オハイオ州立大の話



ドラフトに向けて「出身大学」に注目して見ていく、
・・・というような方針を書いたのが約2週間前。


その直後に、スカウティングコンバインの話題が続いたりして、
すっかり、そのままになっておりました。


まあ、「バンダービルト大の話」だけで終わるのも、ある意味、面白いですが・・・。


さて、本日は「オハイオ州立大」。
スカウティングコンバインのときにもたびたび名前が出てきておりました。


まずは、キッカージョシュ・ヒューストン
先輩は、昨年のドラフト2巡指名、ニューヨーク・ジェッツKマイク・ニュージェント
・・・という話題もありました。


というか、そのとき、なぜか「ネイト・キーディング」と書いていたことに、
たった今、見直していて気が付きました。
お詫びして訂正します。


ヒューストンは、あまり注目されていない、今年のキッカー選手の中で、
かろうじてドラフト指名されるのではないかと思われている選手です。


次に、オハイオ州立大の名前が出てきたのは、
オフェンスライン選手のワークアウトの日に、
20ヤードシャトルで1位のタイムを出し、動きが目立っていたCニック・マンゴールド


髪型が「ポニーテール」だった選手・・・と言った方が通りが良いでしょうか。
・・・って、その覚え方もどうかと思うが。


それから、オハイオ州立大といえば、ラインバッカーA・J・ホーク


ドラフトの目玉の1人にして、
ノートルダム大のQBブレイディ・クィンのお姉さんの彼氏です。
・・・って、その話はもういいって?


まあ、そもそも、その話題が出てきたキッカケであるとおり、
昨シーズンのボウルゲームでは、オハイオ州立大は「フィエスタボウル」に出場し、
ノートルダム大と対戦、勝利しております。


バンダービルト大とは、対照的なほどの「伝統強豪校」。


バンダービルト大のときに、ここ4年の成績を書いたので、こちらも並べてみますと、
 2002年:14勝0敗
 2003年:11勝2敗
 2004年:8勝4敗
 2005年:10勝2敗


・・・かわいそうなので、バンダービルト大と比べないでやってください。


ちなみに、2002年は、その年の「BCS全米選手権」だったフィエスタボウルに出場し勝利。
見事、全米チャンピオンとなっております。
(1936年以降、全米チャンピオンには6回輝いていたりします)


もちろん、他の年もボウルゲームに出続けており、
ここ17年で、ボウルゲームに出場できなかったのは1999年のみ。


通算では、奇しくも、バンダービルト大と全く同じく116年の歴史があり、
その間のボウルゲーム通算成績は、18勝19敗。


・・・かわいそうなので、バンダービルト大と比べないでやってください。


オールアメリカンに選出されているのは、延べ71人。


・・・かわいそうなので・・・って、かわいそうなら書くなよ、自分。


ついでなので、もう1つ書くと、その116年間の通算成績は、
バンダービルト大が勝率約5割なのに対し、
オハイオ州立大は勝率約7割だったりします。


また、バンダービルト大は23年連続勝ち越していない、と書きましたが、
オハイオ州立大が前回負け越したのは18年前、1988年のことになります。


・・・まあ、それはともかく。


これだけの強豪校ですから、当然、ハイズマン賞受賞者も排出しております。
その人数は「延べ」6人。


これまで71年のハイズマン賞の歴史の中で「6人」ですから、
なかなか多いのではないでしょうか。


1番最近は、1995年に受賞した、RBエディ・ジョージ
NFLでもテネシー・タイタンズで活躍し、
昨年、ダラス・カウボーイズで引退した名ランニングバックですね。


そして、その前には、1974年と1975年の2回ハイズマン賞を受賞した、
RBアーチー・グリフィンの名前があります。


これまでのところ、唯一の「ハイズマン賞2回受賞者」は、
オハイオ州立大の選手だったわけです。


・・・と、まあ、書けば書くほど、
オハイオ州立大がカレッジフットボールでどれだけ重い存在であるかが、
分かってくるような気がしますね。


そんなオハイオ州立大出身のNFL現役選手(フリーエージェント選手を除く)は、
全部で36人。
さすが、一大勢力となっていますねぇ。


目立つところでは、まず、1997年のドラフト全体1位指名選手である、
セントルイス・ラムズTオーランド・ペイス


プロボウルにも、ここ7年連続選出されているペイスは、
現役「オハイオ州立大出身者」の中で、トップ選手と言って良いでしょう。


他に、プロボウラーとなっているのは、
マイアミ・ドルフィンズWRデイヴィッド・ボストン
バッファロー・ビルズCBネイト・クレメンツ
ダラス・カウボーイズWRテリー・グレン
ワシントン・レッドスキンズCBショーン・スプリングス
そして、ワシントン・レッドスキンズPトム・トゥーパ
・・・といったところ。


その他にも、カロライナ・パンサーズCBクリス・ギャンブルや、
タンパベイ・バッカニアーズWRジョーイ・ギャロウェイ
インディアナポリス・コルツSSマイク・ドス
・・・などなど、よく聞く名前が並んでおります。


やはり、ただ人数が多いだけでなく、「オハイオ州立大出身者」には、
NFLで活躍できる選手が多い、ということなのでしょう。


今年のドラフト指名候補選手も、なかなか個性派ぞろいで、
注目されている選手が多いので、期待したいところですね。


また、昨年は、大量14人の選手がドラフト指名されたオハイオ州立大出身者。
(うち、3人が1巡指名でした)
今年は何人が指名されるでしょうか。


注目して、見ていきたいところです。