち込み、ついに頂点に立つまでになったのですが、
やはり、アメフトのことが忘れられず。


このオリンピックを最後にスキー競技から引退し、
NFLに挑戦することを明言している・・・というそんな選手なのでした。


で、まあ、ブルーム目当てで見たわけですが。


そもそも、「モーグル」という競技自体、まともに見るのは初めてなので、
長野オリンピックの時ですら見てなかったからなぁ・・・)
見て分かるものなのかどうか、とも思ったのですが、
解説を聞いていたら、なんとなく分かった気になって見られました。


やっぱり、「おお、凄いなぁ」と思えるものは大体点数が高くて、
「あっ、ミスしたな」と思うと、点数が低くなるもので。


ブルームは、1回ミスがあって、予選通過順位は4位。
明日の朝には決勝の結果が出ていると思うのですが、
なんとか有終の美を飾ってもらいたいですねぇ。


で、そのブルームNFLに挑戦するにあたって、
まず挑むのが、「スカウティングコンバイン」というもの。


これは、ドラフト指名候補者を対象とした「合同能力測定会」のことで、
各チームのスカウト担当者が集まって、40ヤード走などを見守り、
また、場合によっては個別面接などをして、
ドラフト指名への参考とする、というものです。


毎年、ここでの出来如何によって、ドラフト指名順位が大きく上下することがあり、
上位指名確実と言われている選手たちにとっても、
ここを無事クリアするまでは気が抜けない、という、
そんな重要な位置付けのイベントになります。


例年2月下旬に、インディアナポリス・コルツの本拠地である、
RCAドーム」で行われていまして、
今年は、来週、2月22日から28日の日程で行われることになっています。


もちろん、注目のUSCRBレジー・ブッシュやQBマット・ライナート
テキサス大QBヴィンス・ヤングや、
個人的に注目しているバンダービルト大のQBジェイ・カトラーなど、
有力選手も、皆、参加予定です。


これが終わったあとも、有力大学をスカウト担当者が回るようですが、
ドラフトに向けて、大きな動きがあるとすると、
このイベントが最後になるのではないかと思います。


是非、注目していきたいですね。


ちょっと前に、スカウティングコンバインに招待された選手が発表されましたので、
近々、「NFL備忘録」に、ポジション別で載せたいと考えています。


いや、ちょっと前から、コツコツ選手登録していっているのですが、
なんせ、全部で331人もいますから、多くて多くて・・・。


でも、この人数って、全ドラフト指名人数より多いですから、
これで大体、今年のドラフト指名者はカバー出来そうな感じです。


スカウティングコンバイン後、ドラフトに向けて、
注目選手などを、徐々にピックアップしていきたいと思っています。